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トーラ13-23部(出エジプト記1-40章)を資料説に従って色分けしてみました |
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ヘブライ語聖典トーラ(律法)が旧約聖書の「創世記」「出エジプト記」「レビ記」「民数記」「申命記」(モーセ5書)になりました |
トーラ54部のうち13-23部が旧約聖書の出エジプト記1-40章になりました |
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トーラ(モーセ五書)は「ヤㇵウェスト資料」「エロヒスト資料」「申命記作家資料」「祭司資料」など複数の資料から成っているとう説があります |
ヘブライ語原典で神の名יהוה(ヤㇵウェㇵ)を用いる「ヤㇵウェスト資料」 |
ヘブライ語原典で神の名אלהים(エロヒーム)を用いる「エロヒスト資料」 |
申命記を中心とした「申命記作家資料」と申命記作家による加筆 |
祭司たちが書き記した「祭司資料」と祭司たちによる加筆 |
この四つの資料の成り立ち順は「ヤㇵウェスト資料」→「エロヒスト資料」→「申命記作家資料」→「祭司資料」 |
四つの資料を組み合わせて更に資料の間をつなぐため筆を加えてトーラ(モーセ五書)はできたと言われています |
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ここではトーラ13-23部、つまり出エジプト記1-40章の日本語訳を資料説に従って上記の色に色分けしてみました |
日本語訳は英国聖書會社「舊約全書」(明治三十九年発行)と日本聖書協會「舊約聖書」(大正六年)によりました(文語訳) |
二つとも本文は同じです(書名は「出埃及記→出エジプト記」「利未記→レビ記」と変わります) |
日本語訳本文は漢字・送り仮名とも明治・大正時代そのままの形を復刻できるように努めました |
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トーラ(律法) |
旧約聖書 |
日本語訳本文(明治・大正訳ではיהוהをエホバと訳しאלהיםを~と訳しています) |
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トーラ13部 |
出エジプト記 |
第一章 |
一 イスラエルの子等のエジプトに至りし者の名は左のごとし衆人各その家族をたづさへてヤコブとともに至れり |
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二 すなはちルベン、シメオン、レビ、ユダ、 |
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三 イツサカル、ゼブルン、ベニヤミン、 |
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四 ダン、ナフタリ、ガド、アセルなり |
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五 ヤコブの腰より出たる者はキ合七十人ヨセフはすでにエジプトにありき |
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六 ヨセフとそのゥの兄弟および當世の人みな死たり |
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七 イスラエルの子孫饒く子を生み彌攝Bえ甚だしく大に强くなりて國に滿るにいたれり |
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八 玆にヨセフの事をしらざる新き王エジプトに起りしが |
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九 彼その民にいひけるは視よ此民イスラエルの子孫われらよりも多く且强し |
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一〇 來れわれら機巧く彼等に事をなさん恐くは彼等多ならん又戰爭の起ることある時は彼等敵にくみして我等と戰ひ遂に國よりいでさらんと |
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一一 すなはち督者をかれらの上に立て彼らに重荷をおはせて之を苦む彼等パロのために府庫の邑ピトムとラメセスを建たり |
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一二 然るにイスラエルの子孫は苦むるに隨ひて揩オ殖たれば皆これを懼れたり |
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一三 エジプト人イスラエルの子孫を嚴く動作かしめ |
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一四 辛き力役をもて彼等をして苦みて生を度らしむ即ち和泥、作甎および田圃のゥの工にはたらかしめけるが其働かしめし工作は皆嚴かりき |
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一五 エジプトの王又ヘブルの產婆シフラと名くる者とプワと名くる者の二人に諭して |
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一六 いひけるは汝等ヘブルの婦女のために收生をなす時は床の上を見てその子若男子ならばこれを殺せ女子ならば生しおくべしと |
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一七 然に產婆~を畏れエジプト王の命ぜしごとく爲ずして男子をも生しおけり |
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一八 エジプト王產婆を召て之にいひけるは汝等なんぞ此事をなし男子を生しおくや |
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一九 產婆パロに言けるはヘブルの婦はエジプトの婦のごとくならず彼等は健して產婆のかれらに至らぬ前に產をはるなりと |
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二〇 是によりて~その產婆等に恩をほどこしたまへり是において民揩艪ォて甚だ强くなりぬ |
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二一 產婆~を畏れたるによりて~かれらのために家を成たまへり |
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二二 斯有しかばパロその凡の民に命じていふ男子の生るあらば汝等これを悉く河に投いれよ女子は皆生しおくべし |
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出エジプト記 |
第二章 |
一 爰にレビの家の一箇の人往てレビの女を娶れり |
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二 女妊みて男子を生みその美きを見て三月のあひだこれを匿せしが |
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三 すでにこれを匿すあたはざるにいたりければ萑の箱舟を之がためて取て之に瀝と樹脂を塗り子をその中に納てこれを河邊の葦の中に置り |
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四 その姊遙に立てその如何になるかを窺ふ |
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五 玆にパロの女身を洗んとて河にくだりその婢等河の傍にあゆむ彼葦の中に箱舟あるを見て使女をつかはしてこれを取きたらしめ |
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六 これを啓きてその子のをるを見る嬰兒すなはち啼く彼これを憐みていひけるは是はヘブル人の子なりと |
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七 時にその姊パロの女にいひけるは我ゆきてヘブルの女の中より此子をなんぢのために養ふべき乳母を呼きたらんか |
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八 パロの女往よと之にいひければ女子すなはち往てその子の母を呼きたる |
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九 パロの女かれにいひけるは此子をつれゆきて我ために之を養へ我その値をなんぢにとらせんと婦すなはちその子を取てこれを養ふ |
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一〇 斯てその子の長ずるにおよびて之をパロの女の所にたづさへゆきければすなはちこれが子となる彼その名をモーセ(援出)と名けて言ふ我これを水より援いだせしに因ると |
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一一 玆にモーセ生長におよびて一時いでてその兄弟等の所にいたりその重荷を負ふを見しが會一箇のエジプト人が一箇のイスラエル人即ちおのれの兄弟を擊つを見たれば |
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一二 右左を視まはして人のをらざるを見てそのエジプト人を擊ころし之を沙の中に埋め匿せり |
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一三 次の日また出て二人のヘブル人の相爭ふを見たればその曲き者にむかひ汝なんぞ汝の隣人を擊つやといふに |
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一四 彼いひけるは誰が汝を立てわれらの君とし判官としたるや汝かのエジプト人をころせしごとく我をも殺さんとするやと是においてモーセ懼れてその事かならず知れたるならんとおもへり |
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一五 パロ此事を聞てモーセを殺さんともとめければモーセすなはちパロの面をさけて逃げのびミデアンの地に住り彼井の傍に坐せり |
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一六 ミデアンの祭司に七人の女子ありしが彼等來りて水を汲み水鉢に盈て父の羊群に飮はんとしけるに |
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一七 牧羊者等きたりて彼らを逐はらひければモーセ起あがりて彼等をたすけその羊群に飮ふ |
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一八 彼等その父リウエルに至れる時父言けるは今日はなんぢら何ぞかく速にかへりしや |
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一九 かれらいひけるは一箇のエジプト人我らを牧羊者等の手より救いだし亦われらのために水を多く汲て羊群に飮しめたり |
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二〇 父女等にいひけるは彼は何處にをるや汝等なんぞその人を遺てきたりしや彼をよびて物を食しめよと |
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二一 モーセこの人とともに居ることを好めり彼すなはちその女子チッポラをモーセに與ふ |
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二二 彼男子を生みけれぽモーセその名をゲルショム(客)と名けて言ふ我異邦に客となりをればなりと |
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二三 斯て時をふる程にエジプトの王死りイスラエルの子孫その勞役の故によりて歎き號ぶにその勞役の故によりて號ぶところの聲~に達りけれぱ |
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二四 ~その長呻を聞き~そのアブラハム、イサク、ヤコブになしたる契約を憶え |
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二五 ~イスラエルの子孫を眷み~知しめしたまへり |
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出エジプト記 |
第三章 |
一 モーセその妻の父なるミデアンの祭司ヱテロの群を牧ひをりしがその群を曠野の奧にみちびきて~の山ホレブに至るに |
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二 ヱホバの使者棘の裏の火燄の中にて彼にあらはる彼見るに棘火に燃れどもその棘燬ず |
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三 モーセいひけるは我ゆきてこの大なる觀を見何故に棘の燃たえざるかを見ん |
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四 ヱホバ彼がきたり觀んとするを見たまふ即ち~棘の中よりモーセよモーセよと彼をよびたまひければ我こゝにありといふに |
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五 ~いひたまひけるは此に近よるなかれ汝の足より履を脫ぐべし汝が立つ處は聖き地なればなり |
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六 又いひたまひけるは我はなんぢの父の~アブラハムの~イサクの~ヤコブの~なりとモーセ~を見ることを畏れてその面を蔽せり |
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七 ヱホバ言たまひけるは我まことにエジプトにをるわが民の苦患を視また彼等がその驅使者の故をもて號ぶところの聲を聞り我かれらの憂苦を知るなり |
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八 われ降りてかれらをエジプト人の手より救ひいだし之を彼地より導きのぼりて善き廣き地乳と蜜との流るゝ地すなはちカナン人ヘテ人アモリ人ベリジ人ヒビ人ヱブス人のをる處に至らしめんとす |
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九 今イスラエルの子孫の號呼われに達る我またエジプト人が彼らを苦むるその暴虐を見たり |
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一〇 然ば來れ我なんぢをパロにつかはし汝をしてわが民イスラエルの子孫をエジプトより導きいださしめん |
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一一 モーセ~にいひけるは我は如何なる者ぞや我豈パロの許に往きイスラエルの子孫をエジプトより導きいだすべき者ならんや |
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一二 ~いひたまひけるは我かならず汝とともにあるべし是はわが汝をつかはせる證據なり汝民をエジプトより導きいだしたる時汝等この山にて~に事へん |
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一三 モーセ~にいひけるは我イスラエルの子孫の所にゆきて汝らの先祖等の~我をなんぢらに遣はしたまふと言んに彼等もし其名は何と我に言ば何とかれらに言べきや |
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一四 ~モーセにいひたまひけるは我は有て在る者なり又いひたまひけるは汝かくイスラエルの子孫にいふべし我有といふ者我をなんぢらに遣したまふと |
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一五 ~またモーセにいひたまひけるは汝かくイスラエルの子孫にいふべしなんぢらの先祖等の~アブラハムの~イサクの~ヤコブの~ヱホバわれを汝らにつかはしたまふと是は永遠にわが名となり世々にわが誌となるべし |
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一六 汝往てイスラエルの長老等をあつめて之にいふべし汝らの先祖等の~アブラハム、イサク、ヤコブの~ヱホバ我にあらはれて言たまひけらく我誠になんぢらを眷み汝らがエジプトにて蒙るところの事を見たり |
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一七 我すなはち言り我汝らをエジプトの苦患の中より導き出して力ナン人ヘテ人アモリ人ペリジ人ヒビ人エブス人の地すなはち乳と蜜の流るゝ地にのぼり至らしめんと |
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一八 彼等なんぢの言に聽したがふべし汝とイスラエルの長老等エジプトの王の許にいたりて之に言へヘブル人の~ヱホバ我らに臨めり然ば請ふわれらをして三日程ほど曠野に入しめわれらの~ヱホバに犧牲をさゝぐることを得せしめよと |
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一九 我しるエジプトの王は假令能力ある手をくはふるも汝等の往をゆるさゞるべし |
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二〇 我すなはちわが手を舒べエジプトの中にゥの奇跡を行ひてエジプトを擊ん其後かれ汝等を去しむべし |
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二一 我エジプト人をして此民をめぐましめん汝ら去る時手を空うして去るべからず |
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二二 婦女皆その隣人とおのれの家に寓る者とに金の飾品銀の飾品および衣服を乞べし而して汝らこれを汝らの子女に穿戴せよ汝等 |
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出エジプト記 |
第四章 |
一 モーセ對へていひけるは然ながら彼等我を信ぜず又わが言に聽したがはずして言んヱホバ汝にあらはれたまはずと |
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二 ヱホバかれにいひたまひけるは汝の手にある者は何なるや彼いふ杖なリ |
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三 ヱホバいひたまひけるは其を地に擲よとすなはち之を地になぐるに蛇となりければモーセその前を避たリ |
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四 ヱホバ、モーセにいひたまひけるは汝の手をのべて其尾を執れとすなはち手をのべて之を執ば手にいりて杖となる |
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五 ヱホバいひたまふ是は彼らの先祖等の~アブラハムの~イサクの~ヤコブの~ヱホバの汝にあらはれたることを彼らに信ぜしめんためなり |
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六 ヱホバまたかれに言たまひけるは汝の手を懷に納よとすなはち手を懷にいれて之を出し見るにその手癩病を生じて雪のごとくなれリ |
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七 ヱホバまた言たまひけるは汝の手をふたゝび懷にいれよと彼すなはちふたゝび其手を懷にいれて之を懷より出し見るに變りて他處の肌膚のごとくになる |
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八 ヱホバいひたまふ彼等もし汝を信ぜずまたその最初の徵の聲に聽從はざるならば後の徵の聲を信ぜん |
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九 彼らもし是ふたつの徵をも信ぜずして汝の言に聽從はざるならば汝河の水をとりて之を陸地にそゝげ汝が河より取たる水陸地にて血となるべし |
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一〇 モーセ、ヱホバにいひけるはわが主よ我は素言辭に敏き人にあらず汝が僕に語りたまへるに及びても猶しかり我は口重く舌重き者なり |
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一一 ヱホバかれにいひたまひけるは人の口を造る者は誰なるや啞者聾者目明者瞽者などを造る者は誰なるや我ヱホバなるにあらずや |
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一二 然ば往けよ我なんぢの口にありて汝の言ふべきことをヘへん |
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一三 モーセいひけるはわが主よ願くは遣すべき者をつかはしたまへ |
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一四 是においてヱホバ、モーセにむかひ怒を發していひたまひけるはレビ人アロンは汝の兄弟なるにあらずや我かれが言を善するを知るまた彼なんぢに遇んとていで來る彼汝を見る時心に喜ばん |
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一五 汝かれに語りて言をそのロに授くべし我なんぢの口と彼の口にありて汝らの爲べき事をヘへん |
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一六 彼なんぢに代て民に語らん彼は汝の口に代らん汝は彼のために~に代るベし |
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一七 なんぢこの杖を手に執り之をもて奇蹟をおこなふぺし |
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一八 是においてモーセゆきてその妻の父ヱテロの許にかへりて之にいふ請ふ我をして往てわがエジプトにある兄弟等の所にかへらしめ彼等のなほ生ながらへをるや否を見さしめよヱテロ、モーセに安然に往くべしといふ |
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一九 爰にヱホバ、ミデアンにてモーセにいひたまひけるは往てエジプトにかへれ汝の生命をもとめし人は皆死たりと |
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二〇 モーセすなはちその妻と子等をとり之を驢馬に乘てエジプトの地にかへるモーセは~の杖を手に執リ |
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二一 ヱホバ、モーセにいひたまひけるは汝エジプトにかへりゆける時はかならず我がなんぢの手に授けたるところの奇跡を悉くパロのまへにおこなふべし但し我かれの心を剛愎にすれば彼民を去しめざるべし |
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二二 汝パロに言べしヱホバかく言ふイスラエルはわが子わが冢子なり |
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二三 我なんぢにいふ我が子を去らしめて我に事ふることをえせしめよ汝もし彼をさらしむることを拒ば我なんぢの子なんぢの冢子を殺すべしと |
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二四 モーセ途にある時ヱホバかれの宿所にて彼に遇てころさんとしたまひければ |
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二五 チッポラ利き石をとりてその男子の陽の皮を割りモーセの足下になげうちて言ふ汝はまことにわがためには血の夫なりと |
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二六 是においてヱホバ、モーセをゆるしたまふ此時チッポラが血の夫といひしは割禮の故によりてなり |
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二七 爰にヱホバ、アロンにいひたまひけるは曠野にゆきてモーセを迎へよと彼すなはちゆきて~の山にてモーセに遇ひ之に接吻す |
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二八 モーセ、ヱホバがおのれに言ふくめて遣したまへるゥの言とヱホバのおのれに命じたまひしゥの奇跡とをアロンにつげたり |
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二九 期てモーセとアロン往てイスラエルの子孫の長老を盡く集む |
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三〇 而してアロン、ヱホバのモーセにかたりたまひし言を盡くつぐ又彼民の目のまへにて奇蹟をなしけれぱ |
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三一 民すなはち信ず彼等ヱホバがイスラエルの民をかへりみその苦患をおもひたまふを聞て身をかゞめて拜をなせり |
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出エジプト記 |
第五章 |
一 その後モーセとアロン入てパロにいふイスラエルの~ヱホバ斯いひたまふ我民を去しめ彼等をして曠野に於て我を祭ることをえせしめよと |
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二 パロいひけるはヱホバは誰なればか我その聲にしたがひてイスラエルを去しむべき我ヱホバを識ず亦イスラエルを去しめじ |
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三 彼ら言けるはヘブル人の~我らに顯れたまへり請ふ我等をして三日程ほど曠野にいりてわれらの~ヱホバに犧牲をさゝぐることをえせしめよ恐くはヱホバ疫病か又は刀兵をもて我らをなやましたまはん |
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四 エジプト王かれらに言けるは汝等モーセ、アロンなんぞ民の操作を妨ぐるや往てなんぢらの荷を負ヘ |
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五 パロまたいふ土民今は多かり然るに汝等かれらをして荷をおふことを止しめんとす |
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六 パロ此日民を驅使ふ者等および民の有司等に命じていふ |
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七 汝等再び前のごとく民に磚瓦を造る禾稈を與ふべからず彼等をして往てみづから禾稈をあつめしめよ |
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八 また彼等が前に造りし磚瓦の數のごとくに仍かれらに之をつくらしめよ其を?すなかれ彼等は懶惰が故に我儕をして往てわれらの~に犧牲をささげしめよと呼はり言ふなり |
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九 人々の工作を重くして之に勞かしめよ然ば僞の言を聽ことあらじと |
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一〇 民を驅使ふ者等およびその有司等出ゆきて民にいひけるはパロかく言たまふ我なんぢらに禾稈をあたへじ |
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一一 汝等往て禾稈のある處にて之をとれ但しなんぢらの工作は分毫も减さゞるべしと |
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一二 是において民徧くエジプトの地に散て草藁をあつめて禾稈となす |
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一三 驅使者かれらを促たてゝ言ふ禾稈のありし時のごとく汝らの工作汝らの日々の業をなしをふべしと |
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一四 パロの驅使者等がイスラエルの子孫の上に立たるところの有司等撻れなんぢら何ぞ昨日も今日も磚瓦を作るところの汝らの業を前のごとくに爲しをへざるやと言る |
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一五 是に於てイスラエルの子孫の有司等來りてパロに呼はりて言ふ汝なんぞ斯僕等になすや |
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一六 僕等に禾稈を與へずしてわれらに磚瓦を作れといふ視よ僕等は撻る是なんぢの民の過なりと |
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一七 然るにパロいふ汝等は懶惰し懶情し故に汝らは我らをして往てヱホバに犧牲をさゝげしめよと言ふなり |
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一八 然ば汝ら往て操作けよ禾稈はなんぢらに與ふることなかるべけれどなんぢら尙數のごとくに磚瓦を交納むべしと |
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一九 イスラエルの子孫の有司等汝等その日々につくる磚瓦を减すべからずと言るを聞て災害の身におよぶを知り |
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二〇 彼らパロをはなれて出たる時モーセとアロンの對面にたてるを見たれぱ |
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二一 之にいひけるは願くはヱホバ汝等を鑒みて鞫きたまへ汝等はわれらの臭をパロの目と彼の僕の目に忌嫌はれしめ刀を彼等の手にわたして我等を殺さしめんとするなりと |
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二二 モーセ、ヱホバに返りて言ふわが主よ何て此民をあしくしたまふや何のために我をつかはしたまひしや |
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二三 わがパロの許に來りて汝の名をもて語りしよりして彼この民をあしくす汝また絕てなんぢの民をすくひたまはざるなり |
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出エジプト記 |
第六章 |
一 ヱホバ、モーセに言たまひけるは今汝わがバロに爲んところの事を見るべし能ある手の加はるによりてパロ彼らをさらしめん能ある手の加はるによりてパロ彼らを其國より逐いだすべし |
トーラ14部 |
二 ~モーセに語りて之にいひたまひけるは我はヱホバなり |
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三 我全能の~といひてアブラハム、イサク、ヤコブに顯れたり然ど我名のヱホバの事は彼等しらざりき |
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四 我また彼らとわが契約を立て彼等が旅して寄居たる國カナンの地をかれらに與ふ |
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五 我またヱジプト人が奴隷となせるイスラエルの子孫の呻吟を聞き且我が契約を憶ひ出づ |
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六 故にイスラエルの子孫に言へ我はヱホバなり我汝らをエジプト人の重負の下より携出し其使役をまぬかれしめ又腕をのべ大なる罰をほどこして汝等を贖はん |
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七 我汝等を取て吾民となし汝等の~となるべし汝等はわがエジプト人の重擔の下より汝らを携出したるなんぢらの~ヱホバなることを知ん |
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八 我わが手をあげてアブラハム、イサク、ヤコブに與へんと誓ひし地に汝等を導きいたり之を汝等に與へて產業となさしめん我はヱホバなり |
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九 モーセかくイスラエルの子孫に語けれども彼等は心の傷ると役事の苦きとの爲にモーセに聽ざりき |
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一〇 ヱホバ、モーセに吿ていひたまひけるは |
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一一 入てエジプトの王パロに語りイスラエルの子孫をその國より去しめよ |
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一二 モーセ、ヱホバの前に申していふイスラエルの子孫旣に我に聽ず我は口に割禮をうけざる者なればパ口いかで我にきかんや |
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一三 ヱホバ、モーセとアロンに語り彼等に命じてイスラエルの子孫とエジプトの王パロの所に往しめイスラエルの子孫をエジプトの地より導きいださしめたまふ |
