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四つの福音書による一つのイエス物語133 |
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マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました |
マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます |
物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています |
福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました |
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133 |
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舟で人里はなれた所へ行く |
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上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか |
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ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ |
ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ |
ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ |
ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ |
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馬可傳iケ書 |
馬太傳iケ書 |
路加傳iケ書 |
約翰傳iケ書 |
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マルコ傳iケ書 |
マタイ傳iケ書 |
ルカ傳iケ書 |
ヨハネ傳iケ書 |
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マルコによる福音書 |
マタイによる福音書 |
ルカによる福音書 |
ヨハネによる福音書 |
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6;30〜33 |
14;13〜14 |
6;1〜3 |
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第六章三〇〜三三節 |
第一四章一三〜一四節 |
第六章一〜三節 |
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英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう |
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馬可傳iケ書第六章 |
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三十 使徒等イエスに集りて行へる事と教し事とを悉く彼に告 |
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三一 イエス彼等に曰けるは爾曹衆を避て我と偖に暫く寂寞ところに往て休むべし是往來のもの多して食する暇も無りしが故なり |
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三二 かれら人を避舟にて寂寞ところに往り |
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三三 其往を見て衆人おほくイエスをしりゥ邑より歩行にて趨り彼等の往んとする所へ先ち往てイエスに集れり |
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馬太傳iケ書第一四章 |
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十三 イエスこれを聞て人をさけ舟に登て其處を去さびしき處に往給ひしが衆人きゝて歩行にて彼に從へり |
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十四 イエス出て多の人を見て之を憫み其病る者を醫せり |
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約翰傳iケ書第六章 |
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一 此後イエス ガラリヤの湖すなはちチベリヤの湖の前岸へ濟しに |
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二 許多の人々これに隨ふ蓋彼が病し者に行し休徵を見しが故なり |
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三 イエス山に上り弟子と偕に其處に坐せり |
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日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう |
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マルコ傳iケ書第六章 |
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三〇 使徒たちイエスの許に集りて、その爲ししこと、ヘへし事をことごとく吿ぐ。 |
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三一 イエス言ひ給ふ『なんぢら人を避け、寂しき處に、いざ來りて暫し息へ』これは往來の人おほくして、食する暇だになかりし故なり。 |
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三二 斯て人を避け、舟にて寂しき處にゆく。 |
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三三 其の往くを見て、多くの人それと知り、その處を指して、町々より徒歩にてともに走り、彼等よりも先に往けり。 |
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マタイ傳iケ書第一四章 |
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一三 イエス之を聞きて人を避け、其處より舟にのりて寂しき處に往き給ひしを、群衆ききて町々より徒歩にて從ひゆく。 |
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一四 イエス出でて大なる群衆を見、これを憫みて、その病める者を醫し給へり。 |
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ヨハネ傳iケ書第六章 |
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一 この後イエス、ガリラヤの海、即ちテベリヤの海の彼方にゆき給へば、 |
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二 大なる群衆これに從ふ、これは病みたる者に行ひたまへる徵を見し故なり。 |
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三 イエス、山に登りて、弟子たちと共にそこに座し給ふ。 |
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日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう |
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マルコによる福音書第六章 |
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三〇 さて、使徒たちはイエスのもとに集まってきて、自分たちがしたことや教えたことを、みな報告した。 |
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三一 するとイエスは彼らに言われた、「さあ、あなたがたは、人を避けて寂しい所へ行って、しばらく休むがよい」。それは、出入りする人が多くて、食事をする暇もなかったからである。 |
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三二 そこで彼らは人を避け、舟に乗って寂しい所へ行った。 |
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三三 ところが、多くの人々は彼らが出かけて行くのを見、それと気づいて、方々の町々からそこへ、一せいに駆けつけ、彼らより先に着いた。 |
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マタイによる福音書第一四章 |
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一三 イエスはこのことを聞くと、舟に乗ってそこを去り、自分ひとりで寂しい所へ行かれた。しかし、群衆はそれと聞いて、町々から徒歩であとを追ってきた。 |
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一四 イエスは舟から上がって、大ぜいの群衆をごらんになり、彼らを深くあわれんで、そのうちの病人たちをおいやしになった。 |
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ヨハネによる福音書第六章 |
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一 そののち、イエスはガリラヤの海、すなわち、テベリヤ湖の向こう岸へ渡られた。 |
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二 すると、大ぜいの群衆がイエスについてきた。病人たちになさっていたしるしを見たからである。 |
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三 イエスは山に登って、弟子たちと一緒にそこで座につかれた。 |
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Office Murakami |