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四つの福音書による一つのイエス物語117 |
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マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました |
マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます |
物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています |
福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました |
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117 |
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受け入れない町々を呪う |
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上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか |
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ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ |
ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ |
ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ |
ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ |
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馬可傳iケ書 |
馬太傳iケ書 |
路加傳iケ書 |
約翰傳iケ書 |
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マルコ傳iケ書 |
マタイ傳iケ書 |
ルカ傳iケ書 |
ヨハネ傳iケ書 |
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マルコによる福音書 |
マタイによる福音書 |
ルカによる福音書 |
ヨハネによる福音書 |
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11;20〜24 |
10;13〜16 |
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第一一章二〇〜二四節 |
第一〇章一三〜一六節 |
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英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう |
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馬太傳iケ書第一一章 |
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二十 厥時イエス多の異能を行たまひたるゥ邑の悔改めざるに由て責いひけるは |
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二一 あゝ禍なる哉コラジンよ噫禍なる哉ベテサイダよ爾曹の中に行し異能を若ツロとシドンに行しならば彼等は早く麻をき灰を蒙りて悔改しなるべし |
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二二 われ爾曹に吿ん審判の日にはツロとシドンの刑罪は爾曹よりも却て易からん |
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二三 既に天にまで舉られしカペナウムよ又陰府に落さるべし蓋なんぢに行し異能を若ソドムに行しならば今日までも尚保存しならん |
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二四 我なんぢらに吿ん審判の日にソドムの地は爾よりも却て易かるべし |
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路加傳iケ書第一〇章 |
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十三 あゝ禍なる哉コラジンよ噫禍なる哉ベテサイダよ爾曹の中に行し異能を若ツロとシドンに行しならば彼等は早く麻をき灰を蒙り坐して悔改しなるべし |
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十四 審判にはツロとシドンの刑罰は爾曹よりも却て易からん |
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十五 已に天にまで舉られたるカペナウンよ又陰府に落さるべし |
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十六 爾曹に聽者は我に聽なり爾曹を棄る者は我を棄るなり我を棄る者は我を遣しゝ者を棄るなり |
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日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう |
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マタイ傳iケ書第一一章 |
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二〇 爰にイエス多くの能力ある業を行ひ給へる町々の悔改めぬによりて、之を責めはじめ給ふ、 |
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二一 『禍害なる哉、コラジンよ、禍害なる哉、ベツサイダよ、汝らの中にて行ひたる能力ある業をツロとシドンとにて行ひしならば、彼らは早く荒布を著、灰の中にて悔改めしならん。 |
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二二 されば汝らに吿ぐ、審判の日にはツロとシドンとのかた汝等よりも耐へ易からん。 |
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二三 カペナウムよ、なんぢは天にまで擧げらるべきか、黃泉にまで下らん。汝のうちにて行ひたる能力ある業をソドムにて行ひしならば、今日までも、かの町は遺りしならん。 |
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二四 然れば汝らに吿ぐ、審判の日にはソドムの地のかた汝よりも耐へ易からん』 |
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ルカ傳iケ書第一〇章 |
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一三 禍害なる哉、コラジンよ、禍害なる哉、ベツサイダよ、汝らの中にて行ひたる能力ある業を、ツロとシドンとにて行ひしならば、彼らは早く荒布をき、灰のなかに坐して、悔改めしならん。 |
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一四 然れば審判にはツロとシドンとのかた汝等よりも、耐へ易からん。 |
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一五 カペナウムよ、汝は天にまで擧げらるべきか、黃泉にまで下らん。 |
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一六 汝らに聽く者は我に聽くなり、汝らを棄つる者は我を棄つるなり。我を棄つる者は我を遣し給ひし者を葉つるなり』 |
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日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう |
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マタイによる福音書第一一章 |
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二〇 それからイエスは、数々の力あるわざがなされたのに、悔い改めることをしなかった町々を、責めはじめられた。 |
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二一 「わざわいだ、コラジンよ。わざわいだ、ベツサイダよ。おまえたちのうちでなされた力あるわざが、もしツロとシドンでなされたなら、彼らはとうの昔に、荒布をまとい灰をかぶって、悔い改めたであろう。 |
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二二 しかし、おまえたちに言っておく。さばきの日には、ツロとシドンの方がおまえたちよりも、耐えやすいであろう。 |
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二三 ああ、カペナウムよ、おまえは天にまで上げられようとでもいうのか。黄泉にまで落されるであろう。おまえの中でなされた力あるわざが、もしソドムでなされたなら、その町は今日までも残っていたであろう。 |
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二四 しかし、あなたがたに言う。さばきの日には、ソドムの地の方がおまえよりは耐えやすいであろう」。 |
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ルカによる福音書第一〇章 |
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一三 わざわいだ、コラジンよ。わざわいだ、ベツサイダよ。おまえたちの中でなされた力あるわざが、もしツロとシドンでなされたなら、彼らはとうの昔に、荒布をまとい灰の中にすわって、悔い改めたであろう。 |
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一四 しかし、さばきの日には、ツロとシドンの方がおまえたちよりも、耐えやすいであろう。 |
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一五 ああ、カペナウムよ、おまえは天にまで上げられようとでもいうのか。黄泉にまで落されるであろう。 |
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一六 あなたがたに聞き従う者は、わたしに聞き従うのであり、あなたがたを拒む者は、わたしを拒むのである。そしてわたしを拒む者は、わたしをおつかわしになったかたを拒むのである」。 |
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Office Murakami |