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一四 かれらの父の家々の長は左のごとしイスラエルの冢子ルベンの子ヘノク、パル、ヘヅロン、カルミ是等はルベンの家族なり |
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一五 シメオンの子ヱムエル、ヤミン、オハデ、ヤキン、ゾハルおよびカナンの女の生しシヤウル是らはシメオンの家族なり |
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一六 レビの子の名はその世代にしたがひて言ば左のごとしゲルシヨン、コハテ、メラリ是なりレビの齡の年は百三十七年なりき |
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一七 ゲルシヨンの子はその家族にしたがひて言ばリブニおよびシメイなり |
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一八 コハテの子はアムラム、イヅハル、ヘブロン、ウジエルなりコハテの齡の年は百三十三年なりき |
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一九 メラリの子はマヘリおよびムシなり是等はレビの家族にしてその世代にしたがひて言るものなり |
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二〇 アムラム其伯母ヨケベデを妻にめとれり彼アロンとモーセを生むアムラムの齡の年は百三十七年なりき |
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二一 イヅハルの子はコラ、ネペグ、ジクリなり |
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二二 ウジエルの子はミサエル、エルザバン、シテリなり |
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二三 アロン、ナシヨンの姊アミナダブの女エリセバを妻にめとれり彼ナダブ、アビウ、エレアザル、イタマルを生む |
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二四 コラの子はアツシル、エルカナ、アビアサフ是等はコラ人の族なり |
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二五 アロンの子エレアザル、プテエルの女の中より妻をめとれり彼ピネハスを生む是等はレビ人の父の家々の長にしてその家族に循ひて言る者なり |
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二六 ヱホバがイスラエルの子孫を其軍隊にしたがひてエジプトの地より導きいだせよといひたまひしは此アロンとモーセなり |
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二七 彼等はイスラエルの子孫をエジプトより導きいださんとしてエジプトの王パロに語りし者にして即ち此モーセとアロンなり |
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二八 ヱホバ、エジプトの地にてモーセに語りたまへる日に |
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二九 ヱホバ、モーセに語りて言たまひけるは我はヱホバなり汝わが汝にいふ所を悉皆くエジプトの王パロに語るべし |
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三〇 モーセ、ヱホバの前に言けるは我は口に割禮を受ざる者なればパロいかで我に聽んや |
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出エジプト記 |
第七章 |
一 ヱホバ、モーセに言たまぴけるは視よ我汝をしてパロにおけること~のごとくならしむ汝の兄弟アロンは汝の預言者となるべし |
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二 汝はわが汝に命ずる所を盡く宣べし汝の兄弟アロンはパロに吿ることを爲べし彼イスラエルの子孫をその國より出すに至らん |
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三 我パロの心を剛愎にして吾徵と奇跡をエジプ卜の國に多くせん |
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四 然どパロ汝に聽ざるベし我すなはち吾手をエジプトに加へ大なる罰をほどこして吾軍隊わが民イスラエルの子孫をエジプトの國より出さん |
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五 我わが手をエジプトの上に伸てイスラエルの子孫をエジプ卜人の中より出す時には彼等我のヱホバなるを知ん |
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六 モーセとアロン斯おこなひヱホバの命じたまへる如くに然なしぬ |
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七 そのパロと談論ける時モーセは八十歲アロンは八十三歲なりき |
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八 ヱホバ、モーセとアロンに吿て言たまひけるは |
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九 パロ汝等に語りて汝ら自ら奇蹟を行へと言時には汝アロンに言べし汝の杖をとりてパロの前に擲てよと其は蛇とならん |
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一〇 是に於てモーセとアロンはパロの許にいたりヱホバの命じたまひしごとくに行へり即ちアロンその杖をパロとその臣下の前に擲しに蛇となりぬ |
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一一 斯在しかばパロもまた博士と魔術士を召よせたるにエジプトの法術士等もその秘術をもてかくおこなへり |
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一二 即ち彼ら各人その杖を投たれば蛇となりけるがアロンの杖かれらの杖を呑つくせり |
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一三 然るにパロの心剛愎になりて彼らに聽くことをせざりきヱホバの言たまひし如し |
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一四 ヱホバ、モーセに言たまひけるはパロは心頑にして民を去しむることを拒むなり |
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一五 朝におよびて汝パロの許にいたれ視よ彼は水に臨む汝河の邊にたちて彼を逆ふべし汝かの蛇に化し杖を手にとりて居り |
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一六 彼に言ふべしヘブル人の~ヱホバ我を汝につかはして言しむ吾民を去しめて曠野にて我に事ふることを得せしめよ視よ今まで汝は聽入ざりしなり |
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一七 ヱホバかく言ふ汝これによりて我がヱホバなるを知ん視よ我わが手の杖をもて河の水を擊ん是血に變ずべし |
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一八 而して河の魚は死に河は臭くならんエジプト人は河の水を飮ことを厭ふにいたるべし |
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一九 ヱホバまたモーセに言たまはく汝アロンに言へ汝の杖をとりて汝の手をエジプトの上に伸べ流水の上河々の上池塘の上一切の湖水の上に伸て血とならしめよエジプト全國に於て木石の器の中に凡て血あるにいたらん |
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二〇 モーセ、アロンすなはちヱホバの命じたまへるごとくに爲り即ち彼パロとその 臣下の前にて杖をあげて河の水を擊しに河の水みな血に變じたり |
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二一 是において河の魚死て河臭くなりエジプト人河の水を飮ことを得ざりき斯エジプト全國に血ありき |
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二二 エジプトの法術士等もその秘術をもて斯のごとく行へりパロは心頑固にして彼等に聽ことをせざりきヱホバの言たまひし如し |
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二三 パロすなはち身をめぐらしてその家に入り此事にも心をとめざりき |
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二四 エジプト人河の水を飮ことを得ざりしかば皆飮水を得んとて河のまはりを掘たりヱホバ河を擊たまひてより後七日たちぬ |
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二五 (*明治・大正訳では二五節なし。現在の訳では二四節を前半と後半に分け後半を二五節にしています) |
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出エジプト記 |
第八章 |
一 ヱホバ、モーセに言たまひけるは汝パロに詣りて彼に言ヘヱホバかく言たまふ吾民を去しめて我に事ふることを得せしめよ(*現在の訳では七章二六節) |
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二 汝もし去しむることを拒まば我蛙をもて汝の四方の境を惱さん(*現在の訳では七章二七節) |
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三 河に蛙むらがり上りきたりて汝の家にいり汝の寢室にいり汝の牀にのぼり汝の臣下の家にいり汝の民の所にいたり汝の竈におよび汝の搓鉢にいらん(*現在の訳では七章二八節) |
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四 蛙なんぢの身にのぼり汝の民と汝の臣下の上にのぼるべし(*現在の訳では七章二九節) |
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五 ヱホバ、モーセに言たまはく汝アロンに言へ汝杖をとりて手を流水の上に伸べ河々の上と池塘の上に伸て蛙をエジプ卜の地に上らしめよ(*現在の訳ではここから八章一節となり後は四節ずつ前にずれていき八章は二八節で終わります) |
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六 アロン手をエジプトの水のうへに伸たれば蛙のぼりきたりてエジプトの地を蔽ふ |
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七 法術士等もその秘術をもて斯おこなひ蛙をエジプトの地に上らしめたり |
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八 パロ、モーセとアロンを召て言けるはヱホバに願ひてこの蛙を我とわが民の所より取さらしめよ我この民を去しめてヱホバに犧牲をさゝぐることを得せしめん |
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九 モーセ、パロに言けるは我なんぢと汝の臣下と汝の民のために願ひて何時此蛙を汝と汝の家より絶さりて河にのみ止らしむべきや我に示せと |
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一〇 彼明日といひければモーセ言ふ汝の言のごとくに爲し汝をして我らの~ヱホバのごとき者なきことを知しめん |
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一一 蛙汝と汝の家を離れ汝の臣下と汝の民を離れて河にのみ止るべしと |
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一二 モーセとアロンすなはちパロを離れて出でモーセそのパロに至らしめたまひし蛙のためにヱホバに呼はりしに |
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一三 ヱホバ、モーセの言のごとくなしたまひて蛙家より村より田野より死亡たり |
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一四 茲にこれを攢むるに山をなし地臭くなりぬ |
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一五 然るにパロは嘘氣時あるを見てその心を頑固にして彼等に聽ことをせざりきヱホバの言たまひし如し |
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一六 ヱホバ、モーセに言たまひけるは汝アロンに言へ汝の杖を伸べ地の塵を打てエジプト全國に蚤とならしめよと |
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一七 彼等斯なせり即ちアロン杖をとりて手を伸べ地の塵を擊けるに蚤となりて人と畜につけりエジプト全國において地の塵みな蚤となりね |
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一八 法術士等その秘術をもて斯おこなひて蚤を出さんとしたりしが能はざりき蚤は人と畜に著く |
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一九 是において法術士等パロに言ふ是は~の指なりと然るにパロは心剛愎にして彼等に聽ざりきヱホバの言たまひし如し |
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二〇 ヱホバ、モーセに言たまはく汝朝早く起てパロの前に立て視よ彼は水に臨む汝彼に言ヘヱホバかく言たまふわが民を去しめて我に事ふることを得せしめよ |
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二一 汝もしわが民を去しめずば視よ我汝と汝の臣下と汝の民と汝の家とに蚋をおくらんエジプト人の家々には蚋充べし彼らの居るところの地も然らん |
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二二 その日に我わが民の居るゴセンの地を區別おきて其處に蚋あらしめじ是地の中にありて我のヱホバなることを汝が知んためなり |
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二三 我わが民と汝の民の間に區別をたてん明日この徵あるべし |
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二四 ヱホバかく爲たまひたれば蚋おびたりしく出來りてパロの家にいりその臣下の家にいりエジプト全國にいたり蚋のために地害はる |
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二五 是においてパロ、モーセとアロンを召ていひけるは汝等往て國の中にて汝らの~に犧牲を献げよ |
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二六 モーセ言ふ然するは宜からず我等はエジプト人の崇拜む者を犧牲としてわれらの~ヱホバに献ぐべければなり我等もしエジプト人の崇拜む者をその目の前にて犧牲に献げなば彼等石にて我等を擊ざらんや |
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二七 我等は三日路ほど曠野にいりて我らの~ヱホバに犧牲を献げその命じたまひしごとくせんとす |
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二八 パロ言けるは我汝らを去しめて汝らの~ヱホバに曠野にて犧牲を献ぐることを得せしめん但餘に遠くは行べからず我ために祈れよ |
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二九 モーセ言けるは視よ我汝をはなれて出づ我ヱホバに祈ん明日蚋パロとその臣下とその民を離れん第パロ再び僞をおこなひ民を去しめてヱホバに犧牲をささぐるを得せしめざるが如きことを爲ざれ |
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三〇 かくてモーセヽパロをはなれて出でヱホバに祈りたれば |
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三一 ヱホバ、モーセの言のごとく爲したまへり即ちその蚋をパロとその臣下とその民よりはなれしめたまふ一ものこらざりき |
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三二 然るにパロ此時にもまたその心を頑固にして民を去しめざりき |
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出エジプト記 |
第九章 |
一 爰にヱホバ、モーセにいひたまひけるはパロの所にいりてかれに吿よヘブル人の~ヱホバ斯いひたまふ吾民を去しめて我につかふることをえせしめよ |
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二 汝もし彼等をさらしむることを拒みて尚かれらを拘留へなば |
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三 ヱホバの手野にをる汝の家畜 馬 驢馬 駱駝 牛および羊に加はらん即ち甚だ惡き疾あるべし |
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四 ヱホバ、イスラエルの家畜とエジプトの家畜とを別ちたまはんイスラエルの子孫に屬する者は死る者あらざるべしと |
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五 ヱホバまた期をさだめて言たまふ明日ヱホバこの事を國になさんと |
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六 明日ヱホバこの事をなしたまひければエジプトの家畜みな死り然どイスラエルの子孫の家畜は一も死ざりき |
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七 パロ人をつかはして見さしめたるにイスラエルの家畜は一頭だにも死ざりき然どもバロは心剛愎にして民をさらしめざりき |
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八 またヱホバ、モーセとアロンにいひたまひけるは汝等竈爐の灰を一握とれ而してモーセ、パロの目の前にて天にむかひて之をまきちらすべし |
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九 其灰エジプト全國に塵となりてエジプト全國の人と畜獸につき膿をもちて脹るゝ腫物とならんと |
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一〇 彼等すなはち竈爐の灰をとりてパロの前に立ちモーセ天にむかひて之をまきちらしければ人と獸畜につき膿をもちて脹るゝ腫物となれり |
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一一 法術士等はその腫物のためにモーセの前に立つことを得ざりき腫物は法術士等よりしてゥのエジプト人にまで生じたり |
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一二 然どヱホバ、パロの心を剛愎にしたまひたれば彼らに聽ざリきヱホバのモーセに言給ひし如し |
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一三 爰にヱホバ、モーセにいひたまひけるは朝早くおきてパロの前にたちて彼に言へヘブル人の~エホバ斯いひたまふ吾民を去しめて我に事ふるをえせしめよ |
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一四 我此度わがゥの災害を汝の心となんぢの臣下およびなんぢの民に降し全地に我ごとき者なきことを汝に知しめん |
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一五 我もしわが手を伸べ疫病をもて汝となんぢの民を擊たらば汝は地より絶れしならん |
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一六 抑わが汝をたてたるは即ちなんぢをしてわが權能を見さしめわが名を全地に傳へんためなり |
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一七 汝なほ吾民の前に立ふさがりて之を去しめざるや |
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一八 視よ明日の今頃我はなはだ大なる雹を降すべし是はエジプトの開國より今までに嘗てあらざりし者なり |
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一九 然ば人をやりて汝の家畜および凡て汝が野に有る物を集めよ人も獸畜も凡て野にありて家に歸らざる者は雹その上にふりくだりて死るにいたらん |
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二〇 パロの臣下の中ヱホバの言を畏る者はその僕と家畜を家に逃いらしめしが |
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二一 エホバの言を意にとめざる者はその僕と家畜を野に置けり |
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二二 ヱホバ、モーセにいひたまひけるは汝の手を天に舒てエジプト全国に雹あらしめエジプトの國中の人と獸畜と田圃のゥの蔬にふりくだらしめよと |
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二三 モーセ天にむかひて杖を舒たればヱホバ雷と雹を遣りたまふ又火いでて地に馳すヱホバ雹をエジプトの地に降せたまふ |
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二四 斯雹ふり又火の塊雹に雜りて降る甚だしエジプト全國には其國を成てよりこのかた未だ斯る者あらざりしなり |
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二五 雹エジプト全國に於て人と獸畜とをいはず凡て田圃にをる者を擊り雹また田圃のゥの蔬を擊ち野のゥの樹を折り |
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二六 唯イスラエルの子孫のをるゴセンの地には雹あらざりき |
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二七 是に於てパロ人をつかはしてモーセとアロンを召てこれに言けるは我此度罪ををかしたりヱホバは義く我とわが民は惡し |
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二八 ヱホバに願ひてこの~鳴と雹を最早これにて足しめよ我なんぢらを去しめん汝等今は留るにおよばず |
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二九 モーセかれに曰けるは我邑より出て我手をヱホバに舒ひろげん然ば雷やみて雹かさねてあらざるぺし斯して地はヱホバの所屬なるを汝にしらしめん |
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三〇 然ど我しる汝となんぢの臣下等はなほヱホバ~を畏れざるならんと |
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三一 偖麻と大麥は擊れたり大麥は穗いで麻は花さきゐたればなり |
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三二 然ど小麥と裸麥は未だ長ざりしによりて擊れざりき |
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三三 モーセ、パロをはなれて邑より出でヱホバにむかひて手をのべひろげたれば雷と雹やみて雨地にふらずなりぬ |
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三四 然るにパロ雨と雹と雷鳴のやみたるを見て復も罪を犯し其心を剛硬にす彼もその臣下も然り |
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三五 即ちパロは心剛愎にしてイスラエルの子孫を去しめざりきヱホバのモーセによりて言たまひしごとし |
トーラ15部 |
出エジプト記 |
第一〇章 |
一 爰にヱホバ、モーセにいひたまひけるはパロの所に入れ我かれの心とその臣下の心を剛硬にせり是はわが此等の徵を彼等の中に示さんため |
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二 又なんぢをして吾がエジプトにて行ひし事等すなはち吾がエジプトの中にてなしたる徵をなんぢの子となんぢの子の子の耳に語らしめんためなり斯して汝等わがヱホバなるを知べし |
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三 モーセとアロン、パロの所にいりて彼にいひけるはヘブル人の~ヱホバかく言たまふ何時まで汝は我に降ることを拒むや我民をさらしめて我に事ふることをえせしめよ |
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四 汝もしわが民を去しむることを拒まば明日我蝗をなんぢの境に入しめん |
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五 蝗地の面を蔽て人地を見るあたはざるべし蝗かの免かれてなんぢに遺れる者すなはち雹に打のこされたる者を食ひ野に汝らのために生るゥの樹をくらはん |
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六 又なんぢの家となんぢの臣下の家々および凡のエジプト人の家に滿べし是はなんぢの父となんぢの父の父が世にいでしより今日にいたるまで未だ甞て見ざるものなりと斯て彼身をめぐらしてパロの所よりいでたり |
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七 時にパロの臣下パロにいひけるは何時まで此人われらの羂となるや人々を去しめてその~ヱホバに事ふることをえせしめよ汝なほエジプトの滅ぶるを知ざるやと |
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八 是をもてモーセとアロンふたゝび召れてパロの許にいたるにパロかれらにいふ往てなんぢらの~ヱホバに事よ但し往く者は誰と誰なるや |
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九 モーセいひけるは我等は幼者をも老者をも子息をも息女をも挈へて往き羊をも牛をもたづさへて往くべし其は我らヱホバの祭禮をなさんとすればなり |
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一〇 パロかれらにいひけるは我汝等となんぢらの子等を去しむる時はヱホバなんぢらと偕に在れ愼めよ惡き事なんぢらの面のまへにあり |
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一一 そは宜からず汝ら男子のみ往てエホバに事よ是なんぢらが求むるところなりと彼等つひにパロの前より逐いださる |
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一二 爰にヱホバ、モーセにいひたまひけるは汝の手をエジプトの地のうへに舒て蝗をエジプトの國にのぞませて彼の雹が打殘したる地のゥの蔬を悉く食しめよ |
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一三 モーセすなはちエジプトの地の上に其杖をのべければヱホバ東風をおこしてその一日ー夜地にふかしめたまひしが東風朝におよびて蝗を吹きたりて |
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一四 蝗エジプト全國にのぞみエジプトの四方の境に居て害をなすこと太甚し是より先には斯のごとき蝗なかりし是より後にもあらざるべし |
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一五 蝗全國の上を蔽ひければ國暗くなりね而して蝗地のゥの蔬および雹の打殘せし樹の菓を食ひたればエジプト全國に於て樹にも田圃の蔬にもき者とてはのこらざりき |
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一六 是をもてパロ急ぎモーセとアロンを召て言ふ我なんぢらの~ヱホバと汝等とにむかひて罪ををかせり |
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一七 然ば請ふ今一次のみ我罪を宥してなんぢらの~ヱホバに願ひ唯此死を我より取はなさしめよと |
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一八 彼すなはちパロの所より出てヱホバにねがひければ |
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一九 ヱホバはなはだ強き西風を吹めぐらせて蝗を吹はらはしめ之を紅海に驅いれたまひてエジプトの四方の境に蝗ひとつも遺らざるにいたれり |
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二〇 然れどもヱホバ、パロの心を剛愎にしたまひたればイスラエルの子孫をさらしめざりき |
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二一 ヱホバまたモーセにいひたまひけるは天にむかひて汝の手を舒ベエジプトの國にK暗を起すべし其暗Kは摸るべきなりと |
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二二 モーセすなはち天にむかひて手を舒ければ稠密K暗三日のあひだエジプト全國にありて |
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二三 三日の間は人々たがひに相見るあたはず又おのれの處より起ものなかりき然どイスラエルの子孫の居處には皆光ありき |
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二四 是に於てパロ、モーセを呼ていひけるは汝等ゆきてヱホバに事よ唯なんぢらの羊と牛を留めおくべし汝らの子女も亦なんぢらとともに往べし |
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二五 モーセいひけるは汝また我等の~ヱホバに献ぐべき犠牲と燔祭の物をも我儕に與ふべきなり |
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二六 われらの家畜もわれらとともに往べし一蹄も後にのこすべからず其は我等その中を取てわれらの~ヱホバに事べきが故なりまたわれら彼處にいたるまでは何をもてヱホバに事ふぺきかを知ざればなりと |
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二七 然れどもヱホバ、パロの心を剛愎にしたまひたればパロかれらをさらしむることを肯ぜざりき |
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二八 すなはちパロ、モーセに言ふ我をはなれて去よ自ら愼め重てわが面を見るなかれ汝わが面を見る日には死べし |
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二九 モーセいひけるは汝の言ふところは善し我重て復なんぢの面を見ざるべし |
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出エジプト記 |
第一一章 |
一 ヱホバ、モーセにいひたまひけるは我今一箇の災をバロおよびエジブトに降さん然後かれ汝等を此處より去しむべし彼なんぢらを全く去しむるには必ず汝らを此より逐はらはん |
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二 然ば汝民の耳にかたり男女をしておのおのその隣々に銀の飾品金の飾具を乞しめよと |
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三 ヱホバつひに民をしてエジプト人の恩を蒙らしめたまふ叉その人モーセはエジプトの國にてパロの臣下の目と民の目に甚だ大なる者と見えたり |
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四 モーセいひけるはヱホバかく言たまふ夜半頃われ出てエジプトの中に至らん |
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五 エジプトの國の中の長子たる者は位に坐するパロの長子より磨の後にをる婢の長子まで悉く死べし叉獸畜の首出もしかり |
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六 而してエジプト全國に大なる號哭あるべし是まで是のごとき事はあらずまた再び斯ること有ざるべし |
