| 四つの福音書による一つのイエス物語43 | |||||||
| マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました | |||||||
| マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます | |||||||
| 物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています | |||||||
| 福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました | |||||||
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| 043 | |||||||
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| 安息日に手なえを癒す | |||||||
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| 上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか | |||||||
| ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ | ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ | ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ | ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ | ||||
| 馬可傳iケ書 | 馬太傳iケ書 | 路加傳iケ書 | 約翰傳iケ書 | ||||
| マルコ傳iケ書 | マタイ傳iケ書 | ルカ傳iケ書 | ヨハネ傳iケ書 | ||||
| マルコによる福音書 | マタイによる福音書 | ルカによる福音書 | ヨハネによる福音書 | ||||
| 3;1〜6 | 12;9〜14 | 6;6〜11 | |||||
| 第三章一〜六節 | 第一二章九〜一四節 | 第六章六〜一一節 | |||||
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| 英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう | |||||||
| 馬可傳iケ書第三章 | |||||||
| 一 イエスまた會堂に入しに一手枯たる人ありけるが | |||||||
| 二 衆人イエスを訟んとして彼は此人を安息日に醫すや否や窺へり | |||||||
| 三 イエス手枯たる人に曰けるは中に立よ | |||||||
| 四 また衆人に曰けるは安息日には善を行と惡を行と生るを救ると殺すと孰をか爲べき彼等默然たり | |||||||
| 五 イエス怒を含て環視し彼等が心の頑硬なるを憂へ手枯たる人に爾の手を伸よと曰ければ彼その手を伸しゝに即ち他の手のごとく愈たり | |||||||
| 六 パリサイの人いでゝ如何してかイエスを殺さんと直にヘロデの黨に相謀りぬ | |||||||
| 馬太傳iケ書第一二章 | |||||||
| 九 此を去て彼等の會堂に入しに | |||||||
| 十 一手なへたる人ありければ彼等イエスを訴へんとて之に問けるほ安息日には醫すことを行べき乎 | |||||||
| 十一 彼等に曰けるは爾曹の中に一の羊を有る者あらんに若その羊安息日に坑に陷らば之を挈上ざる乎 | |||||||
| 十二 人は羊より優ること幾何ぞや然ば安息日に善を行は宜 | |||||||
| 十三 遂にその人に爾が手を伸よと曰ければ伸せり即ち他の手の如く愈 | |||||||
| 十四 パリサイの人いでゝィエスを殺さんと謀れり | |||||||
| 路加傳iケ書第六章 | |||||||
| 六 また一の安息日にイエス會堂に入て教ふ此に右の手枯たる人ありければ | |||||||
| 七 學者とパリサイの人イエスこれを安息日に醫ならんかと窺ひぬ蓋かれを訴んと欲ばなり | |||||||
| 八 イエスその意を知て手なへたる人に起て中に立よと曰ければ其人おきて立り | |||||||
| 九 イエス曰けるは我なんぢらに問ん安息日に善を行と惡を行と又生を救ると殺と孰をか行べき | |||||||
| 十 遂に衆人を環視て其人に手を伸よと曰ければ彼その如せしに手すなはち愈て他の手の如くなれり | |||||||
| 十一 彼等大に怒て如何にイエスを處んと互に議あへり | |||||||
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| 日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう | |||||||
| マルコ傳iケ書第三章 | |||||||
| 一 また會堂に入り給ひしに、片手なえたる人あり。 | |||||||
| 二 人々イエスを訴へんと思ひて、安息日にかの人を醫すや否やと窺ふ。 | |||||||
| 三 イエス手なえたる人に『中に立て』といひ、 | |||||||
