| 四つの福音書による一つのイエス物語62 | ||||||||
| マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました | ||||||||
| マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます | ||||||||
| 物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています | ||||||||
| 福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました | ||||||||
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| 062 | ||||||||
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| ずる賢い管理人の譬を語る | ||||||||
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| 上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか | ||||||||
| ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ | ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ | ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ | ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ | |||||
| 馬可傳iケ書 | 馬太傳iケ書 | 路加傳iケ書 | 約翰傳iケ書 | |||||
| マルコ傳iケ書 | マタイ傳iケ書 | ルカ傳iケ書 | ヨハネ傳iケ書 | |||||
| マルコによる福音書 | マタイによる福音書 | ルカによる福音書 | ヨハネによる福音書 | |||||
| 16;1〜8 | ||||||||
| 第一六章一〜八節 | ||||||||
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| 英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう | ||||||||
| 路加傳iケ書第一六章 | ||||||||
| 一 イエス又その弟子に曰けるは或富る人に操會者ありけるが主の所有を耗しゝと主人へ訴へらる | ||||||||
| 二 主人操會者を呼て曰けるは爾に就て我きゝたる事は何ぞや今後なんぢを操會者と爲えざれば其會計たる條件を我に辨よ | ||||||||
| 三 操會者みづから意るは主人我操會を奪なば何を爲ん我鋤を執には力なく施を乞は恥かしゝ | ||||||||
| 四 われ操會を奪れん時は是等の家に迎らるべき所爲を知りとて | ||||||||
| 五 遂に主人の負債人を悉く召て其首の者に曰けるは爾わが主に負債なにほどある乎 | ||||||||
| 六 答ていふ油百斗なり彼に曰けるは爾の券書を取いそぎ坐して五十と書よ | ||||||||
| 七 又一人に曰けるは爾の負債幾何あるや答ていふ小麥百斛なり彼に曰けるは爾の券書を取て八十と書よ | ||||||||
| 八 主人その所爲の巧なるに因て此不義なる操會者を譽たり夫この世の子輩は此世に於は光の子輩よりも尤も巧なり | ||||||||
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| 日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう | ||||||||
| ルカ傳iケ書第一六章 | ||||||||
| 一 イエスまた弟子たちに言ひ給ふ『或る富める人に一人の支配人あり、主人の所有を費しをりと訴へられたれば、 | ||||||||
| 二 主人かれを呼びて言ふ「わが汝につきて聞く所は、これ何事ぞ、務の報吿をいだせ。汝こののち支配人たるを得じ」 | ||||||||
| 三 支配人、心のうちに言ふ「如何せん、主人わが職を奪ふ。われ土掘るには力なく、物乞ふは恥かし。 | ||||||||
| 四 我なすべき事こそ知りたれ、斯く爲ば職を罷めらるるとき、人々その家に我を迎ふるならん」とて、 | ||||||||
| 五 主人の負債者を一人一人呼びよせて。初の者に言ふ「なんぢ我が主人より負ふところ何程あるか」 | ||||||||
| 六 答へて言ふ「油、百樽」支配人いふ「なんぢの證書をとり、早く坐して五十と書け」 | ||||||||
| 七 又ほかの者に「麥、百石」支配人いふ「なんぢの證書をとりて八十と書け」 | ||||||||
| 八 爰に主人、不義なる支配人の爲しし事の巧なるによりて、彼を譽めたり。この世の子らは己が時代の事には、光の子らよりも巧なり。 | ||||||||
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| 日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう | ||||||||
| ルカによる福音書第一六章 | ||||||||
| 一 イエスはまた、弟子たちに言われた、「ある金持のところにひとりの家令がいたが、彼は主人の財産を浪費していると、告げ口をする者があった。 | ||||||||
| 二 そこで主人は彼を呼んで言った、『あなたについて聞いていることがあるが、あれはどうなのか。あなたの会計報告を出しなさい。もう家令をさせて置くわけにはいかないから』。 | ||||||||
| 三 この家令は心の中で思った、『どうしようか。主人がわたしの職を取り上げようとしている。土を掘るには力がないし、物ごいするのは恥ずかしい。 | ||||||||
| 四 そうだ、わかった。こうしておけば、職をやめさせられる場合、人々がわたしをその家に迎えてくれるだろう』。 | ||||||||
| 五 それから彼は、主人の負債者をひとりびとり呼び出して、初めの人に、『あなたは、わたしの主人にどれだけ負債がありますか』と尋ねた。 | ||||||||
| 六 『油百樽です』と答えた。そこで家令が言った、『ここにあなたの証書がある。すぐそこにすわって、五十樽と書き変えなさい』。 | ||||||||
| 七 次に、もうひとりに、『あなたの負債はどれだけですか』と尋ねると、『麦百石です』と答えた。これに対して、『ここに、あなたの証書があるが、八十石と書き変えなさい』と言った。 | ||||||||
| 八 ところが主人は、この不正な家令の利口なやり方をほめた。この世の子らはその時代に対しては、光の子らよりも利口である。 | ||||||||
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