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七 然どイスラエルの子孫にむかひては犬もその舌をうごかさじ人にむかひても獸畜にむかひても然り汝等これによりてヱホバがエジプト人とイスラエルのあひだに區別をなしたまふを知べし |
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八 汝の此臣等みなわが許に下り來てわれを拜し汝となんぢに從がふ民みな出よと言ん然る後われ出べしと烈しく怒りてパロの所より出たり |
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九 ヱホバ、モーセにいひたまひけるはパロ汝に聽ざるべし是をもて吾がエジプトの國に奇蹟をおこなふこと揩ラし |
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一〇 モーセとアロンこのゥの奇蹟をことごとくパロの前に行ひたれどもヱホバ、パロの心を剛愎にしたまひければ彼イスラエルの子孫をその國より去しめざりき |
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出エジプト記 |
第一二章 |
一 ヱホバヽエジプトの國にてモーセとアロンに告ていひたまひけるは |
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二 此月を汝らの月の首となせ汝ら是を年の正月となすべし |
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三 汝等イスラエルの全會衆に告て言べし此月の十日に家の父たる者おのおの羔羊を取べし即ち家ごとに一箇の羔羊を取べし |
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四 もし家族少くして其羔羊を盡すことあたはずぱその家の隣なる人とともに人の數にしたがひて之を取べし各人の食ふ所にしたがひて汝等羔羊を計るべし |
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五 汝らの羔羊は疵なき當歳の牡なるべし汝等綿羊あるひは山羊の中よりこれを取べし |
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六 而して此月の十四日まで之を守りおきイスラエルの會衆みな薄暮に之を屠り |
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七 その血をとりて其之を食ふ家の門口の兩旁の橛と鴨居に塗べし |
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八 而して此夜その肉を火に炙て食ひ又酵いれぬパンに苦菜をそへて食ふべし |
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九 其を生にても水に煑ても食ふなかれ火に炙べし其頭と脛と臓腑とを皆くらへ |
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一〇 其を明朝まで殘しおくなかれ其明朝まで殘れる者は火にて燒つくすべし |
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一一 なんぢら斯之を食ふべし即ち腰をひきからげ足に鞋を穿き手に杖をとりて急て之を食ふべし是ヱホバの逾越`なり |
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一二 是夜われエジプトの國を巡りて人と畜とを論ずエジブトの國の中の長子たる者を盡く擊殺し又エジプトの諸の~に罰をかうむらせん我はヱホバなり |
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一三 その血なんぢらが居るところの家にありて汝等のために記號とならん我血を見る時なんぢらを逾越すべし又わがエジプトの國を擊つ時災なんぢらに降りて滅ぼすことなかるべし |
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一四 汝ら是日を記念えてヱホバの節期となし世々これを祝ふべし汝等之を常例となして祝ふべし |
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一五 七日の間酵いれぬパンを食ふべしその首の日にバン酵を汝等の家より除け凡て首の日より七日までに酵入たるバンを食ふ人はイスラエルより絶るべきなり |
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一六 且首の日に聖會をひらくべし又第七日に聖會を汝らの中に開け是ふたつの日には何の業をもなすべからず只各人の食ふ者のみ汝等作ることを得べし |
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一七 汝ら酵いれぬパンの節期を守るべし其は此日に我なんぢらの軍隊をエジプトの國より導きいだせばなり故に汝ら常例となして世々是日をまもるべし |
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一八 正月に於てその月の十四日の晩より同月の二十一日の晩まで汝ら酵いれぬパンを食へ |
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一九 七日の間なんぢらの家にパン酵をおくべからず凡て酵いれたる物を食ふ人は其異邦人たると本國に生れしたるとを問わず皆イスラエルの聖會より絶るべし |
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二〇 汝ら酵いれたる物は何をも食ふべからず凡て汝らの居處に於ては酵いれぬパンを食ふべし |
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二一 是に於てモーセ、イスラエルの長老を盡くまねきて之にいふ汝等その家族に循ひて一頭の羔羊を撿み取り之を屠りて逾越節のために備へよ |
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二二 又牛膝草一束を取て盂の血に濡し盂の血を門口の鴨居および二旁の柱にそそぐべし明朝にいたるまで汝等一人も家の戶をいづれなかれ |
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二三 其はヱホバ、エジプトを擊に巡りたまふ時鴨居と兩旁の柱に血のあるを見ばヱホバ其門を逾越し殺滅者をして汝等の家に入て擊たざらしめたまふべけれぱなり |
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二四 汝ら是事を例となして汝となんぢの子孫永くこれを守るべし |
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二五 汝等ヱホバがその言たまひし如くになんぢらに與へたまはんところの地に至る時はこの禮式をまもるべし |
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二六 若なんぢらの子女この禮式は何の意なるやと汝らに問ば |
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二七 汝ら言ふべし是ぱヱホバの逾越節の祭祀なりヱホバ、エジプト人を擊たまひし時エジプトにをるイスラエルの子孫の家を逾越てわれらの家を救ひたまへりと民すなはち鞠て拜せり |
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二八 イスラエルの子孫去てヱホバのモーセとアロンに命じたまひしごとくなし斯おこなへり |
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二九 爰にヱホバ夜半にエジプトの國の中の長子たる者を位に坐するパロの長子より牢獄にある俘虜の長子まで盡く擊たまふ亦家畜の首生もしかり |
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三〇 斯有しかばパロとそのゥの臣下およびエジプト人みな夜の中に起あがりエジプトに大なる號哭ありき死人あらざる家なかりければなり |
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三一 パロすなはち夜の中にモーセとアロンを召ていひけるは汝らとイスラエルの子孫起てわが民の中より出さり汝らがいへる如くに往てヱホバに事へよ |
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三二 亦なんぢらが言るごとく汝らの羊と牛をひきて去れ汝らまた我を祝せよと |
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三三 是においてエジプト人我等みな死ると言て民を催逼て速かに國を去しめんとせしかば |
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三四 民揑粉の未だ酵いれざるを執り揑盤を衣服に包みて肩に負ふ |
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三五 而してイスラエルの子孫モーセの言のごとく爲しエジプト人に銀の飾物、金の飾物および衣服を乞たるに |
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三六 ヱホバ、エジプト人をして民をめぐましめ彼等にこれを與へしめたまふ斯かれらエジプト人の物を取り |
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三七 斯てイスラエルの子孫ラメセスよりスコテに進みしが子女の外に徒にて歩める男六十萬人ありき |
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三八 又衆多の寄集人および羊牛等はなはだ多の家畜彼等とともに上れり |
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三九 爰に彼等エジプトより携へいでたる揑粉をもて酵いれぬパンを烘り未だ酵をいれざりければなり是かれらエジプトより逐いだされて濡滯るを得ざりしに由り又何の餱糧をも備へざりしに因る |
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四〇 偖イスラエルの子孫のエジプトに住居しその住居の間は四百三十年なりき |
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四一 四百三十年の終にいたり即ち其日にヱホバの軍隊みなエジプトの國より出たり |
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四二 是はヱホバが彼等をエジプトの國より導きいだしたまひし事のためにヱホバの前に守るべき夜なり是はヱホバの夜にしてイスラエルの子孫が皆世々まもるべき者なり |
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四三 ヱホバ、モーセとアロンに言たまひけるは逾越節の例は是のごとし異邦人はこれを食ふべからず |
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四四 但し各人の金にて買たる僕は割禮を施して然る後是を食しむべし |
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四五 外國の客および傭人は之を食ふべからず |
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四六 一の家にてこれを食ふべしその肉を少も家の外に持いづるなかれ又其骨を折べからず |
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四七 イスラエルの會衆みな之を守るべし |
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四八 異邦人なんぢとともに寄居てヱホバの逾越節を守らんとせば其男悉く割禮を受て然る後に近りて守るべし即ち彼は國に生れたる者のごとくなるべし割禮をうけざる人はこれを食ふべからざるなり |
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四九 國に生れなる者にもまた汝ら中に寄居る異邦人にも此法は同一なり |
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五〇 イスラエルの子孫みな斯おこなひヱホバのモーセとアロンに命じたまひしごとく爲たり |
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五一 その同じ日にヱホバ、イスラエルの子孫をその軍隊にしたがひてエジプトの國より導きいだしたまへり |
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出エジプト記 |
第一三章 |
一 爰にヱホバ、モーセに告ていひたまひけるは |
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二 人と畜とを論ず凡てイスラエルの子孫の中の始て生れたる首生をば皆聖別て我に歸せしむべし是わが所屬なればなり |
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三 モーセ民にいひけるは汝等エジプトを出で奴隷たる家を出るこの日を誌えよヱホバ能ある手をもて汝等を此よりタきいだしたまへばなり酵いれたるパンを食ふべからず |
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四 アビブの月の此日なんぢら出づ |
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五 ヱホバ汝を導きてカナン人へテ人アモリ人ヒビ人エブス人の地すなはちその汝にあたへんと汝の先祖たちに誓ひたまひし彼乳と蜜の流るゝ地に至らしめたまはん時なんぢ此月に是禮式を守るべし |
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六 七日間なんぢ酵いれぬバンを食ひ第七日にヱホバの節筵をなすべし |
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七 酵いれぬバンを七日くらふべし酵いれたるバンを汝の所におくなかれ又汝の境の中にて汝の許にパン酵をおくなかれ |
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八 汝その日に汝の子に示して言べし是は吾がエジプトより出る時にヱホバの我に爲したまひし事のためなりと |
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九 斯是をなんぢの手におきて記號となし汝の目の間におきて記號となしてヱホパの法律を汝の口に在しむべし其はヱホバ能ある手をもて汝をエジプトより導きいだしたまへばなり |
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一〇 是故に年々その期にいたりてこの例をまもるべし |
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一一 エホバ汝となんぢの先祖等に誓ひたまひしごとく汝をカナン人の地にみちびきて之を汝に與へたまはん時 |
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一二 汝凡て始て生れたる者及び汝の有る畜の初生を悉く分ちてヱホバに歸せしむべし男牡はヱホバの所屬なるべし |
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一三 又驢馬の初子は皆恚羊をもて贖ふべしもし贖はずぱその頸を折るべし汝の子等の中の長子なる人はみな贖ふべし |
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一四 後に汝の子汝に問て是は何なると言ぱこれに言べしエホバ能ある手をもて我等をエジプトより出し奴隷たりし家より出したまへり |
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一五 當時パロ剛愎にして我等を去しめざりしかばヱホバ、エジプト國中の長子たる者を人の長子より畜の初生まで盡く殺したまへり是故に始めて生れし牡を悉くヱホバに犠牲に獻ぐ但しわが子等の中の長子は之を贖ふなり |
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一六 是をなんぢの手におきて號となし汝の目の間におきて誌となすべしヱホバ能ある手をもて我等をエジプトより導きいだしたまひたればなりと |
トーラ16部 |
一七 偖パロ民をさらしめし時ペリシテ人の地は近かりけれども~彼等をみちびきて其地を通りたまはざりき其は民戰爭を見ば悔てエジプトに歸るならんと~おもひたまひたれぱなり |
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一八 ~紅海の曠野の道より民を導きたまふイスラエルの子孫行伍をたてゝエジプトの國より出づ |
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一九 其時モーセはヨセフの骨を携ふ是はヨセフ~かならす汝らを眷みたまふべければ汝らわが骨を此より携へ出づべしといひてイスラエルの子孫を固く誓せたればなり |
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二〇 斯てかれらスコテより進みて曠野の端なるエタムに幕張す |
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二一 ヱホバかれらの前に往たまひ晝は雲の柱をもてかれらを導き夜は火の柱をもて彼らを照して晝夜往すゝましめたまふ |
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二二 民の前に晝は雲の柱を除きたまはず夜は火の柱をのぞきたまはず |
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出エジプト記 |
第一四章 |
一 茲にヱホパ、モーセに告ていひ給ひけるは |
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二 イスラエルの子孫に言て轉回てミグドルと海の間なるピハヒロテの前にあたりてバアルゼポンの前に幕を張しめよ其にむかひて海の傍に幕を張るべし |
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三 パロ 、イスラエルの子孫の事をかたりて彼等はそ地に迷ひをりて曠野に閉こめられたるならんといふべければなり |
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四 我パロの心を剛愎にすべければパロ彼等の後を追はん我パロとその凡の軍勢に由て譽を得エジプ卜人をして吾ヱホバなるを知しめんと彼等すなはち斯なせり |
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五 茲に民の逃さりたることエジプト王に聞えければパロとその臣下等民の事につきて心を變じて言ふ我等何て斯イスラエルを去しめて我に事ざらしむるがごとき事をなしたるやと |
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六 パロすなはちその車を備へ民を將て己にしたがはしめ |
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七 撰抜の戰軍六百輛にエジプトのゥの戰車および其のゥの軍長等を率ゐたり |
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八 ヱホバ、エジプト王パロの心を剛愎にしたまひたれげ彼イスラエルの子孫の後を追ふイスラエルの子孫は高らかなる手によりて出しなり |
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九 エジプト人等パロの馬、車およびその騎兵と軍勢彼等の後を追てそのバアルゼポンの前なるピハヒロテの邊にて海の傍に幕を張るに追つけり |
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一〇 パロの近よりし時イスラエルの子孫目をあげて視しにエジプト人己の後に進み來りしかば痛く懼れたり是に於てイスラエルの子孫ヱホバに呼號り |
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一一 且モーセに言けるはエジブトに墓のあらざるがために汝われらをたづさへいだして曠野に死しむるや何故に汝われらをエジプトより導き出して斯我らに爲や |
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一二 我等がエジプトにて汝に告て我儕を棄おき我らをしてエジプト人に事しめよと言し言は是ならずや其は曠野にて死るよりもエジプト人に事るは善ればなり |
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一三 モーセ民にいひけるは汝ら懼るゝなかれ立てヱホバが今日汝等のために爲たまはんところの救を見よ汝らが今日見たるエジプト人をば汝らかさねて復これを見ること絶てなかるべきなり |
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一四 ヱホバ汝等のために戰ひたまはん汝等は靜りて居るべし |
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一五 時にエホバ、モーセにいひたまひけるは汝なんぞ我に呼はるやイスラエルの子孫に言て進みゆかしめよ |
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一六 汝杖を舉げ手を海の上に伸て之を分ちイスラエルの子孫をして海の中の乾ける所を往しめよ |
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一七 我エジプト人の心を剛愎にすべければ彼等その後にしたがひて入るべし我かくしてパロとそのゥの軍勢およびその戰車と騎兵に因て榮譽を得ん |
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一八 我がパロとその戰車と騎兵とによリて榮譽をえん時エジプト人は我のヱホバなるを知ん |
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一九 爰にイスラエルの陣營の前に行る~の使者移りてその後に行けり即ち雲の柱その前面をはなれて後に立ち |
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二〇 エジプト人の陣營とイスラエル人の陣營の間に至りけるが彼がためには雲となり暗となり是がためには夜を照せり是をもて彼と是と夜の中に相近づかざりき |
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二一 モーセ手を海の上に伸ければヱホバ終夜強き東風をもて海を退かしめ海を陸地となしたまひて水遂に分れたり |
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二二 イスラエルの子孫海の中の乾ける所を行くに水は彼等の右左に墻となれり |
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二三 エジプト人等パロの馬車騎兵みなその後にしたがひて海の中に入る |
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二四 曉にヱホバ火と雲との柱の中よりエジプト人の軍勢を望みエジプト人の軍勢を惱まし |
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二五 其車の輪を脱して行に重くならしめたまひければエジプト人言ふ我儕イスラエルを離れて逃ん其はヱホバかれらのためにエジプト人と戰へばなりと |
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二六 時にヱホバ、モーセに言たまひけるは汝の手を海の上に伸て水をエジプト人とその戰車と騎兵の上に流れ反らしめよと |
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二七 モーセすなはち手を海の上に伸けるに夜明におよびて海本の勢力にかへりたれぱエジプト人之に逆ひて逃たりしがヱホバ、エジプト人を海の中に擲ちたまへり |
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二八 即ち水流反りて戰車と騎兵を覆ひイスラエルの後にしたがひて海にいりしパロの軍勢を悉く覆へり一人も遺れる者あらざりき |
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二九 然どイスラエルの子孫は海の中の乾ける所を歩みしが水はその右左に墻となれり |
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三〇 斯ヱホパこの日イスラエルをエジプト人の手より救ひたまへりイスラエルはエジプト人が海邊に死をるを見たり |
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三一 イスラエルまたヱホバがエジプト人に爲たまひし大なる事を見たり是に於て民ヱホバを畏れヱホバとその僕モーセを信じたり |
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出エジプト記 |
第一五章 |
一 是に於てモーセおよびイスラエルの子孫この歌をヱホバに謡ふ云く我ヱホバを歌ひ頌ん彼は高らかに高くいますなり彼は馬とその乘者を海になげうちたまへり |
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二 わが力わが歌はヱホバなり彼はわが救拯となりたまへり彼はわが~なり我これを頌美ん彼はわが父の~なり我これを崇めん |
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三 ヱホバは軍人にして其名はヱホバなり |
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四 彼パロの戰車とその軍勢を海に投すてたまふパロの勝れたる軍長等は紅海に沈めり |
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五 大水かれらを淹ひて彼等石のごとくに淵の底に下る |
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六 ヱホバよ汝の右の手は力をもて榮光をあらはすヱホバよ汝の右の手は敵を砕く |
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七 汝の大なる榮光をもて汝は汝にたち逆ふ者を滅したまふ汝怒りを發すれば彼等は藁のごとくに焚つくさる |
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八 汝の鼻の息によりて水積かさなり浪堅く立て岸のごとくに成り大水海の中に凝る |
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九 敵は言ふ我追て追つき掠取物を分たん我かれらに因てわが心を飽しめん我劍を抜んわが手かれらを亡さんと |
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一〇 汝氣を吹たまへぱ海かれらを覆ひて彼等は猛烈き水に鉛のごとくに沈めり |
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一一 ヱホバよ~の中に誰か汝に如ものあらん誰か汝のごとく聖して榮あり讚べくして威ありて奇事を行なふ者あらんや |
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一二 汝その右の手を伸たまへぱ地かれらを呑む |
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一三 汝はその贖ひし民を恩惠をもて導き汝の力をもて彼等を汝の聖き居所に引たまふ |
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一四 國々の民聞て慄へペリシテに住む者畏懼を懐く |
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一五 エドムの君等駭きモアブの剛者戰慄くカナンに住る者みな消うせん |
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一六 畏懼と戰慄かれらに及ぶ汝の腕の大なるがために彼らは石ごとくに默然たりヱホバよ汝の民の通り過るまで汝の買たまひし民の通り過るまで然るべし |
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一七 汝民を導きてこれを汝の産業の山に植たまはんヱホバよ是すなはち汝の居所とせんとて汝の設けたまひし者なり主よ是汝の手の建たる聖所なり |
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一八 ヱホバは世々限なく王たるべし |
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一九 斯パロの馬その車および騎兵とともに海にいりしにヱホバ海の水を彼等の上に流れ還らしめたまひしがイスラエルの子孫は海の中にありて旱地を通れり |
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二〇 時にアロンの姉なる預言者ミリアム鼗を手にとるに婦等みな彼にしたがひて出で鼗をとり且踊る |
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二一 ミリアムすなはち彼等に和へて言ふ汝等ヱホバを歌ひ頌よ彼は高らかに高くいますなり彼は馬とその乘者を海に擲ちたまへりと |
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二二 斯てモーセ紅海よりイスラエルを導きてシユルの曠野にいり曠野に三日歩みたりしが水を得ざりき |
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二三 彼ら遂にメラにいたりしがメラの水苦くして飲ことを得ざりき是をもて其名はメラ(苦)と呼る |
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二四 是に於て民モーセにむかひて呟き我儕何を飮んかと言ければ |
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二五 モーセ、ヱホバに呼はりしにヱホバこれに一本の木を示したまひたれば即ちこれを水に投いれしに水甘くなれり彼處にてヱホバ民のために法度と法律をたてたまひ彼處にてこれを試みて |
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二六 言たまはく汝もし善く汝の~ヱホバの聲に聽したがひヱホバの目に善と見ることを爲しその誡命に耳を傾けそのゥの法度を守ば我わがエジプト人に加へしところのその疾病を一も汝に加へざるべし其は我はヱホバにして汝を醫す者なればなりと |
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二七 斯て彼等エリムに至れり其處に水の井十二棕櫚七十本あり彼處にて彼等水の傍に幕張す |
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出エジプト記 |
第一六章 |
一 斯てエリムを出たちてイスラエルの子孫の會衆そのエジプトの地を出しより二箇月の十五日に皆エリムとシナイの間なるシンの曠野にいたりけるが |
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二 其曠野においてイスラエルの全會衆モーセとアロンに向ひて呟けり |
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三 即ちイスラエルの子孫かれらに言けるは我儕エジプトの地に於て肉の鍋の側に坐り飽までにパンを食ひし時にヱホバの手によりて死たらば善りし者を汝等はこの曠野に我等を導きいだしてこの全會を飢に死しめんとするなり |
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四 時にヱホバ、モーセに言たまひけるは視よ我パンを汝らのために天より降さん民いでて日用の分を毎日斂むべし斯して我かれらが吾の法律にしたがふや否を試みん |
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五 第六日には彼等その取いれたる者を調理ふべし其は日々に斂る者の二倍なるべし |
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六 モーセとアロン、イスラエルの全の子孫に言けるは夕にいたらば汝等はヱホバが汝らをエジプトの地より導きいだしたまひしなるを知にいたらん |
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七 又朝にいたらば汝等ヱホバの榮光を見ん其はヱホバなんぢらがヱホバに向ひて呟くを聞たまへぱなり我等を誰となして汝等は我等に向ひて呟くや |
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八 モーセまた言けるはヱホバ夕には汝等に肉を與へて食はしめ朝にはパンをあたへて飽しめたまはん其はヱホバ己にむかひて汝等が呟くところの怨言を聞給へばなり我儕を誰と爲や汝等の怨言は我等にむかひてするに非ずヱホバにむかひてするなり |
