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四つの福音書による一つのイエス物語13 |
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マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました |
マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます |
物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています |
福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました |
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013 |
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幼子を抱いてシメオン神を讃える |
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上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか |
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ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ |
ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ |
ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ |
ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ |
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馬可傳iケ書 |
馬太傳iケ書 |
路加傳iケ書 |
約翰傳iケ書 |
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マルコ傳iケ書 |
マタイ傳iケ書 |
ルカ傳iケ書 |
ヨハネ傳iケ書 |
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マルコによる福音書 |
マタイによる福音書 |
ルカによる福音書 |
ヨハネによる福音書 |
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2;25〜35 |
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第二章二五〜三五節 |
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英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう |
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路加傳iケ書第二章 |
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二五 偖エルサレムにシメオンと云る人あり斯人は義かつ敬ありてイスラエルの民の慰められん事を俟る者なり聖靈その上に臨り |
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二六 また主のキリストを見ざる間は死じと聖靈にて示さる |
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二七 かれ聖靈に感じて~殿に入り兩親その子イエスを律法の例に循ひて行はんと携來りしに |
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二八 シメオン嬰兒を抱き~を讚美いひけるは |
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二九 主よ今その言に從ひて僕を安然に世をば逝せ給ふ |
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三十 我目すでに萬民の前に設たまひし救を見たり |
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三十 我目すでに萬民の前に設たまひし救を見たり |
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三一 これ異邦人を照さん光なりまた爾の民イスラエルの榮なり |
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三三 その父母は嬰兒に就て語る事を奇をれり |
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三四 又シメオン彼等を祝て其母マリアに曰けるは此嬰兒はイスラエルの多の人の頽て且興らん事と誹駁を受ん其號に立らる |
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三五 これ衆の心の念の露れんが爲なり又劔なんぢが心をも刺透べし |
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日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう |
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ルカ傳iケ書第二章 |
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二五 視よ、エルサレムにシメオンといふ人あり。この人は義かつ敬虔にしてイスラエルの慰められんことを待ち望む。聖靈その上に在す。 |
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二六 また聖靈に主のキリストを見ぬうちは死を見ずと示されたりしが、 |
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二七 此のとき、御靈に感じて宮に入る。兩親その子イエスを携へ、この子のために律法の慣例に遵ひて、行はんとて來りたれば、 |
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二八 シメオン、イエスを取りいだき、~を讚めて言ふ、 |
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二九 『主よ、今こそ御言に循ひて僕を安らかに逝かしめ給ふなれ。 |
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三〇 わが目は、はや主の救を見たり。 |
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三一 是もろもろの民の前に備へ給ひし者、 |
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三二 異邦人を照す光、御民イスラエルの榮光なり』 |
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三三 かく幼兒に就きて語ることを、其の父母あやしみ居たれば、 |
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三四 シメオン彼らを祝して母マリヤに言ふ『視よ、この幼兒は、イスラエルの多くの人の或は倒れ、或は起たん爲に、また言ひ逆ひを受くる徵のために置かる。 |
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三五 ─劍なんぢの心をも刺し貫くべし─これは多くの人の心の念の顯れん爲なり』 |
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日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう |
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ルカによる福音書第二章 |
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二五 その時、エルサレムにシメオンという名の人がいた。この人は正しい信仰深い人で、イスラエルの慰められるのを待ち望んでいた。また聖霊が彼に宿っていた。 |
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二六 そして主のつかわす救主に会うまでは死ぬことはないと、聖霊の示しを受けていた。 |
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二七 この人が御霊に感じて宮にはいった。すると律法に定めてあることを行うため、両親もその子イエスを連れてはいってきたので、 |
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二八 シメオンは幼な子を腕に抱き、神をほめたたえて言った、 |
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二九 「主よ、今こそ、あなたはみ言葉のとおりに/この僕を安らかに去らせてくださいます、 |
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三〇 わたしの目が今あなたの救を見たのですから。 |
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三一 この救はあなたが万民のまえにお備えになったもので、 |
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三二 異邦人を照す啓示の光、み民イスラエルの栄光であります」。 |
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三三 父と母とは幼な子についてこのように語られたことを、不思議に思った。 |
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三四 するとシメオンは彼らを祝し、そして母マリヤに言った、「ごらんなさい、この幼な子は、イスラエルの多くの人を倒れさせたり立ちあがらせたりするために、また反対を受けるしるしとして、定められています。―― |
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三五 そして、あなた自身もつるぎで胸を刺し貫かれるでしょう。――それは多くの人の心にある思いが、現れるようになるためです」。 |
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Office Murakami |