| 四 また人々に言ひたまふ『安息日に善をなすと惡をなすと、生命を救ふと殺すと、孰かよき』彼ら默然たり。 | |||||||
| 五 イエスその心の頑固なるを憂ひて、怒り見囘して、手なえたる人に『手を伸べよ』と言ひ給ふ。かれ手を伸べたれば癒ゆ。 | |||||||
| 六 パリサイ人いでて、直ちにへロデ黨の人とともに、如何にしてかイエスを亡さんと議る。 | |||||||
| マタイ傳iケ書第一二章 | |||||||
| 九 イエス此處を去りて、彼らの會堂に入り給ひしに、 | |||||||
| 一〇 視よ、片手なえたる人あり。人々イエスを訴へんと思ひ、問ひていふ『安息日に人を醫すことは善きか』。 | |||||||
| 一一 彼らに言ひたまふ『汝等のうち一匹の羊をもてる者あらんに、もし安息日に穴に陷らば、之を取りあげぬか。 | |||||||
| 一二 人は羊より優るること如何許ぞ。さらば安息日に善をなすは可し』 | |||||||
| 一三 爰にかの人に言ひ給ふ『なんぢの手を伸べよ』かれ伸べたれば、他の手のごとく癒ゆ。 | |||||||
| 一四 パリサイ人いでて如何してかイエスを亡さんと議る。 | |||||||
| ルカ傳iケ書第六章 | |||||||
| 六 又ほかの安息日にイエス會堂に入りてヘをなし給ひしに、此處に人あり、其の右の手なえたり。 | |||||||
| 七 學者・パリサイ人ら、イエスを訴ふる廉を見出さんと思ひて、安息日に人を醫すや否やを窺ふ。 | |||||||
| 八 イエス彼らの念を知りて手なえたる人に『起きて中に立て』と言ひ給へば、起きて立てり。 | |||||||
| 九 イエス彼らに言ひ給ふ『われ汝らに問はん、安息日に善をなすと惡をなすと、生命を救ふと亡すと、孰かよき』 | |||||||
| 一〇 かくて一同を見まはして、手なえたる人に『なんぢの手を伸べよ』と言ひ給ふ。かれ然なしたれば、その手瘉ゆ。 | |||||||
| 一一 然るに彼ら狂氣の如くなりて、イエスに何をなさんと語り合へり。 | |||||||
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| 日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう | |||||||
| マルコによる福音書第三章 | |||||||
| 一 イエスがまた会堂にはいられると、そこに片手のなえた人がいた。 | |||||||
| 二 人々はイエスを訴えようと思って、安息日にその人をいやされるかどうかをうかがっていた。 | |||||||
| 三 すると、イエスは片手のなえたその人に、「立って、中へ出てきなさい」と言い、 | |||||||
| 四 人々にむかって、「安息日に善を行うのと悪を行うのと、命を救うのと殺すのと、どちらがよいか」と言われた。彼らは黙っていた。 | |||||||
| 五 イエスは怒りを含んで彼らを見まわし、その心のかたくななのを嘆いて、その人に「手を伸ばしなさい」と言われた。そこで手を伸ばすと、その手は元どおりになった。 | |||||||
| 六 パリサイ人たちは出て行って、すぐにヘロデ党の者たちと、なんとかしてイエスを殺そうと相談しはじめた。 | |||||||
| マタイによる福音書第一二章 | |||||||
| 九 イエスはそこを去って、彼らの会堂にはいられた。 | |||||||
| 一〇 すると、そのとき、片手のなえた人がいた。人々はイエスを訴えようと思って、「安息日に人をいやしても、さしつかえないか」と尋ねた。 | |||||||
| 一一 イエスは彼らに言われた、「あなたがたのうちに、一匹の羊を持っている人があるとして、もしそれが安息日に穴に落ちこんだなら、手をかけて引き上げてやらないだろうか。 | |||||||
| 一二 人は羊よりも、はるかにすぐれているではないか。だから、安息日に良いことをするのは、正しいことである」。 | |||||||
| 一三 そしてイエスはその人に、「手を伸ばしなさい」と言われた。そこで手を伸ばすと、ほかの手のように良くなった。 | |||||||
| 一四 パリサイ人たちは出て行って、なんとかしてイエスを殺そうと相談した。 | |||||||
| ルカによる福音書第六章 | |||||||
| 六 また、ほかの安息日に会堂にはいって教えておられたところ、そこに右手のなえた人がいた。 | |||||||
| 七 律法学者やパリサイ人たちは、イエスを訴える口実を見付けようと思って、安息日にいやされるかどうかをうかがっていた。 | |||||||
| 八 イエスは彼らの思っていることを知って、その手のなえた人に、「起きて、まん中に立ちなさい」と言われると、起き上がって立った。 | |||||||
| 九 そこでイエスは彼らにむかって言われた、「あなたがたに聞くが、安息日に善を行うのと悪を行うのと、命を救うのと殺すのと、どちらがよいか」。 | |||||||
| 一〇 そして彼ら一同を見まわして、その人に「手を伸ばしなさい」と言われた。そのとおりにすると、その手は元どおりになった。 | |||||||
| 一一 そこで彼らは激しく怒って、イエスをどうかしてやろうと、互に話合いをはじめた。 | |||||||
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