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九 モーセ、アロンに言けるはイスラエルの子孫の全會衆に言へ汝等ヱホバの前に近よれヱホバなんぢらの怨言を聞給へりと |
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一〇 アロンすなはちイスラエルの子孫の全會衆に語しかぱ彼等曠野を望むにヱホバの榮光雲の中に顯はる |
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一一 ヱホバ、モーセに告て言たまひけるは |
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一二 我イスラエルの子孫の怨言を聞り彼等に告て言へ汝等夕には肉を食ひ朝にはパンに飽べし而して我のヱホバにして汝等の~なることを知にいたらんと |
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一三 即ち夕におよびて鶉きたりて營を覆ふ又朝におよびて露營の四圍におきしが |
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一四 そのおける露乾くにあたりて曠野の表に霜のごとき小き圓き者地にあり |
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一五 イスラエルの子孫これを見て此は何ぞやと互に言ふ其はその何たるを知ざればなりモーセかれらに言けるは是はヱホバが汝等の食にあたへたまふパンなり |
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一六 ヱホバの命じたまふところの事は是なり即ち各その食ふところに循ひて之を斂め汝等の人數にしたがひて一人に一オメルを取れ各人その天幕にをる者等のためにこれを取べし |
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一七 イスラエルの子孫かくなせしに其斂るところに多きと少きとありしが |
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一八 オメルをもてこれを量るに多く斂めし者にも餘るところ無く少く斂めし者にも足ぬところ無りき皆その食ふところに循ひてこれを斂めたり |
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一九 モーセ彼等に誰も朝までこれを残しおく可らずと言り |
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二〇 然るに彼等モーセに聽したがはずして或者はこれを朝まで殘したりしが蟲たかりて臭なりぬモーセこれを怒る |
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二一 人々各その食ふところに循ひて朝毎に之を斂めしが日熱なれば消ゆ |
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二二 第六日にいたりて人々二倍のパンを斂めたり即ち一人に二オメルを斂むるに會衆の長皆きたりて之をモーセに告ぐ |
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二三 モーセかれらに言ふヱホバ言たまふところ是のごとし明日はヱホバの聖安息日にして休息なり今日汝等烤んとする者を烤き煑んとする者を煑よ其残れる者は皆明朝まで藏めおくべし |
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二四 彼等モーセの命ぜしごとくに翌朝まで藏めおきしが臭なること無く又蟲もその中に生ぜざりき |
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二五 モーセ言ふ汝等今日其を食へ今日はヱホバ安息日なれば今日は汝等これを野に獲ざるべし |
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二六 六日の間汝等これを斂むべし第七日は安息日なればその日には有ざるぺし |
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二七 然るに民の中に七日に出て斂めんとせし者ありしが得ところ無りき |
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二八 是に於てヱホバ、モーセに言たまひけるは何時まで汝等は吾が誡命とわが律法をまもることをせざるや |
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二九 汝等視よヱホバなんぢらに安息日を賜へり故に第六日に二日の食物を汝等にあたへたまふなり汝等おのおのその處に休みをれ第七日にはその處より出る者あるべからず |
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三〇 是民第七日に休息り |
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三一 イスラエルの家その物の名をマナと稱り是は莞の實のごとくにして白く其味は蜜をいれたる菓子のごとし |
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三二 モーセ言ふヱホバの命じたまふところ是のごとし是を一オメル盛て汝等の代々の子孫のためにたくはへおくべし是はわが汝等をエジプトの地より導きいだせし時に曠野にて汝等を養ひしところのパンを之に見さしめんためなり |
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三三 而してモーセ、アロンに言けるは壺を取てその中にマナ一オメルを盛てこれをヱホバの前におき汝等の代々の子孫のためにたくはふべし |
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三四 ヱホバのモーセに命じたまひし如くにアロンこれを律法の前におきてたくはふ |
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三五 イスラエルの子孫は人の住る地に至るまで四十年が間マナを食へり即ちカナンの地の境にいたるまでマナを食へり |
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三六 オメルはエパの十分の一なり |
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出エジプト記 |
第一七章 |
一 イスラエルの子孫の會衆ヱホバの命にしたがひて皆シンの曠野を立出で旅路をかさねてレピデムに幕張せしが民の飲む水あらざりき |
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二 是をもて民モーセと爭ひて言ふ我儕に水をあたへて飲しめよモーセかれらに言けるは汝ら何ぞ我とあらそふや何ぞヱホバを試むるや |
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三 彼處にて民水に渴き民モーセにむかひて呟き言ふ汝などて我等をエジプトより導きいだして我等とわれらの子女とわれらの家畜を渴に死しめんとするや |
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四 是に於てモーセ、ヱホバに呼はりて言ふ我この民に何をなすべきや彼等は殆ど我を石にて擊んとするなり |
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五 ヱホバ、モーセに言たまひけるは汝民の前に進み民の中の或長老等を伴ひかの汝が河を擊し杖を手に執て往よ |
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六 視よ我そこにて汝の前にあたりてホレブの磐の上に立ん汝磐を擊べし然せば其より水出ん民これを飲べしモーセすなはちイスラエルの長老等の前にて斯おこなへり |
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七 かくて彼その處の名をマッサと呼び又メリパと呼り是はイスラエルの子孫の爭ひしに由り又そのヱホバはわれらの中に在すや否と言てヱホバを試みしに由なり |
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八 時にアマレクきたりてイスラエルとレピデムに戰ふ |
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九 モーセ、ヨシユアに言けるは我等のために人を擇み出てアマレクと戰へ明日我~の杖を手にとりて岡の巓に立ん |
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一〇 ヨシユアすなはちモーセの己に言しごとくに爲しアマレクと戰ふモーセ、アロンおよびホルは岡の巓に登りしが |
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一一 モーセ手を擧をればイスラエル勝ち手を垂ればアマレク勝り |
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一二 然るにモーセの手重くなりたればアロンとホル石をとりてモーセの下におきてその上に坐せしめ一人は此方一人は彼方にありてモーセの手を支へたりしかばその手日の沒まで垂下ざりき |
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一三 是においてヨシユア刃をもてアマレクとその民を敗れり |
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一四 ヱホバ、モーセに言たまひけるは之を書に筆して記念となしヨシユアの耳にこれをいれよ我必ずアマレクの名を塗抹て天下にこれを誌ゆること无らしめんと |
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一五 斯てモーセ一座の壇を築きその名をヱホバニシ(ヱホバ吾旗)と稱ふ |
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一六 モーセ云けらくヱホバの寶位にむかひて手を擧ることありヱホバ世々アマレクと戰ひたまはん |
トーラ17部 |
出エジプト記 |
第一八章 |
一 茲にモーセの外舅なるミデアンの祭司ヱテロ~が凡てモーセのため又その民イスラエルのために爲したまひし事ヱホバがイスラエルをエジプトより導き出したまひし事を聞り |
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二 是に於てモーセの外舅ヱテロかの遣り還されてありしモーセの妻チッポラとその二人の子を挈へ來る |
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三 その子の一人の名はゲルシヨムと云ふ是はモーセ我他國に客となりをると言たればなり |
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四 今一人の名はエリエゼルと曰ふ是はかれ吾父の~われを助け我を救ひてパロの劍を免かれしめたまふと言たればなり |
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五 斯モーセの外舅ヱテロ、モーセの子等と妻をつれて曠野に來りモーセが~の山に陣を張る處にいたる |
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六 彼すなはちモーセに言けるは汝の外舅なる我ヱテロ汝の妻および之と供なるその二人の子をたづさへて汝に詣ると |
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七 モーセ出てその外舅を迎へ禮をなして之に接吻し互に其安否を問て共に天幕に入る |
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八 而してモーセ、ヱホバがイスラエルのためにパロとヱジプト人とに爲たまひしゥの事と途にて遭しゥの艱難およびヱホバの己等を拯ひたまひし事をその外舅に語りければ |
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九 ヱテロ、ヱホバがイスラエルをエジプト人の手より救ひいだして之にゥの恩典をたまひし事を喜べり |
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一〇 ヱテロすなはち言けるはヱホバは頌べき哉汝等をエジプト人の手とパロの手より救ひいだし民をエジプト人の手の下より拯ひいだせり |
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一一 今我知るヱホバはゥの~よりも大なり彼等傲慢を逞しうして事をなせしがヱホバかれらに勝りと |
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一二 而してモーセの外舅ヱテロ燔祭と犧牲をヱホバに持きたれりアロンおよびイスラエルの長老等皆きたりてモーセの外舅とともに~の前に食をなす |
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一三 次の日にいたりてモーセ坐して民を審判きしが民は朝より夕までモーセの傍に立り |
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一四 モーセの外舅モーセの凡て民に爲ところを見て言けるは汝が民になす此事は何なるや何故に汝は一人坐しをりて民朝より夕まで汝の傍にたつや |
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一五 モーセその外舅に言けるは民~に問んとて我に來るなり |
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一六 彼等事ある時は我に來れば我此と彼とを審判きて~の法度と律法を知しむ |
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一七 モーセの外舅これに言けるは汝のなすところ善らず |
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一八 汝かならず氣力おとろへん汝も汝とともなる民も然らん此事汝には重に過ぐ汝一人にては之を爲ことあたはざるべし |
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一九 今吾言を聽け我なんぢに策を授けん願くは~なんぢとともに在せ汝民のために~の前に居り訴訟を~に陳よ |
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二〇 汝かれらに法度と律法をヘへ彼等の歩むべき道と爲べき事とを彼等に示せ |
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二一 又汝全躰の民の中より賢して~を畏れ眞實を重んじ利を惡むところの人を選み之を民の上に立て千人の司となし百人の司となし五十人の司となし十人の司となすべし |
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二二 而して彼等をして常に民を鞫かしめ大事は凡てこれを汝に陳しめ小事は凡て彼等にみづからこれを判かしむべし斯汝の身の煩瑣を省き彼らをして汝とその任を共にせしめよ |
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二三 汝もし此事を爲し~また斯汝に命じなば汝はこれに勝ん此民もまた安然にその所に到ることを得べし |
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二四 モーセその外舅の言にしたがひてその凡て言しごとく成り |
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二五 モーセすなはちイスラエルの中より遍く賢き人を擇みてこれを民の長となし千人の司となし百人の司となし五十人の司となし十人の司となせり |
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二六 彼等常に民を鞫き難事はこれをモーセに陳べ小事は凡て自らこれを判けり |
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二七 斯てモーセその外舅を還したればその國に往ぬ |
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出エジプト記 |
一九章 |
一 イスラエルの子孫エジプトの地を出て後第三月にいたりて其日にシナイの曠野に至る |
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二 即ちかれらレピデムを出たちてシナイの曠野にいたり曠野に幕を張り彼處にてイスラエルは山の前に營を設けたり |
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三 爰にモーセ登りて~に詣るにヱホバ山より彼を呼びて言たまはく汝かくヤコブの家に言ひイスラエルの子孫に告べし |
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四 汝らはエジプト人に我がなしたるところの事を見我が鷲の翼をのべて汝らを負て我にいたらしめしを見たり |
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五 然ば汝等もし善く我が言を聽きわが契約を守らば汝等は諸の民に愈りてわが寳となるべし全地はわが所有なればなり |
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六 汝等は我に對して祭司の國となり聖き民となるべし是等の言語を汝イスラエルの子孫に告べし |
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七 是に於てモーセ來りて民の長老等を呼びヱホバの己に命じたまひし言を盡くその前に陳たれば |
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八 民皆等く應へて言ひけるはヱホバの言たまひし所は皆われら之を爲べしとモーセすなはち民の言をヱホバに告ぐ |
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九 ヱホバ、モーセに言たまひけるは視よ我密雲の中にをりて汝に臨む是民をして我が汝と語るを聞しめて汝を永く信ぜしめんがためなりとモーセ民の言をヱホバに告たり |
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一〇 ヱホバ、モーセに言たまひけるは汝民の所に往て今日明日これを聖め之にその衣服を澣せ |
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一一 準備をなして三日を待て其は第三日にヱホバ全體の民の目の前にてシナイ山に降ればなり |
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一二 汝民のために四周に境界を設けて言ふべし汝等愼んで山に登るなかれその境界に捫るべからず山に捫る者はかならず殺さるべし |
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一三 手を之に觸べからず其者はかならず石にて擊ころされ或は射ころさるべし獸と人とを言ず生ることを得じ喇叭を長く吹鳴さば人々山に上るべしと |
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一四 モーセすなはち山を下り民にいたりて民を聖め民その衣服を濯ふ |
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一五 モーセ民に言けるは準備をなして三日を待て婦人に近づくべからず |
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一六 かくて三日の朝にいたりて雷と電および密雲山の上にあり又喇叭の聲ありて甚だ高かり營にある民みな震ふ |
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一七 モーセ營より民を引いでて~に會しむ民山の麓に立つに |
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一八 シナイ山キて煙を出せりヱホバ火の中にありてその上に下りたまへばなりその煙竈の煙のごとく立のぼり山すべて震ふ |
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一九 喇叭の聲彌高くなりゆきてはげしくなりける時モーセ言を出すに~聲をもて應へたまふ |
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二〇 ヱホバ、シナイ山に下りその山の頂上にいまし而してヱホバ山の頂上にモーセを召たまひければモーセ上れり |
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二一 ヱホバ、モーセに言たまひけるは下りて民を警めよ恐らくは民推破りてヱホバに來りて見んとし多くの者死るにいたらん |
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二二 又ヱホバに近くところの祭司等にその身を潔めしめよ恐らくはヱホバかれらを擊たん |
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二三 モーセ、ヱホバに言けるは民はシナイ山に得のぼらじ其は汝われらを警めて山の四周に境界をたて山を聖めよと言たまひたればなり |
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二四 ヱホバかれに言たまひけるは往け下れ而して汝とアロンともに上り來るべし但祭司等と民には推破りて我にのぼりきたらしめざれ恐らくは我かれらを擊ん |
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二五 モーセ民にくだりゆきてこれに告たり |
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出エジプト記 |
二〇章 |
一 ~この一切の言を宣て言たまはく |
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二 我は汝の~ヱホバ汝をエジプトの地その奴隷たる家より導き出せし者なり |
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三 汝我面の前に我の外何物をも~とすべからず |
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四 汝自己のために何の偶像をも彫むべからず又上は天にある者下は地にある者ならびに地の下の水の中にある者の何の形狀をも作るべからず |
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五 之を拜むべからずこれに事ふべからず我ヱホバ汝の~は嫉む~なれば我を惡む者にむかひては父の罪を子にむくいて三四代におよぼし |
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六 我を愛しわが誡命を守る者には恩惠をほどこして千代にいたるなり |
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七 汝の~ヱホバの名を妄に口にあぐべからずヱホバはおのれの名を妄にロにあぐる者を罰せではおかざるべし |
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八 安息日を憶えてこれを聖潔すべし |
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九 六日の間勞きて汝の一切の業を爲べし |
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一〇 七日は汝の~ヱホバの安息なれば何の業務をも爲べからず汝も汝の息子息女も汝の僕婢も汝の家畜も汝の門の中にをる他國の人も然り |
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一一 其はヱホバ六日の中に天と地と海と其等の中の一切の物を作りて第七日に息みたればなり是をもてヱホバ安息日を祝ひて聖日としたまふ |
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一二 汝の父母を敬へ是は汝の~ヱホバの汝にたまふところの地に汝の生命の長からんためなり |
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一三 汝殺すなかれ |
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一四 汝姦淫するなかれ |
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一五 汝盜むなかれ |
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一六 汝その隣人に對して虛妄の證據をたつるなかれ |
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一七 汝その隣人の家を貪るなかれ又汝の鄰人の妻およびその僕婢牛驢馬ならびに凡て汝の隣人の所有を貪るなかれ |
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一八 民みな雷と電と喇叭の音と山の煙るとを見たり民これを見て懼れをのゝきて遠く立ち |
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一九 モーセにいひけるは汝われらに語れ我等聽ん唯~の我らに語りたまふことあらざらしめよ恐くは我等死ん |
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二〇 モーセ民に言けるは畏るゝなかれ~汝らを試みんため又その畏怖を汝らの面の前におきて汝らに罪を犯さざらしめんために臨みたまへるなり |
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二一 是において民は遠くに立ちしがモーセは~の在すところの濃雲に進みいたる |
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二二 ヱホバ、モーセに言たまひけるは汝イスラエルの子孫に斯いふべし汝等は天よりわが汝等に語ふを見たり |
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二三 汝等何をも我にならべて造るべからず銀の~をも金の~をも汝等のために造るべからず |
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二四 汝土の壇を我に築きてその上に汝の燔祭と酬恩祭汝の羊と牛をそなふべし我は凡てわが名を憶えしむる處にて汝に臨みて汝を祝まん |
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二五 汝もし石の壇を我につくるならば琢石をもてこれを築くべからず其は汝もし鑿をこれに當なば之を汚すべければなり |
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二六 汝階よりわが壇に升るべからず是汝の恥づる處のその上に露るゝことなからんためなり |
トーラ18部 |
出エジプト記 |
第二一章 |
一 是は汝が民の前に立べき律例なり |
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二 汝ヘブルの僕を買ふ時は六年の間之に職業を爲しめ第七年には贖を索ずしてこれを釋つべし |
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三 彼もし獨身にて來らば獨身にて去べし若妻あらばその妻これとともに去べし |
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四 もしその主人これに妻をあたへて男子又は女子これに生れたらば妻とその子等は主人に屬すべし彼は獨身にて去べし |
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五 僕もし我わが主人と我が妻子を愛す我釋たるゝを好まずと明白に言ば |
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六 その主人これを士師の所に携ゆき又戸あるひは戸柱の所につれゆくべし而して主人錐をもてかれの耳を刺とほすべし彼は何時までもこれに事ふべきなり |
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七 人若その娘を賣て婢となす時は僕のごとくに去べからず |
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八 彼もしその約せし主人の心に遖ざる時はその主人これを贖はしむることを得べし然ど之に眞實ならずして亦これを異邦人に賣ことをなすを得べからず |
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九 又もし之を己の子に與へんと約しなばこれを女子のごとくに待ふべし |
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一〇 父もしその子のために別に娶ることあるとも彼に食物と衣服を與ふる事とその交接の道とはこれを間斷しむべからず |
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一一 其人かれに此三を行はずば彼は金をつくのはずして出さることを得べし |
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一二 人を擊て死しめたる者は必ず殺さるべし |
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一三 若人みづから畫策ことなきに~人をその手にかゝらしめたまふことある時は我汝のために一箇の處を設くればその人其處に逃るべし |
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一四 人もし故にその隣人を謀りて殺す時は汝これをわが壇よりも執へゆきて殺すべし |
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一五 その父あるひは母を擊ものは必ず殺さるべし |
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一六 人を拐帶したる者は之を賣たるも尚その手にあるも必ず殺さるべし |
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一七 その父あるひは母を罵る者は殺さるべし |
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一八 人相爭ふ時に一人石または拳をもてその對手を擊ちしに死にいたらずして床につくことあらんに |
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一九 若起あがりて杖によりて歩むにいたらば之を擊たる者は赦さるべし但しその業を休める賠償をなして之を全く愈しむべきなり |
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二〇 人もし杖をもてその僕あるひは婢を擊んにその手の下に死ば必ず罰せらるべし |
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二一 然ど彼もし一日二日生のびなば其人は罰せられざるべし彼はその人の金子なればなり |
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二二 人もし相爭ひて妊める婦を擊ちその子を堕させんに別に害なき時は必ずその婦人の夫の要むる所にしたがひて刑られ法官の定むる所を爲べし |
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二三 若害ある時は生命にて生命を償ひ |
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二四 目にて目を償ひ齒にて齒を償ひ手にて手を償ひ足にて足を償ひ |
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二五 烙にて烙を償ひ傷にて傷を償ひ打傷にて打傷を償ふべし |
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二六 人もしその僕の一の目あるひは婢の一の目を擊てこれを喪さばその目のために之を釋つべし |
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二七 又もしその僕の一箇の齒か婢の一箇の齒を打落ばその齒のために之を釋つぺし |
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二八 牛もし男あるひは女を衝て死しめなばその牛をば必ず石にて擊殺すべしその肉は食ふべからず但しその牛の主は罪なし |
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二九 然ど牛もし素より衝くことをなす者にしてその主これがために忠告をうけし事あるに之を守りおかずして遂に男あるひは女を殺すに至らしめなばその牛は石にて擊れその主もまた殺さるべし |
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三〇 若彼贖罪金を命ぜられなば凡てその命ぜられし者を生命の償に出すべし |
