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四つの福音書による一つのイエス物語75 |
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マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました |
マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます |
物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています |
福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました |
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075 |
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岩の上に家を建てた人の譬を語る |
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上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか |
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ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ |
ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ |
ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ |
ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ |
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馬可傳iケ書 |
馬太傳iケ書 |
路加傳iケ書 |
約翰傳iケ書 |
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マルコ傳iケ書 |
マタイ傳iケ書 |
ルカ傳iケ書 |
ヨハネ傳iケ書 |
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マルコによる福音書 |
マタイによる福音書 |
ルカによる福音書 |
ヨハネによる福音書 |
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7;24〜29 |
6;47〜49 |
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第七章二四〜二九節 |
第六章四七〜四九節 |
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英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう |
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馬太傳iケ書第七章 |
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二四 是故に凡て我この言を聽て行ふ者を磐の上に家を建たる智人に譬ん |
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二五 雨ふり大水いで風ふきて其家を撞ども倒ることなし星磐を基礎と爲たれば也 |
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二六 凡て我この言を聽て行はざる者を沙の上に家を建たる愚なる人に譬ん |
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二七 雨ふり大水いで風ふきて其家を撞ば終には倒てその傾覆おほいなり |
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二八 イエス此等の言を語竟たまへるとき集りたる人々其教を駭きあへり |
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二九 そは學者の如ならず權威を有る者のく教たまへば也 |
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路加傳iケ書第六章 |
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四七 凡て我に就り我言を聞て行者を譬て爾曹に示さん |
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四八 其人は家を建るに土を深く堀て基礎を磐上に置るが如し洪水のとき流その家を衝とも動すこと能ず是基礎を磐上に置ばなり |
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四九 聽て行はざる者は基礎なく家を土の上に建たる人の如し流これを衝ときは某家たゞちに傾れ其頽壞また甚だし |
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日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう |
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マタイ傳iケ書第七章 |
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二四 さらば凡て我がこれらの言をききて行ふ者を、磐の上に家をたてたる慧き人に擬へん。 |
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二五 雨ふり流漲り、風ふきて其の家をうてど倒れず、これ磐の上に建てられたる故なり。 |
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二六 すべて我がこれらの言をききて行はぬ者を、沙の上に家を建てたる愚なる人に擬へん。 |
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二七 雨ふり流漲り、風ふきて其の家をうてば、倒れてその顚倒はなはだし』 |
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二八 イエスこれらの言を語りをへ給へるとき、群衆そのヘに驚きたり。 |
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二九 それは學者らの如くならず、權威ある者のごとくヘへ給へる故なり。 |
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ルカ傳iケ書第六章 |
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四七 凡そ我にきたり我が言を聽きで行ふ者は、如何なる人に似たるかを示さん。 |
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四八 即ち家を建つるに地を深く掘り岩の上に基を据ゑたる人のごとし。洪水いでて流その家を衝けども動かすこと能はず、これ固く建られたる故なり。 |
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四九 されど聽きて行はぬ者は、基なくして家を土の上に建てたる人のごとし。流その家を衝けば、直ちに崩れて、その破壞、甚だし』 |
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日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう |
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マタイによる福音書第七章 |
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二四 それで、わたしのこれらの言葉を聞いて行うものを、岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることができよう。 |
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二五 雨が降り、洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけても、倒れることはない。岩を土台としているからである。 |
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二六 また、わたしのこれらの言葉を聞いても行わない者を、砂の上に自分の家を建てた愚かな人に比べることができよう。 |
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二七 雨が降り、洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけると、倒れてしまう。そしてその倒れ方はひどいのである」。 |
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二八 イエスがこれらの言を語り終えられると、群衆はその教にひどく驚いた。 |
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二九 それは律法学者たちのようにではなく、権威ある者のように、教えられたからである。 |
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ルカによる福音書第六章 |
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四七 わたしのもとにきて、わたしの言葉を聞いて行う者が、何に似ているか、あなたがたに教えよう。 |
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四八 それは、地を深く掘り、岩の上に土台をすえて家を建てる人に似ている。洪水が出て激流がその家に押し寄せてきても、それを揺り動かすことはできない。よく建ててあるからである。 |
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四九 しかし聞いても行わない人は、土台なしで、土の上に家を建てた人に似ている。激流がその家に押し寄せてきたら、たちまち倒れてしまい、その被害は大きいのである」。 |
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Office Murakami |