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四つの福音書による一つのイエス物語30 |
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マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました |
マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます |
物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています |
福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました |
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030 |
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多くの病人を癒す |
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上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか |
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ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ |
ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ |
ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ |
ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ |
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馬可傳iケ書 |
馬太傳iケ書 |
路加傳iケ書 |
約翰傳iケ書 |
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マルコ傳iケ書 |
マタイ傳iケ書 |
ルカ傳iケ書 |
ヨハネ傳iケ書 |
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マルコによる福音書 |
マタイによる福音書 |
ルカによる福音書 |
ヨハネによる福音書 |
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1;32〜34 |
8;16〜17 |
4;40〜41 |
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第一章三二〜三四節 |
第八章一六〜一七節 |
第四章四〇〜四一節 |
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英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう |
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馬可傳iケ書第一章 |
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三二 夕かた日の落とき人々すべての病を患へるもの鬼に憑たる者をイエスに携へ來る |
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三三 その邑こぞりて門に集れり |
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三四 イエス各樣の病を患へる多の人々を醫し又多の鬼を逐出し鬼の言ふ事を許さゞりき蓋鬼かれを識たるに因てなり |
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馬太傳iケ書第八章 |
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十六 日暮たるとき人々鬼に憑れたる者を多く携來ければイエス言にて鬼を逐出し病ある者を悉く醫せり |
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十七 預言者イザヤに托て自ら我儕の恙を受われらの病を負と曰たまひしに應せんが爲なり |
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路加傳iケ書第四章 |
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四十 日の入とき各樣の病を患たる者をもてる人々皆其をイエスに携來ければ一々其上に手を按て醫せり |
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四一 惡鬼も亦多の人々を出さり喊叫て爾は~の子キリスト也と云り然に之を斥て言ふことを容ざりき惡鬼其キリストなるを識ば也 |
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日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう |
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マルコ傳iケ書第一章 |
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三二 夕となり、日いりてのち人々すべての病ある者・惡鬼に憑かれたる者をイエスに連れ來り、 |
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三三 全町こぞりて門に集る。 |
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三四 イエスさまざまの病を患ふ多くの人をいやし、多くの惡鬼を逐ひいだし之に物言ふことを免し給はず、惡鬼イエスを知るに因りてなり。 |
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マタイ傳iケ書第八章 |
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一六 夕になりて、人々、惡鬼に憑かれたる者をおはく御許につれ來りたれば、イエス言にて靈を逐ひいだし、病める者をことごとく醫し給へり。 |
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一七 これは預言者イザヤによりて『かれは自ら我らの疾患をうけ、我らの病を負ふ』と云はれし言の成就せん爲なり。 |
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ルカ傳iケ書第四章 |
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四〇 日のいる時さまざまの病を患ふ者をもつ人、みな之をイエスに連れ來れば、一々その上に手を置きて醫し給ふ。 |
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四一 惡鬼もまた多くの人より出でて叫びつつ言ふ『なんぢは~の子なり』之を責めて物言ふことを免し給はず、惡鬼そのキリストなるを知るに因りてなり。 |
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日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう |
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マルコによる福音書第一章 |
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三二 夕暮になり日が沈むと、人々は病人や悪霊につかれた者をみな、イエスのところに連れてきた。 |
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三三 こうして、町中の者が戸口に集まった。 |
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三四 イエスは、さまざまの病をわずらっている多くの人々をいやし、また多くの悪霊を追い出された。また、悪霊どもに、物言うことをお許しにならなかった。彼らがイエスを知っていたからである。 |
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マタイによる福音書第八章 |
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一六 夕暮になると、人々は悪霊につかれた者を大ぜい、みもとに連れてきたので、イエスはみ言葉をもって霊どもを追い出し、病人をことごとくおいやしになった。 |
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一七 これは、預言者イザヤによって「彼は、わたしたちのわずらいを身に受け、わたしたちの病を負うた」と言われた言葉が成就するためである。 |
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ルカによる福音書第四章 |
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四〇 日が暮れると、いろいろな病気になやむ者をかかえている人々が、皆それをイエスのところに連れてきたので、そのひとりびとりに手を置いて、おいやしになった。 |
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四一 悪霊も「あなたこそ神の子です」と叫びながら多くの人々から出ていった。しかし、イエスは彼らを戒めて、物を言うことをお許しにならなかった。彼らがイエスはキリストだと知っていたからである。 |
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Office Murakami |