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三一 男子を衝も女子を衝もこの例にしたがひてなすべし |
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三二 牛もし僕あるひは婢を衝ばその主人に銀三十シケルを與ふべし又その牛は石にて擊ころすべし |
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三三 人もし坑を啓くか又は人もし穴を掘ことをなしこれを覆はずして牛あるひは驢馬これに陷ば |
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三四 穴の主これを償ひ金をその所有主に與ふべし但しその死たる畜は己の有となるべし |
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三五 此人の牛もし彼人のを衝殺さば二人その生る牛を賣てその價を分つべし又その死たるものをも分つべし |
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三六 然どその牛素より衝ことをなす者なること知をるにその主これを守りおかざりしならばその人かならず牛をもて牛を償ふべし但しその死たる者は己の有となるべし |
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出エジプト記 |
第二二章 |
一 人もし牛あるひは羊を竊みてこれを殺し又は賣る時は五の牛をもて一の牛を賠ひ四の羊をもて一の羊を賠ふべし(*現在の訳では二一章三七節) |
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二 もし盜賊の壞り入るを見てこれを擊て死しむる時はこれがために血をながすに及ばず(*現在の訳ではここから二二章一節となり後は一節ずつずれていき二二章は三〇節で終わります) |
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三 然ど若日いでてよりならば之がために血をながすべし盜賊は全く償をなすべし若物あらざる時は身をうりてその竊める物を償ふべし |
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四 若その竊める物實に生てその手にあらばその牛驢馬羊たるにかゝはらず倍してこれを償ふべし |
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五 人もし田圃あるひは葡萄園の物を食はせその家畜をはなちて人の田圃の物を食ふにいたらしむる時は自己の田圃の嘉物と自己の葡萄園の嘉物をもてその償をなすべし |
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六 火もし逸て荊棘にうつりその積あげたる穀物あるひは未だ刈ざる穀物あるひは田野を燬ばその火を焚たる者かならずこれを償ふべし |
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七 人もし金あるひは物を人に預るにその人の家より竊みとられたる時はその盜者あらはれなぱこれを倍して償はしむべし |
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八 盜者もしあらはれずば家の主人を法官につれゆきて彼がその人の物に手をかけたるや否を見るべし |
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九 何の過愆を論ず牛にもあれ驢馬にもあれ羊にもあれ衣服にもあれ又は何の失物にもあれ凡て人の見て是其なりと言ふ者ある時は法官その兩造の言を聽べし而して法官の罪ありとする者これを倍してその對手に償ふべし |
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一〇 人もし驢馬か牛か羊か又はその他の家畜をその隣人にあづけんに死か傷けらるゝか又は搶ひさらるゝことありて誰もこれを見し者なき時は |
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一一 二人の間にその隣人の物に手をかけずとヱホバを指て誓ふことあるべし然る時はその持主これを承諾べし彼人は償をなすに及ばず |
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一二 然ど若自己の許より竊まれたる時はその所有主にこれを償ふべし |
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一三 若またその裂ころされし時は其を證據のために持きたるべしその裂ころされし者は償ふにおよばず |
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一四 人もしその隣人より借たる者あらんにその物傷けられ又は死ることありてその所有主それとともにをらざる時は必ずこれを償ふべし |
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一五 その所有主それと共にをらばこれを償ふにおよばず雇し者なる時もしかり其は雇れて來りしなればなり |
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一六 人もし聘定あらざる處女を誘ひてこれと寢たらば必ずこれに聘禮して妻となすべし |
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一七 その父もしこれをその人に與ふることを固く拒まば處女にする聘禮にてらして金をはらふべし |
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一八 魔術をつかふ女を生しおくべからず |
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一九 凡て畜を犯す者をば必ず殺すべし |
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二〇 ヱホバをおきて別の~に犧牲を献る者をば殺すべし |
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二一 汝他國の人を惱すべからず又これを虐ぐべからず汝らもエジプトの國にをる時は他國の人たりしなり |
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二二 汝凡て寡婦あるひは孤子を惱すべからず |
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二三 汝もし彼等を惱まして彼等われに呼らば我かならずその號呼を聽べし |
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二四 わが怒烈しくなり我劍をもて汝らを殺さん汝らの妻は寡婦となり汝らの子女は孤子とならん |
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二五 汝もし汝とともにあるわが民の貧き者に金を貸す時は金貸のごとくなすべからず又これより利足をとるべからず |
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二六 汝もし人の衣服を質にとらば日のいる時までにこれを歸すべし |
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二七 其はその身を蔽ふ者は是のみにして是はその膚の衣なればなり彼何の中に寢んや彼われに龥はらば我きかん我は慈悲ある者なればなり |
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二八 汝~を罵るべからず民の主長を詛ふべからず |
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二九 汝の豐滿なる物と汝の搾りたる物とを献ぐることを怠るなかれ汝の長子を我に與ふべし |
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三〇 汝また汝の牛と羊をも斯なすべし即ち七日母とともにをらしめて八日にこれを我に與ふべし |
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三一 汝等は我の聖民となるべし汝らは野にて獸に裂れし者の肉を食ふべからず汝らこれを犬に投與ふべし |
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出エジプト記 |
第二三章 |
一 汝虛妄の風説を言ふらすべからず惡き人と手をあはせて人を誣る證人となるべからず |
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二 汝衆の人にしたがひて惡をなすべからず訴訟において答をなすに方りて衆の人にしたがひて道を曲べからず |
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三 汝また貧き人の訴訟を曲て庇くべからず |
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四 汝もし汝の敵の牛あるひは驢馬の迷ひ去に遭ばかならずこれを牽てその人に歸すべし |
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五 汝もし汝を惡む者の驢馬のその負の下に仆れ臥すを見ば愼みてこれを遺さるべからず必ずこれを助けてその負を釋べし |
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六 汝貧き者の訴訟ある時にその判決を曲べからず |
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七 虛假の事に遠かれ無辜者と義者とはこれを殺すなかれ我は惡き者を義とすることあらざるなり |
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八 汝賄賂を受べからず賄賂は人の目を暗まし義者の言を曲しむるなり |
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九 他國の人を虐ぐべからず汝等はエジプトの國にをる時は他國の人にてありたれば他國の人の心を知なり |
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一〇 汝六年の間汝の地に種播きその實を穫いるべし |
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一一 但し第七年にはこれを息ませて耕さずにおくべし而して汝の民の貧き者に食ふことを得せしめよ其餘れる者は野の獸これを食はん汝の葡萄園も橄欖園も斯のごとくなすべし |
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一二 汝六日の間汝の業をなし七日に息むべし期汝の牛および驢馬を息ませ汝の婢の子および他國の人をして息をつかしめよ |
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一三 わが汝に言し事に凡て心を用ひよ他の~々の名を稱ふべからずまた之を汝の口より聞えしめざれ |
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一四 汝年に三度わがために節筵を守るべし |
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一五 汝無酵パンの節禮をまもるべし即ちわが汝に命ぜしごとくアビブの月の定の時において七日の間酵いれぬパンを食ふべし其はその月に汝エジプトより出たればなり徒手にてわが前に出る者あるべからず |
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一六 また穡時の節筵を守るべし是すなはち汝が勞苦て田野に播る者の初の實を祝ふなり又收蔵の節筵を守るべし是すなはち汝の勞苦によりて成る者を年の終に田野より收蔵る者なり |
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一七 汝の男たる者は皆年に三次主ヱホバの前に出べし |
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一八 汝わが犧牲の血を酵いれしパンとともに献ぐべからず又わが節筵の脂を翌朝まで殘しおくべからず |
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一九 汝の地に初に結べる實の初を汝の~ヱホバの室に持きたるべし汝山羊羔をその母の乳にて煑べからず |
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二〇 視よ我天の使をつかはして汝に先たせ途にて汝を守らせ汝をわが備へし處に導かしめん |
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二一 汝等その前に謹みをりその言にしたがへ之を怒らするなかれ彼なんぢらの咎を赦さざるべしわが名かれの中にあればなり |
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二二 汝もし彼が言にしたがひ凡てわが言ところを爲ば我なんぢの敵の敵となり汝の仇の仇となるべし |
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二三 わが使汝にさきだちゆきて汝をアモリ人ヘテ入ベリジ人カナン人ヒビ人およびヱブス人に導きいたらん我かれらを絶べし |
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二四 汝かれらの~を拜むべからずこれに奉事べからず彼らの作にならふなかれ汝其等を悉く毀ちその偶像を打摧くべし |
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二五 汝等の~ヱホバに事へよ然ばヱホバ汝らのパンと水を祝し汝らの中より疾病を除きたまはん |
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二六 汝の國の中には流産する者なく妊ざる者なかるべし我汝の日の數を盈さん |
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二七 我わが畏懼をなんぢの前に遣し汝が至るところの民をことごとく敗り汝の諸の敵をして汝に後を見せしめん |
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二八 我黄蜂を汝の先につかはさん是ヒビ人カナン人およびヘテ人を汝の前より逐はらふべし |
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二九 我かれらを一年の中には汝の前より逐はらはじ恐くは土地荒れ野の獸揩ト汝を害せん |
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三〇 我漸々にかれらを汝の前より逐はらはん汝らは遂に揩トその地を獲にいたらん |
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三一 我なんぢの境をさだめて紅海よりぺリシテ人の海にいたらせ曠野より河にいたらしめん我この地に住る者を汝の手に付さん汝かれらを汝の前より逐はらふべし |
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三二 汝かれらおよび彼らの~と何の契約をもなすべからず |
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三三 彼らは汝の國に住べきにあらず恐くは彼ら汝をして我に罪を犯さしめん汝もし彼等の~に事なばその事かならず汝の機檻となるべきなり |
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出エジプト記 |
第二四章 |
一 又モーセに言たまひけるは汝アロン、ナダブ、アビウおよびイスラエルの七十人の長老とともにヱホバの許に上りきたれ而して汝等遙にたちて拜むべし |
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二 モーセ一人ヱホバに近づくべし彼等は近るべからず又民もかれとともに上るべからず |
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三 モーセ來りてヱホバのゥの言およびそのゥの典例を民に告しに民みな同音に應て云ふヱホバの宣ひし言は皆われらこれを爲べし |
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四 モーセ、ヱホバの言をことごとく書記し朝夙に興いでて山の麓に壇を築きイスラエルの十二の支派にしたがひて十二の桂を建て |
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五 而してイスラエルの子孫の中の少き人等を遣はしてヱホバに燔祭を献げしめ牛をもて酬恩祭を供へしむ |
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六 モーセ時にその血の半をとりて鉢に盛れ又その血の半を壇の上に灌げり |
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七 而して契約の書をとりて民に誦きかせたるに彼ら應へて言ふヱホバの宣ふ所は皆われらこれを爲て遵ふべしと |
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八 モーセすなはちその血をとりて民に灑ぎて言ふ是すなはちヱホバが此ゥの言につきて汝と結たまへる契約の血なり |
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九 斯てモーセ、アロン、ナダブ、アビウおよびイスラエルの七十人の長老のぼりゆきて |
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一〇 イスラエルの~を見るにその足の下には透明れる玉をもて作れるごとき物ありて耀ける天空にさも似たり |
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一一 ~はイスラエルの此頭人等にその手をかけたまはざりき彼等は~を見又食飮をなせり |
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一二 茲にヱホバ、モーセに言たまひけるは山に上りて我に來り其處にをれ我わが彼等をヘへんために書しるせる法律と誠命を載るところの石の板を汝に與へん |
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一三 モーセその從者ヨシユアとともに起あがりモーセのぼりて~の山に至る |
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一四 時に彼長老等に言けるは我等の汝等に歸るまで汝等は此に待ちをれ視よアロンとホル汝等とともに在り凡て事ある者は彼等にいたるべし |
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一五 而してモーセ山にのぼりしが雲山を蔽ひをる |
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一六 すなはちヱホバの榮光シナイ山の上に駐りて雲山を蔽ふこと六日なりしが七日にいたりてヱホバ雲の中よりモーセを呼たまふ |
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一七 ヱホバの榮光山の巓に燃る火のごとくにイスラエルの子孫の目に見えたり |
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一八 モーセ雲の中に入り山に登れりモーセ四十日四十夜山に居る |
トーラ19部 |
出エジプト記 |
第二五章 |
一 ヱホバ、モーセに告て言たまひけるは |
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二 イスラエルの子孫に告て我に献物を持きたれと言へ凡てその心に好んで出す者よりは汝等その我に献ぐるところの物を取べし |
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三 汝等がかれらより取べきその献物は是なり即ち金銀銅 |
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四 紫紅の線麻山羊毛 |
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五 赤染の牡羊の皮貛の皮合歡木 |
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六 燈油塗膏と馨しき香を調ふところの香料 |
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七 桁およびエポデと胸牌に嵌る玉 |
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八 彼等わがために聖所を作るべし我かれらの中に住ん |
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九 凡てわが汝らに示すところに循ひ幕屋の式樣およびその器具の式樣にしたがひてこれを作るべし |
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一〇 彼等合歡木をもて櫃を作るべしその長はニキユビト半その濶は一キユビト竿その高は一キユビト半なるべし |
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一一 汝純金をもて之を蔽ふべし即ち内外ともにこれを蔽ひその上の周圍に金の緣を造るべし |
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一二 汝金の環四箇を鑄てその四の足につくべし即ち此旁に二箇の輪彼旁に二箇の輪をつくべし |
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一三 汝また合歡木をもて杠を作りてこれに金を著すべし |
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一四 而してその杠を櫃の邊旁の環にさしいれてこれをもて櫃を舁べし |
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一五 杠は櫃の環に差いれおくべし其より脫はなすべからず |
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一六 汝わが汝に與ふる律法をその櫃に藏むべし |
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一七 汝純金をもて贖罪所を造るべしその長はニキユビト半その濶は一キユビト半なるべし |
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一八 汝金をもて二箇のケルビムを作るべし即ち槌にて打てこれを作り贖罪所の兩旁に置べし |
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一九 一のケルブを此旁に一のケルブを彼旁に造れ即ちケルビムを贖罪所の兩旁に造るべし |
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二〇 ケルビムは翼を高く展べその翼をもて贖罪所を掩ひその面を互に相向くべしすなはちケルビムの面は贖罪所に向ふべし |
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二一 汝贖罪所を櫃の上に置ゑまた我が汝に與ふる律法を櫃の中に藏むべし |
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二二 其虚にて我なんぢに會ひ贖罪用の上より律法の櫃の上なる二箇のケルビムの間よりして我イスラエルの子孫のためにわが汝に命ぜんとするゥの事を汝に語ん |
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二三 汝また合歡木をもて案を作るべしその長はニキユビトその濶は一キユビトその高は一キユビト半なるべし |
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二四 而して汝純金をこれに著せその周圍に金の緣をつくるべし |
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二五 汝その四圍に掌寛の邊をつくりその邊の周圍に金の小緣を作るべし |
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二六 またそれがために金の環四箇を作りその足の四隅にその環をつくべし |
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二七 環は邊の側に附べし是は案を舁ところの杠をいるる處なり |
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二八 また合歡木をもてその杠をつくりてこれに金を著すべし案はこれに因て舁るべきなり |
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二九 汝また其に用ふる皿匙杓および酒を灌ぐところの斝を作るべし即ち純金をもてこれを造るべし |
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三〇 汝案の上に供前のパンを置て常にわが前にあらしむべし |
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三一 汝純金をもて一箇の燈臺を造るべし燈臺は樫をもてうちて之を作るべしその臺座軸萼節花は其に聯らしむべし |
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三二 又六の枝をその旁より出しむべし即ち燈臺の三の枝は此旁より出で燈臺の三の枝は彼旁より出しむべし |
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三三 巴旦杏の花の形せる三の萼`および花とともに此枝にあり又巴る三の萼節および花とともに彼枝にあるべし燈臺より出る六の枝を皆斯のごとくにすべし |
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三四 巴旦杏の花の形せる四の萼その節および花とともに燈臺にあるべし |
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三五 兩箇の枝の下に一箇の節あらしめ又その兩箇の枝の下に一箇の節あらしめ又その兩箇の枝の下に一箇の節あらしむべし燈臺より出る六の枝みな是のごとくなるべし |
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三六 その節と枝とは其に連ならしめ皆槌にて打て純金をもて造るべし |
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三七 又それがために七箇の燈盞を造りその燈盞を上に置てその對向を照さしむべし |
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三八 その燈鉗と剪燈盤をも純金ならしむべし |
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三九 燈臺と此のゥの器具を造るには純金一タラントを用ふべし |
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四〇 汝山にて示されし式樣にしたがひて之を作ることに心を用ひよ |
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出エジプト記 |
第二六章 |
一 汝また幕屋のために十の幕を造るべしその幕は即ち麻の撚絲紫および紅の絲をもて之を造り巧にケルビムをその上に織出すべし |
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二 一の幕の長は二十八キユビト一の幕の濶は四キユビトなるべし幕は皆その寸尺を同うすべし |
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三 その幕五箇を互に連ねあはせ又その他の幕五箇をも互に連ねあはすべし |
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四 而してその一聯の幕の邊においてその聯絡處の端に色の襻を付べし又他の一聯の幕の聯絡處の邊にも斯なすべし |
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五 汝一聯の幕に襻五十をつけ又他の一聯の幕の聯絡處の邊にも襻五十をつけ斯その襻をして彼と此と相對せしむべし |
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六 而して金の鐶五十を造りその鐶をもて幕を連ねあはせて一の幕屋となすべし |
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七 汝また山羊の毛をもて幕をつくりて幕屋の上の蓋となすべし即ち幕十一をつくるべし |
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八 その一箇の幕の長は三十キユビトその一箇の幕の濶は四キユビトなるべし即ちその十一の幕は寸尺を一にすべし |
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九 而してその幕五を一に聯ねまたその幕六を一に聯ねその第六の幕を幕屋の前に摺むべし |
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一〇 又その一聯の幕の邊すなはちその聯絡處の端に襻五十を付け又他の一聯の幕の聯絡處にも襻五十を付べし |
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一一 而して銅の鐶五十を作りその鐶を襻にかけてその幕を聯ねあはせて一となすべし |
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一二 その天幕の幕の餘れる遺餘すなはちその餘れる半幕をば幕屋の後に垂しむべし |
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一三 天幕の幕の餘れる者は此旁に一キユビト彼旁に一キユビトあり之を幕屋の兩旁此方彼方に垂てこれを蓋ふべし |
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一四 汝赤く染たる牡山羊の皮をもて幕屋の蓋をつくりその上に貛の皮の蓋をほどこすべし |
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一五 汝合歡木をもて幕屋のために竪板を造るべし |
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一六 一枚の板の長は十キユビト一枚の板の濶は一キユビト半なるべし |
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一七 板ごとに二の榫をつくりて彼と此と交指しめよ幕屋の板には皆斯のごとく爲べし |
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一八 汝幕屋のために板を造るべし即ち南向の方のために板二十枚を作るべし |
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一九 而してその二十枚の板の下に銀の座四十を造るべし即ち此板の下にもその二の榫のために二の座あらしめ彼板の下にもその二の榫のために二の座あらしむべし |
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二〇 幕屋の他の方すなはちその北の方のためにも板二十枚を作るべし |
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二一 而してこれに銀の座四十を作り此板の下にも二の座彼板の下にも二の座あらしむべし |
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二二 幕屋の後すなはちその西の方のために板六枚を造るべし |
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二三 又幕屋の後の兩の隅のために板二枚を造るべし |
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二四 その二枚は下にて相合せしめその頂まで一に連ならしむべし一箇の鐶に於て然りその二枚ともに是の如くなるべし其等は二の隅のために設くる者なり |
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二五 その板は合て八枚その銀の座は十六座此板にも二の座彼板にも二の座あらしむべし |
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二六 汝合歡木をもて木を作り幕屋の此方の板のために五本を設くべし |
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二七 また幕屋の彼方の板のために木五本を設け幕屋の後すなはちその西の方の板のために木五本を設くべし |
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二八 板の眞中にある中間の木をば端より端まで通らしむべし |
