|
|
|
|
|
|
|
|
|
四つの福音書による一つのイエス物語116 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました |
マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます |
物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています |
福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
* |
116 |
* |
七十二弟子に伝道の心得を教える |
* |
上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか |
|
ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ |
ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ |
ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ |
ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ |
|
馬可傳iケ書 |
馬太傳iケ書 |
路加傳iケ書 |
約翰傳iケ書 |
|
マルコ傳iケ書 |
マタイ傳iケ書 |
ルカ傳iケ書 |
ヨハネ傳iケ書 |
|
マルコによる福音書 |
マタイによる福音書 |
ルカによる福音書 |
ヨハネによる福音書 |
|
|
|
10;2〜12 |
|
|
|
第一〇章二〜一二節 |
* |
英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう |
|
|
|
路加傳iケ書第一〇章 |
|
|
|
二 彼等に曰けるは収稼は多く工人は少し故にその稼主に工人を収稼所に遣んことを求べし |
|
|
|
三 往われ爾曹を遣すは羔を狼のなかに入るが如し |
|
|
|
四 囊また旅袋履をも携こと勿れ途にて人に問候をもする勿れ |
|
|
|
五 人の家に入ば先其家の安全ならん事を求へ |
|
|
|
六 若こゝに安全の子あらば爾曹が祈る安全は其家に留らん若しからずば其祈る安全なんぢらに歸べし |
|
|
|
七 其家に居りて供る所のものは之を飮食せよ蓋工人の其工錢を獲は宜なればなり家より家に移ることを爲ざれ |
|
|
|
八 邑に入んに接る者あらば其なんぢらの前に供る者を食せよ |
|
|
|
九 邑の中なる病の者を醫せ亦衆人に~の國は爾曹に近けりと曰 |
|
|
|
十 もし邑に入んに接る者なくば衢に出て曰 |
|
|
|
十一 我儕に沾たる爾が邑の塵は爾曹に對て拂ん然ども~の國の近けるを知 |
|
|
|
十二 われ爾曹に吿ん其日いたらばソドムの刑罰は此邑よりも却て易かるべし |
* |
日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう |
|
|
|
ルカ傳iケ書第一〇章 |
|
|
|
二 『收穫はおほく、勞動人は少し。この故に收穫の主に勞動人をその收穫場に遣し給はんことを求めよ。 |
|
|
|
三 往け、視よ、我なんぢらを遣すは、羔羊を豺狼のなかに入るるが如し。 |
|
|
|
四 財布も袋も鞋も携ふな。また途にて誰にも挨拶すな。 |
|
|
|
五 孰の家に入るとも、先づ平安この家にあれと言へ。 |
|
|
|
六 もし平安の子、そこに居らば、汝らの祝する平安はその上に留らん。もし然らずば、其の平安は汝らに歸らん。 |
|
|
|
七 その家にとどまりて、與ふる物を食ひ飮みせよ。勞動人のその値を得るは相應しきなり。家より家に移るな。 |
|
|
|
八 孰の町に入るとも、人々なんぢらを受けなば、汝らの前に供ふる物を食し、 |
|
|
|
九 其處にをる病のものを醫し、また「~の國は汝らに近づけり」と言へ。 |
|
|
|
一〇 孰の町に入るとも、人々なんぢらを受けずば、大路に出でて、 |
|
|
|
一一 「我らの足につきたる汝らの町の塵をも汝らに對して拂ひ棄つ、されど~の國の近づけるを知れ」と言へ。 |
|
|
|
一二 われ汝らに吿ぐ、かの日にはソドムの方その町よりも耐へ易からん。 |
* |
日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう |
|
|
|
ルカによる福音書第一〇章 |
|
|
|
二 そのとき、彼らに言われた、「収穫は多いが、働き人が少ない。だから、収穫の主に願って、その収穫のために働き人を送り出すようにしてもらいなさい。 |
|
|
|
三 さあ、行きなさい。わたしがあなたがたをつかわすのは、小羊をおおかみの中に送るようなものである。 |
|
|
|
四 財布も袋もくつも持って行くな。だれにも道であいさつするな。 |
|
|
|
五 どこかの家にはいったら、まず『平安がこの家にあるように』と言いなさい。 |
|
|
|
六 もし平安の子がそこにおれば、あなたがたの祈る平安はその人の上にとどまるであろう。もしそうでなかったら、それはあなたがたの上に帰って来るであろう。 |
|
|
|
七 それで、その同じ家に留まっていて、家の人が出してくれるものを飲み食いしなさい。働き人がその報いを得るのは当然である。家から家へと渡り歩くな。 |
|
|
|
八 どの町へはいっても、人々があなたがたを迎えてくれるなら、前に出されるものを食べなさい。 |
|
|
|
九 そして、その町にいる病人をいやしてやり、『神の国はあなたがたに近づいた』と言いなさい。 |
|
|
|
一〇 しかし、どの町へはいっても、人々があなたがたを迎えない場合には、大通りに出て行って言いなさい、 |
|
|
|
一一 『わたしたちの足についているこの町のちりも、ぬぐい捨てて行く。しかし、神の国が近づいたことは、承知しているがよい』。 |
|
|
|
一二 あなたがたに言っておく。その日には、この町よりもソドムの方が耐えやすいであろう。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Office Murakami |