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二九 而してその板に金を着せ金をもて之がために鐶を作りて木をこれに貫き又その木に金を着すべし |
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三〇 汝山にて示されしところのその模範にしたがひて幕屋を建べし |
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三一 汝また紫紅の線および麻の撚絲をもて幕を作り巧にケルビムをその上に織いだすべし |
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三二 而して金を着たる四本の合歡木の柱の上に之を掛べしその鈎は金にしその柱は四の銀の座の上に置べし |
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三三 汝その幕を鐶の下に掛け其處にその幕の中に律法の櫃を藏むべしその幕すなはち汝らのために聖所と至聖所を分たん |
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三四 汝至聖厮にある律法の櫃の上に贖罪用を置べし |
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三五 而してその幕の外に案を置ゑ幕屋の南の方に燈臺を置て案に對はしむべし案は北の方に置べし |
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三六 又紫紅の線および麻の撚絲をもて幔を織なして幕屋の入口に掛べし |
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三七 又その幔のために合歡木をもて桂五本を造りてこれに金を着せその鈎を金にすべし又その柱のために銅をもて五箇の座を鑄べし |
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出エジプト記 |
第二七章 |
一 汝合歡木をもて長五キユビト濶五キユビトの壇を作るべしその壇は四角その高は三キユビトなるべし |
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二 その四隅の上に其の角を作りてその角と其より出しめその壇には銅を着すべし |
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三 又灰を受る壺と火鏟と鉢と肉又と火鼎を作るべし壇の器は皆銅をもて之を作るべし |
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四 汝壇のために銅をもて金網を作りその網の上にその四隅に銅の鐶を四箇作るべし |
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五 而してその網を壇の中程の邊の下に置て之を壇の半に達せしむべし |
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六 又壇のために杠を作るべし即ち合歡木をもて杠を造り銅をこれに着すべし |
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七 その杠を鐶に貫きその杠を壇の兩旁にあらしめて之を舁べし |
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八 壇は汝板をもて之を空に造り汝が山にて示されしごとくにこれを造るべし |
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九 汝また幕屋の庭をつくるべし南に向ひては庭のために南の方に長百キユビトの細布の幕を設けてその一方に當べし |
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一〇 その二十の柱およびその二十の座は銅にし其柱の鈎およびその桁は銀にすべし |
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一一 又北の方にあたりて長百キユビトの幕をその縱に設くべしその二十の柱とその柱の二十の座は銅にし柱の鈎とその桁は銀にすべし |
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一二 庭のすなはちその西の方には五十キユビトの幕を設くべしその柱は十その座も十 |
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一三 また東に向ひては庭の東の方の濶は五十キユビトにすべし |
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一四 而して此一旁に十五キユビトの幕を設くべしその柱は三その座も三 |
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一五 又彼一旁にも十五キユビトの幕を設くべしその柱は三その座も三 |
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一六 庭の門のために紫紅の線および麻の撚絲をもて織なしたる二十キユビトの幔を設くべしその柱は四その座も四 |
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一七 庭の四周の柱は皆銀の桁をもて續けその鈎を銀にしその座を銅にすべし |
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一八 庭の縱は百キユビトそのは五十キユビト宛その高は五キユビト麻の撚絲をもてつくりなしその座を銅にすべし |
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一九 凡て幕屋に用ふるところのゥの器具並にその釘および庭の釘は銅をもて作るべし |
トーラ20部 |
二〇 汝又イスラエルの子孫に命じ橄欖を搗て取たるCき油を燈火のために汝に持きたらしめて絕ず燈火をともすべし |
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二一 集會の幕屋に於て律法の前なる幕の外にアロンとその子等晩より朝までヱホバの前にその燈火を整ふべし是はイスラエルの子孫が世々たえず守るべき定例なり |
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出エジプト記 |
第二八章 |
一 汝イスラエルの子孫の中より汝の兄弟アロンとその子等すなはちアロンとその子ナダブ、アビウ、エレアザル、イタマルを汝に至らしめて彼をして我にむかひて祭司の職をなさしむべし |
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二 汝また汝の兄弟アロンのために聖衣を製りて彼の身に顯榮と榮光あらしむべし |
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三 汝凡て心に智慧ある者すなはち我が智慧の靈を充しおきたる者等に語りてアロンの衣服を製しめ之を用てアロンを聖別て我に祭司の職をなさしむべし |
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四 彼等が製るべき衣服は是なり即ち胸牌エポデ明衣間格の裏衣頭帽および帶彼等汝の兄弟アロンとその子等のために聖衣をつくりて彼をして祭司の職を我にむかひてなすことをえせしむべし |
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五 即ち彼等金紫紅の糸およぴ麻糸をとりて用ふべし |
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六 又金紫紅の線および麻の撚糸をもて巧にユポデを織なすべし |
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七 エポデには二の肩帶をほどこしその兩の端を連ねて之を合すべし |
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八 エポデの上にありてこれを束ぬるところの帶はその物同うしてエポデの製のごとくにすべし即ち金紫紅の糸および麻の撚糸をもてこれを作るべし |
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九 汝二箇の葱珩をとりてその上にイスラエルの子等の名を鐫つくべし |
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一〇 即ち彼等の誕生にしたがひてその名六を一の玉に鐫りその遺餘の名六を外の玉に鐫べし |
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一一 玉に雕刻する人の印を刻が如くに汝イスラエルの子等の名をその二の玉に鐫つけその玉を金の槽に嵌べし |
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一二 この二の玉をエポデの肩蔕の上につけてイスラエルの子等の記念の玉とならしむべし即ちアロン、ヱホバの前において彼等の名をその兩の肩に負て記念とならしむべし |
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一三 汝金の槽を作るべし |
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一四 而して純金を組て紐の如き二箇の鏈を作りその組る鏈をかの槽につくべし |
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一五 汝また審判の胸牌を巧に織なしエボデの製のごとくに之をつくるべし即ち金紫紅の線および麻の撚糸をもてこれを製るべし |
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一六 是は四角にして二重なるべく其長は半キユビトその濶も半キユビトなるべし |
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一七 汝またその中に玉を嵌て玉を四行にすべし即ち赤玉黃玉瑪瑙の一行を第一行とすべし |
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一八 第二行は紅玉玉金剛石 |
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一九 第三行は深紅玉白瑪瑙紫玉 |
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二〇 第四行は黃豪ハ葱珩碧玉凡て金の槽の中にこれを嵌べし |
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二一 その玉はイスラエルの子等の名に循ひその名のごとくにこれを十二にすべし而してその十二の支派の各々の名は印を刻ごとくにこれを鐫つくべし |
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二二 汝純金を紐のごとくに組たる鏈を胸牌の上につくべし |
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二三 また胸牌の上に金の環二箇を作り胸牌の兩の端にその二箇の環をつけ |
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二四 かの金の紐二條を胸牌の端の二箇の環につくべし |
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二五 而してその二條の紐の兩の端を二箇の槽に結ひエポデの肩帶の上につけてその前にあらしむべし |
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二六 又二箇の金の環をつくりて之を胸牌の兩の端につくべし即ちそのエポデに對ふところの內の邊に之をつくべし |
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二七 汝また金の環二箇を造りてこれをエポデの兩旁の下の方につけその前の方にてその聯接る處に對ひてエポデの帶の上にあらしむべし |
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二八 胸牌は紐をもてその環によりて之をエポデの環に結ひつけエポデの帶の上にあらしむべし然せば胸牌エポデを離るゝこと無るべし |
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二九 アロン聖所に入る時はその胸にある審判の胸牌にイスラエルの予等の名を帶てこれをその心の上に置きヱホバの前に恒に記念とならしむべし |
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三〇 汝審判の胸牌にウリムとトンミムをいれアロンをしてそのヱホバの前に入る時にこれをその心の上に置しむべしアロンはヱホバの前に常にイスラエルの子孫の審判を帶てその心の上に置べし |
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三一 エポデに屬する明衣は凡てこれをく作るべし |
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三二 頭をいるゝ孔はその眞中に設くべし又その孔の周圍には織物の緣をつけて鎧の領盤のごとくになして之を綻びざらしむべし |
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三三 その裾には紫紅の糸をもて石榴をつくりてその裾の周圍につけ又四周に金の鈴をその間々につくべし |
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三四 即ち明衣の裾には金の鈴に石榴又金の鈴に石榴とその周圍につくべし |
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三五 アロン奉事をなす時にこれを著べし彼が聖所にいりてヱホバの前に至る時また出きたる時にはその鈴の音聞ゆべし斯せば彼死ることあらじ |
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三六 汝純金をもて一枚の前板を作り印を刻がごとくにその上にヱホバに聖と鐫つけ |
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三七 之を紐につけて頭帽の上にあらしむべし即ち頭帽の前の方にこれをつくべし |
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三八 是はアロンの額にあるべしアロンはイスラエルの子孫が献ぐるところの聖物すなはちその献ぐるゥの聖き供物の上にあるところの罪を負べしこの板をば常にアロンの額にあらしむべし是ヱホバの前に其等の受納られんためなり |
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三九 汝麻糸をもて裏衣を間格に織り麻糸をもて頭帽を製りまた帶を繡工に織なすべし |
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四〇 汝またアロンの子等のために裏衣を製り彼らのために帶を製り彼らのために頭巾を製りてその身に顯榮と榮光あらしむべし |
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四一 而して汝これを汝の兄弟アロンおよび彼とともなるその子等に着せ膏を彼等に灌ぎこれを立てこれを聖別てこれをして祭司の職を我になさしむべし |
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四二 又かれらのためにその陰所を蔽ふ麻の褌を製り腰より髀に達らしむべし |
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四三 アロンとその子等は集會の幕屋に入る時又は祭壇に近づきて聖所に職事をなす時はこれを著べし斯せば愆をかうむりて死ることなからん是は彼および彼の後の子孫の永く守るべき例なり |
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出エジプト記 |
第二九章 |
一 汝かれらを聖別て彼らをして我にむかひて祭司の職をなさしむるには斯これに爲べし即ち若き牡牛と二の全き牡山羊を取り |
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二 無酵パン油を和たる無酵菓子および油を塗たる無酵煎餅を取べし是等は麥粉をもて製るべし |
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三 而してこれを一箇の筐にいれ牡牛および二の牡山羊とともにこれをその筐のまゝに持きたるべし |
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四 汝またアロンとその子等を集會の幕屋の口に携きたりて水をもてかれらを洗ひCめ |
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五 衣服をとりて裏衣エポデに屬する明衣エポデおよび胸牌をアロンに着せエポデの帶を之に帶しむべし |
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六 而してかれの首に頭帽をかむらせその頭帽の上にかの聖金板を戴しめ |
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七 灌油を取てこれを彼の首に傾け灌ぐべし |
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八 又かれの子等を携來りて之に裏衣を着せ |
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九 之に帶を帶しめ頭巾をこれにかむらすべし即ちアロンとその子等に斯なすべし祭司の職はかれらに歸す永くこれを例となすべし汝斯アロンとその子等を立べし |
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一〇 汝集會の幕屋の前に牡牛をひき來らしむべし而してアロンとその子等その牡牛の頭に手を按べし |
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一一 かくして汝集會の幕屋の口にてヱホバの前にその牡牛を宰すべし |
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一二 汝その牡牛の血をとり汝の指をもてこれを壇の角に塗りその血をばことごとく壇の下に灌ぐべし |
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一三 汝またその臟腑を裏むところのゥの脂肝の上の網膜および二の腎とその上の脂を取てこれを壇の上に燔べし |
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一四 但しその牡牛の肉とその皮および糞は營の外にて火に燒べし是は罪祭なり |
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一五 汝かの牡山羊一頭を取るべし而してアロンとその子等その牡山羊の上に手を按べし |
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一六 汝その牡山羊を宰しその血をとりてごれを壇の上の周圍に灌ぐべし |
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一七 汝その牡山羊を切割きその臟腑とその足を洗ひて之をその肉の塊とその頭の上におくべし |
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一八 汝その牡山羊を壇の上に悉く燒べし是ヱホバにたてまつる燔祭なり是は馨しき香にしてヱホバにたてまつる火祭なり |
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一九 汝また今一の牡山羊をとるべし而してアロンとその子等その牡山羊の頭の上に手を按べし |
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二〇 汝すなはちその牡山羊を殺しその血をとりてこれをアロンの右の耳の端およびその子等の右の耳の端につけ又その右の手の大指と右の足の拇指につけその血を壇の周圍に灌ぐべし |
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二一 又壇の上の血をとり灌油をとりて之をアロンとその衣服およびその子等とその子等の衣服に灌ぐべし期彼とその衣服およびその子等とその子等の衣服C淨なるべし |
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二二 汝その牡山羊の脂と脂の尾および其臟腑を裹る脂肝の上の網膜二箇の腎と其上の脂および右の腿を取べし是は任職の牡山羊なり |
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二三 汝またヱホバの前にある無酵パンの筐の中よりパン一個と油ぬりたる菓子一箇と煎餅一個を取ベし |
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二四 汝これらを悉くアロンの手と其子等の手に授けこれを搖てヱホバに搖祭となすべし |
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二五 而して汝これらを彼等の手より取て壇の上にて燔祭にくはへて燒くべし是ヱホバの前に馨しき香となるべし是すなはちヱホバにたてまつる火祭なり |
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二六 汝またアロンの任職の牡山羊の胸を取てこれをヱホバの前に搖て搖祭となすべし是汝の受るところの.分なり |
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二七 汝その搖ところの搖祭の物の胸およびその舉るところの舉祭の物の腿すなはちアロンとその子等の任職の牡山羊の胸と腿を聖別つべし |
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二八 是はアロンとその子等に歸すべしイスラエルの子孫永くこの例を守るべきなり是はイスラエルの子孫が酬恩祭の犧牲の中よりとるところの舉祭にしてヱホバになすところの舉祭なり |
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二九 アロンの聖衣は其後の子孫に歸すべし子孫これを着て膏をそゝがれ職に任ぜらるべきなり |
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三〇 アロンの子孫の中彼にかはりて祭司となり集會の幕屋にいりて聖所に職をなす者は先七日の間これを着べし |
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三一 汝任職の牡山羊を取り聖所にてその肉を煑べし |
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三二 アロンとその子等は集會の幕屋の戶口においてその牡山羊の肉と筐の中のパンを食ふベし |
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三三 罪を贖ふ物すなはち彼らを立て彼らを聖別るに用るところの物を彼らは食ふべし餘の人は食ふべからず其は聖物なればなり |
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三四 もし任職の肉あるひはパン旦まで遺りをらばその遺者は火をもてこれを燒べし是は聖ければ食ふべからず |
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三五 汝わが凡て汝に命ずるごとくにアロンとその子等に斯なすべし即ちかれらのために七曰のあひだ任職の禮をおこなふべし |
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三六 汝日々に罪祭の牡牛一頭をさゝげて贖をなすべし又壇のために贖罪をなしてこれをCめこれに膏を灌ぎこれを聖別べし |
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三七 汝七日のあひだ壇のために贖をなして之を聖別め至聖き壇とならしむべし凡て壇に捫る者は聖なるべし |
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三八 汝が壇の上にさゝぐべき者は是なり即ち一歲の羔二を日々絕ず献ぐべし |
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三九 一の羔は朝にこれを献げ一の羔は夕にこれを献べし |
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四〇 一の羔に麥粉十分の一に搗たる油一ヒンの四分の一を和たるを添へ又灌祭として酒一ヒンの四分の一を添べし |
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四一 今一の羔羊は夕にこれを献げ朝とおなじき素祭と液祭をごれと共にさゝげ馨しき香とならしめヱホバに火祭たらしむべし |
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四二 是すなはち汝らが代々絕ず集會の幕屋の門口にてヱホバの前に献ぐべき燔祭なり我其處にて汝等に會ひ汝と語ふべし |
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四三 其處にて我イスラエルの子孫に會ん幕屋はわが榮光によりて聖なるべし |
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四四 我集會の幕屋と祭壇を聖めん亦アロンとその子等を聖めて我に祭司の職をなさしむべし |
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四五 我イスラエルの子孫の中に居て彼らの~とならん |
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四六 彼等は我が彼らの~ヱホバにして彼等の中に住んとて彼等をエジプトの地より導き出せし者なることを知ん我はかれらの~ヱホバなり |
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出エジプト記 |
第三〇章 |
一 汝香を焚く壇を造るべし即ち合歡木をもてこれを造るべし |
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二 その長は一キユビトその寛も一キユビトにして四角ならしめ其高は三キユビトにし其角は其より出しむべし |
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三 而してその上その四傍その角ともに純金を着せその周圍に金の緣を作るべし |
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四 汝またその兩面に金の緣の千に金の環二箇を之がために作るべし即ちその兩傍にこれを作るべし是すなはちこれを舁ところの杠を貫く所なり |
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五 その杠は合歡木をもてこれを作りて之に金を着すべし |
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六 汝これを律法の櫃の傍なる幕の前に置て律法の上なる贖罪所に對はしむべし其處はわが汝に會ふ處なり |
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七 アロン朝ごとにその上に馨しき香を焚べし彼燈火を整ふる時はその上に香を焚べきなリ |
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八 アロン夕に燈火を燃す時はその上に香を焚べし是香はヱホバの前に汝等が代々絕すべからざる者なり |
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九 汝等その上に異る香を焚べからず燔祭をも素祭をも獻ぐべからず又その上に灌祭の酒を灌ぐべからず |
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一〇 アロン年に一囘贖罪の罪祭の血をもてその壇の角のために贖をなすべし汝等代々年に一度是がために贖をなすべし是はヱホバに最も聖き者たるなリ |
トーラ21部 |
一一 ヱホバ、モーセに吿て言たまはく |
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一二 汝がイスラエルの.子孫の數を數へしらぶるにあたりて彼等は各人その數へらるゝ時にその生命の贖をヱホバにたてまつるべし是はその數ふる時にあたりて彼等の中に災害のあらざらんためなり |
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一三 凡て數へらるゝ者の中に入る者は聖所のシケルに遵ひて半シケルを出すべし一シケルは二十ゲラなり即ち半シケルをヱホバにたてまつるべし |
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一四 凡て數へらるゝ者の中に入る者即ち二十歲以上の者はヱホバに献納物をなすべし |
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一五 汝らの生命を贖ふためにヱホバに献納物をなすにあたりては富者も半シケルより多く出すべからず貧者も其より少く出すべからず |
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一六 汝イスラエルの子孫より贖の金を取てこれを幕屋の用に供ふべし是はヱホバの前にイスラエルの子孫の記念となりて汝らの生命を贖ふべし |
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一七 ヱホバ、モーセに吿て言たまはく |
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一八 汝また銅をもて洗盤をつくりその臺をも銅になして洗ふことのために供へ之を集會の幕屋と壇との間に置てその中に水をいれおくべし |
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一九 アロンとその子等はそれに就て手と足を.洗ふべし |
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二〇 彼等は集會の幕屋に入る時に水をもて洗ふことを爲て死をまぬかるべし亦壇にちかづきてその職をなし火祭をヱホバの前に焚く時も然すべし |
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二一 即ち斯その手足を洗ひて死を免かるべし是は彼とその子孫の代々常に守るべき例なり |
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二二 ヱホバまたモーセに言たまひけるは |
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二三 汝また重立たる香物を取れ即ち淨沒藥五百シケル香しき肉桂その半二百五十シケル香しき菖蒲二百五十シケル |
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二四 桂枝五百シケルを聖所のシケルに遵ひて取り又橄欖の油一ヒンを取べし |
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二五 汝これをもて聖灌膏を製るべしすなはち桾ィを製る法にしたがひて香膏を製るべし是は聖灌膏たるなり |
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二六 汝これを集會の幕屋と律法の櫃に塗り |
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二七 案とそのもろもろの器具燈臺とそのもろもろの器具および香壇 |
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二八 並に燔祭の壇とそのもろもろの器具および洗盤とその臺とに塗べし |
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二九 汝是等を聖めて至聖らしむべし凡てこれに捫る者は聖くならん |
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三〇 汝アロンとその子等に膏をそゝぎて之を立て彼らをして我に祭司の職をなさしむべし |
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三一 汝イスラエルの子孫に者ていふべし是は汝らが代々我の爲に用ふべき聖灌膏なり |
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三二 是は人の身に灌ぐべからず汝等また此量をもて是に等き物を製るべからず是は聖し汝等これを聖物となすべし |
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三三 凡て之に等き物を製る者凡てこれを餘人につくる者はその民の中より絕るべし |
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三四 ヱホバ、モーセに言たまはく汝ナタフ、シケレテ、へルべナの香物を取りその香物を淨き乳香に和あはすべしその量は各等からしむべきなり |
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三五 汝これを以て香を製るべし即ち桾ィを製る法にしたがひてこれをもて桾ィを製り鹽をこれにくはへ潔く且聖らしむべし |
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三六 汝またその幾分を細に搗て我が汝に會ふところなる集會の幕屋の中にある律法の前にこれを供ふべし是は汝等において最も聖き者なり |
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三七 汝が製るところの香は汝等その量をもてこれを自己のために製るべからず是は汝においてヱホバのために聖き者たるなり |
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三八 凡て是に均き者を製りてこれを嗅ぐ者はその民の中より絕るべし |
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出エジプト記 |
第三一章 |
一 ヱホバ、モーセに吿て言たまひけるは |
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二 我ユダの支派のホルの子なるウリの子ぺザレルを名指て召し |
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三 ~の靈をこれに充して智慧と了知と智識とゥの類の工に長しめ |
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四 奇巧を盡して金銀及び銅の作をなすことを得せしめ |
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五 玉を切り嵌め木に彫刻みてゥの類の工をなすことを得せしむ |
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六 視よ我またダンの支派のアヒサマクの子アホリアブを與へて彼とともならしむ凡て心に智ある者に我智慧を授け彼等をして我が汝に命ずる所の事を盡くなさしむべし |
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七 即ち集會の幕屋律法の櫃その上の贖罪所幕屋のゥの器具 |
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八 案ならびにその器具純金の燈臺とそのゥの器具および香壇 |
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九 燔祭の壇とそのゥの器具洗盤とその臺 |
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一〇 供職の衣服祭司の職をなず時に用ふるアロンの聖衣およびその子等の衣服 |
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一一 および灌膏ならびに聖所の馨しき香是等を我が凡て汝に命ぜしごとくに彼等製造べきなり |
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一二 ヱホバ、モーセに吿て言たまひけるは |
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一三 汝イスラエルの子孫に吿て言べし汝等かならず吾安息日を守るべし是は我と汝等の間の代々の徵にして汝等に我の汝等を聖からしむるヱホバなるを知しむる爲の者なればなり |
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一四 即ち汝等安息日を守るべし是は汝等に聖日なればなり凡て之を瀆す者は必ず殺さるべし凡てその日に働作をなず人はその民の中より絕るべし |
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一五 六日の間業をなずべし第七日は大安息にしてヱホバに聖なり凡て安息日に働作をなず者は必ず殺さるべし |
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一六 斯イスラエルの子孫は安息日を守り代々安息日を祝ふべし是永遠の契約なり |
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一七 是は永久に我とイスラエルの子孫の間の徵たるなり其はヱホバ六日の中に天地をつくりて七日に休みて安息に入たまひたればなり |
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一八 ヱホバ、シナイ山にてモーセに語ることを終たまひし時律法の板二枚をモーセに賜ふ是は石の板にして~が手をもて書したまひし者なり |
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出エジプト記 |
第三二章 |
一 玆に民モーセが山を下ることの遲きを見民集りてアロンの許に至り之に言けるは起よ汝われらを導く~を我儕のために作れ其は我らをエジプトの國より導き上りし彼モーセ其人は如何になりしか知ざればなり |
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二 アロンかれらに言けるは汝等の妻と息子息女等の耳にある金の環をとりはづして我に持きたれと |
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三 是において民みなその耳にある金の環をとりはづしてアロンの許に持來りければ |
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四 アロンこれを彼等の手より取り鎚鑿をもて之が形を造りて犢を鑄なしたるに人々言ふイスラエルよ是は汝をエジプトの國より導きのぼりし汝の~なりと |
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五 アロンこれを見てその前に壇を築き而してアロソ宣吿て明日はヱホバの祭禮なりと言ふ |
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六 是において人衆明朝早く起いでて燔祭を献げ酬恩祭を供ふ民坐して飮食し起て戲る |
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七 ヱホバ、モーセに言たまひけるは汝往て下れよ汝がエジプトの地より導き出せし汝の民は惡き事を行ふなり |
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八 彼等は早くも我が彼等に命ぜし道を離れ己のために犢を鑄なしてそれを拜み其に犧牲を献げて言ふイスラエルよ是は汝をエジプトの地より導きのぼりし汝の~なりと |
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九 ヱホバまたモーセに言たまひけるは我この民を觀たり視よ是は項の强き民なり |
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一〇 然ば我を阻るなかれ我かれらに向ひて怒を發して彼等を滅し盡さん而して汝をして大なる國をなさしむべし |
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一一 モーセその~ヱホバの面を和めて言けるはヱホバよ汝などて彼の大なる權能と强き手をもてエジプトの國より導きいだしたまひし汝の民にむかひて怒を發したまふや |
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一二 何ぞエジプト人をして斯言しむべけんや曰く彼は禍をくだして彼等を山に殺し地の面より滅し盡さんとて彼等を導き出せしなりと然ば汝の烈き怒を息め汝の民にこの禍を下さんとせしを思ひ直したまへ |
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一三 汝の僕アブラハム、イサク、イスラエルを憶ひたまへ汝は自己さして彼等に誓ひて我天の星のごとくに汝等の子孫を揩オ又わが言ふところの此地をことごとく汝等の子孫にあたへて永くこれを有たしめんと彼等に言たまへりと |
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一四 ヱホバ是においてその民に禍を降んとせしを思ひ直したまへり |
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一五 モーセすなはち身を轉して山より下れりかの律法の二枚の板その手にあり此板はその兩面に文字あり即ち此面にも彼面にも文字あり |
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一六 此板は~の作なりまた文字は~の書にして板に彫つけてあり |
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一七 ヨシユア民の呼はる聲を聞てモーセにむかひ營中に戰爭の聲すと言ければ |
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一八 モーセ言ふ是は勝鬨の聲にあらず又敗北の號呼聲にもあらず我が聞ところのものは歌唱ふ聲なりと |
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一九 斯てモーセ營に近づくに及びて犢と舞跳を見たれば怒を發してその手よりかの板を擲ちこれを山の下に碎けり |
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二〇 而して彼等が作りし犢をとりてこれを火に燒き碎きて粉となしてこれを水に撒きイスラエルの子孫に之をのましむ |
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二一 モーセ、アロンに言けるは此民汝に何をなしてか汝かれらに大なる罪を犯させしや |
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二二 アロン言けるは吾主よ怒を發したまふ勿れ此民の惡なるは汝の知ところなり |
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二三 彼等われに言けらく我らを導く~をわれらのために作れ其は我らをエジプトの國より導き上りし彼モーセ其人は如何になりしか知ざればなりと |
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二四 是において我凡て金をもつ者はそれをとりはづせと彼等に言ければ則ちそれを我に與へたり我これを火に投たれば此犢出きたれりと |
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二五 モーセ民を視るに縱肆に事をなすアロン彼等をして縱肆に事をなさしめたれば彼等はその敵の中に嘲笑となれるなり |
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二六 玆にモーセ營の門に立ち凡てエホバに歸する者は我に來れと言ければレビの子孫みな集りてかれに至る |
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二七 モーセすなはち彼等に言けるはイスラエルの~エホバ斯言たまふ汝等おのおの劍をたへて門より門と營の中を彼處此處に行めぐりて各人その兄弟を殺し各人その伴侶を殺し各人その隣人を殺すべしと |
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二八 レビの子孫すなはちモーセの言のごとくに爲たればその日民凡三千人殺されたり |
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二九 是に於てモーセ言ふ汝等おのおのその子をもその兄弟をも顧ずして今日ヱホバに身を献げ而して今旦祉を得よ |
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三〇 明日モーセ民に言けるは汝等は大なる罪を犯せり今我ヱホバの許に上りゆかんとす我なんぢらの罪を贖ふを得ることもあらん |
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三一 モーセすなはちヱホバに歸りて言けるは鳴呼この氏の罪は大なる罪なり彼等は自己のために金の~を作れり |
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三二 然どかなはゞ彼等の罪を赦したまへ然ずば願くは汝の書しるしたまへる書の中より吾名を抹さりたまへ |
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三三 ヱホバ、モーセに言たまひけるは凡てわれに罪を犯す者をば我これをわが書より抹さらん |
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三四 然ば今往て民を我が汝につげたる所に導けよ吾使者汝に先だちて往ん但しわが罰をおこなふ日には我かれらの罪を罰せん |
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三五 ヱホバすなはち民を擊たまへり是はかれら犢を造りたるに因る即ちアロンこれを造りしなり |
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出エジプト記 |
第三三章 |
一 玆にエホバ、モーセに言たまひけるは汝と汝がエジプトの國より導き上りし民此を起いでて我がアブラハム、イサク、ヤコブに誓ひて之を汝の子孫に與へんと言しその地に上るべし |
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二 我一の使を遣して汝に先だたしめん我カナン人アモリ人へテ人ペリジ人ヒビ人ヱブス人を逐はらひ |
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三 なんぢらをして乳と蜜の流るゝ地にいたらしむべし我は汝の中にをりては共に上らじ汝は項の强き民なれば恐くは我途にて汝を滅すにいたらん |
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四 民この惡き吿を聞て憂へ一人もその妝飾を身につくる者なし |
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五 ヱホバ、モーセに言たまひけるはイスラエルの子孫に言へ汝等は項の强き民なり我もし一刻も汝の中にありて往ば汝を滅すにいたらん然ば今汝らの妝飾を身より取すてよ然せば我汝に爲べきことを知んと |
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六 是をもてイスラエルの子孫ホレブ山より以來はその妝飾を取すてゝ居ぬ |
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七 モーセ幕屋をとりてこれを營の外に張て營と遙に離れしめ之を集會の幕屋と名けたり凡てヱホバに求むることのある者は出ゆきて營の外なるその集會の幕屋にいたる |
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八 モーセの出て幕屋にいたる時には民みな起あがりてモーセが幕屋にいるまで各々その天幕の門口に立てかれを見る |
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九 モーセ幕屋にいれば雲の柱くだりて幕屋の門口に立つ而してヱホバ、モーセとものいひたまふ |
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一〇 民みな幕屋の門口に雲の柱の立つを見れば民みな起て各人その天幕の門口にて拜をなす |
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一一 人がその友に言談ごとくにヱホバ、モーセと面をあはせてものいひたまふモーセはその天幕に歸りしがその僕なる少者ヌンの子ヨシユアは幕屋を離れざりき |
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一二 玆にモーセ、ヱホバに言けるは視たまへ汝はこの民を導き上れと我に言たまひながら誰を我とともに遣したまふかを我にしらしめたまはす汝かつて言たまひけらく我名をもて汝を知る汝はまた我前に恩を得たりと |
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一三 然ば我もし誠に汝の目の前に恩を得たらば願くは汝の道を我に示して我に汝を知しめ我をして汝の目の前に恩を得せしめたまへ又汝この民の汝の有なるを念たまへ |
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一四 ヱホバ言たまひけるは我親汝と共にゆくべし我汝をして安泰にならしめん |
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一五 モーセ、ヱホバに言けるは汝もしみづから行たまはずば我等を此より上らしめたまふ勿れ |
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一六 我と汝の民とが汝の目の前に恩を得ることは如何にして知るべきや是汝が我等とともに往たまひて我と汝の民とが地のゥの民に異る者となるによるにあらずや |
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一七 ヱホバ、モーセに言たまひけるは汝が言るこの事をも我爲ん汝はわが目の前に恩を得たればなり我名をもて汝を知なり |
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一八 モーセ願くは汝の榮光を我に示したまへと言ければ |
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一九 ヱホバ言たまはく我わがゥの善を汝の前に通らしめヱホバの名を汝の前に宣ん我は惠んとする者を惠み憐まんとする者を憐むなり |
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二〇 又言たまはく汝はわが面を見ることあたはず我を見て生る人あらざればなり |
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二一 而してエホバ言たまひけるは視よ我が傍に一の處あり汝磐の上に立べし |
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二二 吾榮光其處を過る時に我なんぢを磐の穴にいれ我が過る時にわが手をもて汝を蔽はん |
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二三 而してわが手を除る時に汝わが背後を見るべし吾面は見るべきにあらず |
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出エジプト記 |
第三四章 |
一 玆にヱホバ、モーセに言たまひけるは汝石の板二枚を前のごとくに斫て作れ汝が碎きし彼の前の1枚にありし言を我その板に書さん |
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二 詰朝までに準備をなし朝の中にシナイ山に上り山の巓に於て吾前に立て |
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三 誰も汝とともに上るべからず又誰も山の中に居べからす又その山の前にて羊や牛を牧ふべからず |
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四 モーセすなはち石の板二枚を前のごとくに斫て造り朝早く起て手に二枚の石の板をとりヱホバの命じたまひしごとくにシナイ山にのぼりゆけり |
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五 ヱホバ雲の中にありて降り彼とともに其處に立ちてヱホバの名を宣たまふ |
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六 ヱホバすなはち彼の前を過て宣たまはくヱホバ、ヱホバ憐憫あり恩惠あり怒ることの遲く恩惠と眞實の大なる~ |
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七 恩惠を千代までも施し惡と過と罪とを赦す者又罰すべき者をば必ず赦すことをせず父の罪を子に報い子の子に報いて三四代におよぼす者 |
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八 モーセ急ぎ地に躬を鞠めて拜し |
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九 言けるはヱホバよ我もし汝の目の前に恩を得たらば願くは主我等の中にいまして行たまへ是は項の强き民なればなり我等の惡と罪を赦し我等を汝の所有となしたまへ |
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一〇 ヱホバ言たまふ視よ我契約をなす我未だ全地に行はれし事あらず何の國民の中にも行はれし事あらざるところの奇跡を汝の總躯の民の前に行ふべし汝が住ところの國の民みなヱホバの所行を見ん我が汝をもて爲ところの事は怖るべき者なればなり |
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一一 汝わが今曰汝に命ずるところの事を守れ視よ我アモリ人カナン人ヘテ人ぺリジ人ヒビ人ヱブス人を汝の前より逐はらふ |
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一二 汝みづから愼め汝が往ところの國の居民と契約をむすぶべからず恐くは汝の中において機檻となることあらん |
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一三 汝らかへつて彼等の祭壇を崩しその偶像を毀ちそのアシラ像を斫たふすべし |
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一四 汝は他の~を拜むべからず其はヱホバはその名を嫉妒と言て嫉妒~なればなり |
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一五 然ば汝その地の居民と契約を結ぶべからす恐くは彼等がその~々を慕ひて其と姦淫をおこなひその~々に犧牲をさゝぐる時に汝を招きてその犧牲に就て食はしむる者あらん |
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一六 又恐くは汝かれらの女子等を汝の息子等に妻すことありて彼等の女子等その~々を慕ひて姦淫を行ひ汝の息子等をして彼等の~々を慕て姦淫をおこなはしむるにいたらん |
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一七 汝おのれのために~々を鑄なすべからず |
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一八 汝無酵パンの節筵を守るべし即ち我が汝に命ぜしごとくアビブの月のその期におよびて七日の阮ウ酵パンを食ふべし其は汝アビブの月にエジプトより出たればなり |
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一九 首出たる者は皆吾の所有なり亦汝の家畜の首出の牡なる者も牛羊ともに皆しかり |
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二〇 但し驢馬の首出は羔羊をもて贖ふベし若し贖はずばその頸を折べし汝の息子の中の初子は皆贖ふべし我前に空手にて出るものあるべからず |
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二一 六日の間汝働作をなし第七日に休むべし耕耘時にも收穫時にも休むべし |
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二二 汝七週の節筵すなはち麥秋の初穗の節筵を爲し又年の終に收藏の節筵をなすべし |
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二三 年に三囘汝の男子みな主ヱホバ、イスラエルの~の前に出べし |
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二四 我國々の民を汝の前より逐はらひて汝lの境を廣くせん汝が年に三囘のぼりて汝の~ヱホバのまへに出る時には誰も汝の國を取んとする者あらじ |
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二五 汝わが犧牲の血を有酵パンとともに供ふべからず又逾越の節の犧牲は明朝まで存しおくべからざるなり |
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二六 汝の土地の初穗の初を汝の~ヱホバの家に携ふべし汝山羊羔をその母の乳にて煑べからず |
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二七 斯てヱホバ、モーセに言たまひけるは汝是等の言語を書しるせ我是等の言語をもて汝およびイスラエルと契約をむすべばなり |
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二八 彼はヱホバとともに四十日四十夜其處に居しが食物をも食す水をも飮ざりきエホバその契約の詞なる十誡をかの板の上に書したまへり |
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二九 モーセその律法の板二枚を己の手に執てシナイ山より下りしがその山より下りし時にモーセはその面の己がヱホバと言ひしによりて光を發つを知ざりき |
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三〇 アロンおよびイスラエルの子孫モーセを見てその面の皮の光を發つを視怖れて彼に近づかざりしかば |
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三一 モーセかれらを呼りアロンおよび會衆の長等すなはちモーセの所に歸りたればモーセ彼等と言ふ |
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三二 斯ありて後イスラエルの子孫みな近よりければモーセ、ヱホバがシナイ山にて己に吿たまひし事等を盡くこれに諭せり |
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三三 モーセかれらと語ふことを終て覆面帕をその面にあてたり |
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三四 但しモーセはヱホバの前にいりてともに語ることある時はその出るまで覆面帕を除きてをりまた出きたりてその命ぜられし事をイスラエルの子孫に吿ぐ |
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三五 イスラエルの子孫モーセの面を見るにモーセの面の皮光を發つモーセは入てヱホバと言ふまでまたその覆面帕を面にあてをる |
トーラ22部 |
出エジプト記 |
第三五章 |
一 モーセ、イスラエルの子孫の會衆を盡く集てこれに言ふ是はヱホバが爲せと命じたまへる言なり |
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二 即ち六日の間は働作を爲べし第七日は汝等の聖日ヱホバの大安息日なり凡てこの日に働作をなす者は殺さるべし |
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三 安息日には汝等の一切の住處に火をたく可らず |
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四 モーセ、イスラエルの子孫の會衆に徧く吿て言ふ是はヱホバの命じたまへるところの事なり |
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五 曰く汝等が有る物の中より汝等ヱホバに献ぐる者を取べし凡て心より願ふ者は其を携へきたりてヱホバに献ぐべし即ち一金銀銅 |
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六 紫紅の線麻糸山羊の毛 |
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七 赤染の牡羊の皮貛の皮合歡木 |
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八 燈油灌膏と馨しき香をつくる香物 |
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九 葱珩エポデと胸牌に嵌る玉 |
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一〇 凡て汝等の中の心に智慧ある者來りてヱホバの命じたまひし者を悉く造るべし |
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一一 即ち幕屋その天幕その頂蓋その鈎その版その木その柱その座 |
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一二 かの櫃とその杠贖罪所障蔽の幕 |
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一三 案子とその杠およびそのゥの器具供前のパン |
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一四 燈明の臺その器具とその盞および燈火の油 |
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一五 香壇とその杠灌膏馨しき香幕屋の入口の幔 |
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一六 燔祭の壇およびその銅の網その杠そのゥの器具洗盤とその臺 |
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一七 庭の幕その柱その座庭の口の幔 |
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一八 幕屋の釘庭の釘およびその紐 |
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一九 聖所にて職をなすところの供職の衣即ち祭司の職をなす時に用ふる者なる祭司アロンの聖衣および其子等の衣服 |
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二〇 斯てイスラエルの子孫の會衆みなモーセの前を離れて去しが |
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二一 凡て心に感じたる者凡て心より願ふ者は來りてヱホバへの献納物を携へいたり集會の幕屋とそのゥの用に供へ又聖衣のために供へたり |
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二二 即ち凡て心より願ふ者は男女ともに環釦耳環指環頸玉ゥの金の物を携へいたれり又凡て金の献納物をヱホバに爲す者も然せり |
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二三 凡て紫紅の線および麻絲山羊の毛赤染の牡羊の皮貛の皮ある者は是を携へいたり |
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二四 凡て銀および銅の献納物をなす者はこれを携へきたりてヱホバに獻け又物を造るに用ふべき合歡木ある者は其を携へいたれり |
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二五 また凡て心に智慧ある婦女等はその手をもて紡ぐことをなしその紡ぎたる者なる紫紅の線および麻絲を携へきたり |
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二六 凡て智慧ありて心に感じたる婦人は山羊の毛を紡げり |
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二七 又長たる者どもは葱珩をよびエポデと胸牌に嵌べき玉を携へいたり |
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二八 燈火と灌膏と馨しき香とに用ふる香物と油を携へいたれり |
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二九 斯イスラエルの子孫スんでヱホバに獻納物をなせり即ちヱホバがモーセに藉て爲せと命じたまひしゥの工事をなさしむるために物を携へきたらんと心より願ふところの男女は皆是のごとくになしたり |
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三〇 モーセ、イスラエルの子孫に言ふ視よヱホバ、ユダの支派のホルの子なるウリの子ベザレルを名指て召たまひ |
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三一 ~の靈をこれに充して智慧と了知と知識とゥの類の工事に長しめ |
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三二 奇巧を盡して金銀および銅の作をなすことを得せしめ |
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三三 玉を切り嵌め木に彫刻みてゥの類の工をなすことを得せしめ |
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三四 彼の心を明かにしてヘふることを得せしめたまふ彼とダンの支派のアヒサマクの子アホリアブ俱に然り |
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三五 斯智慧の心を彼等に充してゥの類の工事をなすことを得せしめたまふ即ち彫刻文織および紫紅の絲と麻絲の刺繡並に機織等凡てゥの類の工をなすことを得せしめ奇巧をこれに盡さしめたまふなり |
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出エジプト記 |
第三六章 |
一 偖ベザレルとアホリアブおよび凡て心の頴敏き人即ちヱホバが智書と了知をあたへて聖所の用に供ふるところのゥの工をなすことを知得せしめたまへる者等はヱホバの凡て命じたまひし如くに事をなすべかりし |
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二 モーセすなはちべザレルとアホリアブおよび凡て心の頴敏き人すなはちその心にヱホバが智慧をさづけたまひし者凡そ來りてその工をなさんと心に望ところの者を召よせたり |
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三 彼等は聖所の用にそなふるところの工事をなさしむるためにイスラエルの子孫が携へきたりしゥの献納物をモーセの手より受とりしが民は尙また朝ごとに自意の献納物をモーセに持きたる |
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四 是に於て聖所のゥの工をなすところの智き人等みな各々その爲ところの工をやめて來り |
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五 モーセに吿て言けるは民餘りに多く持きたればヱホバが爲せと命じたまひし工事をなすに用ふるに餘ありと |
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六 モーセすなはち命を傳へて營中に宣布しめて云く男女ともに今よりは聖所に獻納物をなすに及ばずと是をもて民は携へきたることを止たり |
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七 某はその有ところの物すでに一切の工をなすに足て且餘あればなり |
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八 偖彼等の中心に智慧ありてその工を爲るところの者十の幕をもて幕屋を造れりその幕は麻の撚糸と紫紅の絲をもて巧にケルビムを織なして作れる者なり |
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九 その幕は各々長二十八キユビトその幕は各寛四キユビトその幕はみな寸尺一なり |
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一〇 而してその幕五個を互に連ねあはせ又その幕五箇をたがひに連ねあはせ |
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一一 一聯の幕の邊においてその連絡處の端に色の襻を造り又他の一聯の幕の邊においてその連絡處にこれを造れり |
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一二 一聯の幕に襻五十をつくりまた他の一聯の幕の連絡處の邊にも襻五十をつくれりその襻は彼と此と相對す |
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一三 而して金の鈎五十をつくりその鈎をもてその幕を彼と此と相連ねたれば一箇の幕屋となる |
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一四 又山羊の毛をもて幕をつくりて幕屋の上の天幕となせりその造れる幕は十一なり |
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一五 その幕は各々長三十キユビトその幕はおのおの寛四キユビトにして十一の幕は寸尺同一なり |
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一六 その幕五を一幅に連ねまたその幕六を一幅に連ね |
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一七 その幕の邊において連絡處に襻五十をつくり又次の一連の幕の邊にも襻五十をつくれり |
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一八 又銅の鈎五十をつくりてその天幕をつらねあはせて一とならしめ |
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一九 赤染の牡羊の皮をもてその天幕の頂蓋をつくりてその上に貛の皮の蓋を設けたり |
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二〇 又合歡木をもて幕屋の竪板をつくれり |
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二一 板の長は十キユビト板の寛は一キユビト半 |
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二二 一の板に二の榫ありて彼と此と交指ふ幕屋の板には皆かくのごとく造りなせり |
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二三 又幕屋のために板を作れり即ち南に於は南の方に板二十枚 |
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二四 その二十枚の板の下に銀の座四十をつくれり即ち此板の下にも二の座ありてその二の榫を承り彼板の下にも二の座ありてその二の榫を承く |
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二五 幕屋の他の方すなはちその北の方のためにも板二十枚を作り |
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二六 又その銀の座四十をつくれり即ち此板の下にも二の座あり彼板の下にも二の座あり |
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二七 又幕屋の後面すなはちその西のために板六枚をつくり |
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二八 幕屋の後の兩隅のために板二枚宛をつくれり |
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二九 その二枚は下にて相合しその頂まで一に連なれり一箇の環に於て然りその二枚ともに是のごとし是等は二隅のために設けたる者なり |
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三〇 その板は八枚ありその座は銀の座十六座あり各々の板の下に二の座あり |
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三一 又合歡木をもて木を作れり即ち幕屋の此方の板のために五本を設け |
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三二 幕屋の彼方の坂のために木五本を設け幕屋の後すなはちその西の板のために木五本を設けたり |
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三三 又中間の木をつくりて板の眞中において端より端まで通らしめ |
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三四 而してその板に金を着せ金をもて之がために鐶をつくりて木をこれに貫き又その木に金を着たり |
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三五 又紫紅の絲および麻の撚絲をもて幕をつくり巧にケルビムをその上に織いだし |
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三六 それがために合歡木をもて四本の柱をつくりてこれに金を着せたりその鈎は金なり又銀をもてこれがために座四を鑄たり |
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三七 又紫紅の絲および麻の撚絲をもて幕屋の人口に掛る幔を織なし |
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三八 その五本の柱とその鈎とを造りその柱の頭と桁に金を着せたり但しその五の座は銅なりき |
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出エジプト記 |
第三七章 |
一 ベザレル合歡木をもて櫃をつくれりその長は二キユビト半その寛は一キユビト半、その高は一キユビト半 |
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二 而して純金をもてその內外を蔽ひてその上の周圍に金の緣を造れり |
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三 又金の環四箇を鑄てその四の足につけたり即ち此旁に二箇の輪彼旁に二箇の輪を付く |
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四 又合歡木をもて杠を作りてこれに金を着せ |
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五 その杠を櫃の旁の環にさしいれて之をもて櫃をかくべからしむ |
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六 又純金をもて贖罪所を造れりその長は二キユビト半その寛は一キユビト半なり |
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七 又金をもて二箇のケルビムを作れり即ち槌にて打て之を贖罪所の兩傍に作り |
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八 一箇のケルブを此方の末に一箇のケルブを彼方の末に置り即ち贖罪所の兩傍にケルビムを作れり |
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九 ケルビムは翼を高く展べ其翼をもて贖罪所を掩ひ其面をたがひに相向く即ちケルビムの面は贖罪所に向ふ |
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一〇 又合歡木をもて案を作れり其長は二キユビト其寛は一キユビト其高は一キユビト半 |
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一一 而て純金を之に着せ其周圍に金の緣をつけ |
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一二 又其四圍に掌寛の邊を作り其邊の周圍に金の小緣を作れり |
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一三 而て之が爲に金の環四箇を鑄其足の四隅に其環を付たり |
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一四 即ち環は邊の側に在て案を舁く杠を入る處なり |
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一五 而て合歡木をもて案を舁く杠を作りて之に金を着せたり |
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一六 又案の上の器具即ち皿匙杓及び酒を灌ぐ斝を純金にて作れり |
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一七 又純金をもて一箇の燈臺を造れり即ち槌をもて打て其燈臺を作れり其臺座軸萼節及び花は共に連る |
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一八 六の枝その旁より出づ即ち燈臺の三の枝は此旁より出で燈臺の三の枝は彼傍より出づ |
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一九 巴旦杏の花の形せる三の萼節および花とともに此枝にあり又巴旦杏の花の形せる三の萼節および花とともに彼枝にあり燈臺より出る六の枝みな斯のごとし |
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二〇 巴旦杏の花の形せる四の萼その節および花とともに燈臺にあり |
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二一 兩箇の枝の下に一箇の節あり又兩箇の枝の下に一箇の節あり又兩箇の枝の下に一箇の節あり燈臺より出る六の枝みな是のごとし |
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二二 その節と枝とは其に連れり皆槌にて打て純金をもて造れり |
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二三 又純金をもて七箇の燈盞と燈鉗と剪燈盤を造れり |
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二四 燈臺とそのゥの器具は純金一タラントをもて作れり |
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二五 又合歡木をもて香壇を造れり共長一キユビトその寛一キユビトにして四角なりその高は二キユビトにしてその角は其より出づ |
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二六 その上その四旁その角ともに純金を着せその周圍に金の緣を作れり |
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二七 又その兩面に金の緑の下に金の環二箇をこれがために作れり即ちその兩旁にこれを作る是すなはち之を舁ところの杠を貫くところなり |
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二八 又合歡木をもてその杠をつくりて之に金を着せたり |
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二九 又桾ィをつくる法にしたがひて聖灌膏と香物のCき香とを製れり |
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出エジプト記 |
第三八章 |
一 又合歡木をもて燔祭の壇を築けりその長は五キユビト其寛は五キユビトにして四角その高は三キユビト |
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二 而してその四隅の上に其の角を作りてその角を其より出しめその壇には銅を着せたり |
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三 又その壇のゥの器其すなはち壺と火鏟と鉢と肉又と火鼎を作れり壇の器はみた銅にて造る |
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四 又壇のために銅の網をつくりこれを壇の中程の邊の下に置ゑて壇の半に達せしめ |
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五 その銅の網の四隅に四箇の環を鑄て杠を貫く處となし |
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六 合歡木をもてその杠をつくりて之に銅を着せ |
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七 壇の兩旁の環にその杠をつらぬきて之を舁べからしむその壇は板をもてこれを空につくれり |
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八 また銅をもて洗盤をつくりその臺をも銅にす即ち集會の幕屋の門にて役事をなすところの婦人等の鏡をもて之を作れり |
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九 又庭を作れり南に於ては庭の南の方に百キユビトの細布の幕を設く |
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一〇 その柱は二十その座はニ十にして共に銅なりその柱の鈎および桁は銀なり |
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一一 北の方には百キユビトの幕を設くその柱は二十その座は二十にして共に銅なりその柱の釣と桁は銀なり |
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一二 西の方には五十キユビトの幕を設くその柱は十その座は十その柱の釣と桁は銀なり |
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一三 東においては東の方に五十キユビトの幕を設く |
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一四 而してこの一旁に十五キユビトの幕を設くその柱は三その座も三 |
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一五 又かの一旁にも十五キユビトの幕を設くその柱は三その座も三即ち庭の門の此旁彼旁ともに然り |
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一六 庭の周圍の幕はみな細布なり |
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一七 柱の座は銅柱の鈎と桁は銀柱の頭の包は銀なり庭の柱はみな銀の桁にて連る |
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一八 庭の門の幔は紫紅の絲および麻の撚絲をもて織なしたる者なりその長は二十キユビトその寛における高は五キユビトにして庭の幕と等し |
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一九 その柱は四その座は四にして共に銅その鈎は銀その頭の包と桁は銀なり |
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二〇 幕屋およびその周圍の庭の釘はみな銅なり |
トーラ23部 |
二一 幕屋につける物すなはち律法の幕屋につける物を量るに左のごとし祭司アロンの子イタマル、モーセの命にしたがひてレビ人を率ゐ用ひてこれを量れるなり |
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二二 ユダの支派のホルの子なるウリの子ベザレル凡てヱホバのモーセに命じたまひし事等をなせり |
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二三 ダンの支派のアヒサマクの子アホリアブ彼とともにありて雕刻織文をなし紫紅の絲および麻絲をもて文繡をなせり |
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二四 聖所のゥの工作をなすに用たる金は聖所のシケルにしたがひて言ばキ合二十九タラント七百三十シケルなり是すなはち献納たるところの金なり |
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二五 會衆の中の核數られし者の献げし銀は聖所のシケルにしたがひて言ば百タラント千七百七十五シケルなり |
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二六 凡て數らるゝ者の中に入し者即ち二十歲以上の者六十萬三千五百五十人ありたれば聖所のシケルにしたがひて言ば一人に一ベカとなる是すなはち半シケルなり |
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二七 百タラントの銀をもて聖所の座と幕の座を鑄たり百タラントをもて百座をつくれば一座すなはち一タラントなり |
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二八 又千七百七十五シケルをもて柱の鈎をつくり柱の頭を包み又柱を連ねあはせたり |
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二九 又獻納たるところの銅は七十タラント二千四百シケルなり |
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三〇 是をもちひて集會の幕屋の門の座をつくり銅の壇とその銅の網および壇のゥの器具をつくり |
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三一 庭の周圍の座と庭の門の座および幕屋のゥの釘と庭の周圍のゥの釘を作れり |
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出エジプト記 |
第三九章 |
一 紫紅の絲をもて聖所にて職をなすところの供職の衣服を製り亦アロンのために聖衣を製りヱホバのモーセに命じたまひしごとくせり |
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二 又金紫紅の絲および麻の撚絲をもてエポデを製り |
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三 金を薄片に打展べ剪て縷となしこれを紫紅の絲および麻絲に和てこれを織なし |
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四 又これがために肩帶をつくりて之を連ねその兩の端において之を連ぬ |
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五 エポデの上にありて之を束ぬるところの帶はその物同じうして其の製のごとし即ち金紫紅の絲および麻の撚絲をもて製る者なりヱホバのモーセに命じたまひしごとくなり |
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六 又葱珩を琢て金の槽に嵌め印を刻がごとくにイスラエルの子等の名をこれに鐫つけ |
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七 これをエポデの肩帶の上につけてイスラエルの子孫の記念の玉とならしむヱホバのモーセに命じたまひしごとし |
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八 また胸牌を巧に織なしエポデの製のごとくに金紫紅の絲および麻の撚絲をもてこれを製れり |
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九 胸牌は四角にして之を二重につくりたれば二重にしてその長半キユビトその濶半キユビトなり |
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一〇 その中に玉四行を嵌む即ち赤玉黃玉瑪瑙の一行を第一行とす |
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一一 第二行は紅玉玉金剛石 |
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一二 第三行は深紅玉白瑪瑙紫玉 |
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一三 第四行は黃豪ハ葱珩碧玉凡て金の槽の中にこれを嵌たり |
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一四 その玉はイスラエルの子等の名にしたがひ其名のごとくに之を十二になし而して印を刻がごとくにその十二の支派の各の名をこれに鐫つけたり |
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一五 又純金を紐のごとくに組たる鏈を胸牌の上につけたり |
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一六 又金をもて二箇の糟をつくり二の金の環をつくりその二の環を胸牌の兩の瑞につけ |
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一七 かの金の紐二條を胸牌の端の二箇の環につけたり |
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一八 而してその二絛の紐の兩の端を二箇の糟に結ひエポデの肩帶の上につけてその前にあらしむ |
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一九 又二箇の金の環をつくりて之を胸牌の兩の端につけたり即ちそのエポデに對ふところの內の邊にこれを付く |
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二〇 また金の環二箇を造りてこれをエポデの兩傍の下の方につけてその前の方にてその聯接る處に對てエポデの帶の上にあらしむ |
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二一 胸牌は紐をもてその環によりて之をエポデの環に結つけエポデの帶の上にあらしめ胸牌をしてエポデを離るゝことなからしむヱホバのモーセに命じたまひしごとし |
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二二 又エポデに屬する明衣は凡てこれをく織なせり |
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二三 上衣の孔はその眞中にありて鎧の領盤のごとしその孔の周圍に緣ありて綻びざらしむ |
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二四 而して明衣の裾に紫紅の撚絲をもて石榴を作りつけ |
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二五 又純金をもて鈴をつくりその鈴を明衣の裾の石榴の間につけ周圍において石榴の間々にこれをつけたり |
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二六 即ち鈴に石榴鈴に石榴と供職の明衣の裾の周圍につけたりヱホバのモーセに命じたまひしごとし |
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二七 又アロンとその子等のために織布をもて裏衣を製り |
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二八 細布をもて頭帽を製り細布をもて美しき頭巾をつくり麻の撚絲をもて褌をつくり |
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二九 麻の撚絲および紫紅の絲をもて帶を織なせりヱホバのモーセに命じたまひしごとし |
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三〇 又純金をもて聖冠の前板をつくり印を刻がごとくにその上にヱホバに聖といふ文字を書つけ |
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三一 之に紐をつけて之を頭帽の上に結つけたりヱホバのモーセに命じたまひし如し |
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三二 斯集會の天幕なる幕屋のゥの工事成ぬイスラエルの子孫ヱホバの凡てモーセに命じたまひしごとくに爲て斯おこなへり |
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三三 人衆幕屋と天幕とそのゥの器具をモーセの許に携へいたる即ちその釣その板その木その柱その座 |
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三四 赤染の牡羊の皮の蓋貛の皮の蓋障蔽の幕 |
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三五 律法の櫃とその杠贖罪所 |
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三六 案とそのゥの器具供前のパン |
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三七 純金の燈臺とその盞すなはち陳列る燈盞とそのゥの器具ならびにその燈火の油 |
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三八 金の壇灌膏香幕屋の門の幔子 |
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三九 銅の壇その銅の網とその杠およびそのゥの器具洗盤とその臺 |
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四〇 庭の幕その柱とその座庭の門の幔子その紐とその釘ならびに幕屋に用ふるゥの器具集會の天幕のために用ふる者 |
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四一 聖所にて職をなすとにろの供職の衣服即ち祭司の職をなす時に用ふる者なる祭司アロンの聖衣およびその子等の衣服 |
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四二 斯ヱホバの凡てモーセに命じたまひしごとくにイスラエルの子孫そのゥの工事をなせり |
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四三 モーセその一切の工作を見るにヱホバの命じたまひしごとくに造りてあり即ち是のごとくに作りてあればモーセ人衆を祝せり |
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出エジプト記 |
第四〇章 |
一 玆にヱホバ、モーセに吿て言たまひけるは |
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二 正月の元日に汝集會の天幕の慕屋を建べし |
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三 而して汝その中に律法の櫃を置ゑ幕をもてその櫃を障蔽し |
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四 又案を携へいり陳設の物を陳設け且燈臺を携へいりてその燈盞を置うべし |
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五 汝また金の香壇を律法の櫃の前に置ゑ幔子を幕屋の門に掛け |
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六 燔祭の壇を集會の天幕の幕屋の門の前に置ゑ |
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七 洗盤を集會の天幕とその壇の間に置ゑて之に水をいれ |
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八 庭の周圍に藩籬をたて庭の門に幔子を垂れ |
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九 而して灌膏をとりて幕屋とその中の一切の物に灌ぎて其とそのゥの器具を聖別べし是聖物とならん |
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一〇 汝また燔祭の壇とその一切の器具に膏をそゝぎてその壇を聖別べし壇は至聖物とならん |
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一一 又洗盤とその臺に膏をそゝぎて之を聖別め |
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一二 アロンとその子等を集會の幕屋の門lにつれきたりて水をもて彼等を洗ひ |
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一三 アロンに聖衣を着せ彼に膏をそゝぎてこれを聖別め彼をして祭司の職を我になさしむべし |
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一四 又かれの子等をつれきたりて之に明衣を着せ |
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一五 その父になせるごとくに之に膏を灌ぎて祭司の職を我になさしむべし彼等の膏そゝがれて祭司たることは代々變らざるべきなり |
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一六 モーセかく行へり即ちヱホバの己に命じたまひし如くに爲たり |
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一七 第二年の正月にいたりてその月の元日に幕屋建ぬ |
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一八 乃ちモーセ幕屋を建てその座を置ゑその板をたてその木をさしこみその柱を立て |
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一九 幕屋の上に天幕を張り天幕の蓋をその上にほどこせりヱホバのモーセに命じ給ひし如し |
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二〇 而してかれ律法をとりて櫃に藏め杠を櫃につけ贖罪所を櫃の上に琶ゑ |
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二一 櫃を幕屋に携へいり障蔽の幕を垂て律法の櫃を隱せりヱホバのモーセに命じたまひしごとし |
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二二 彼また集會の幕屋において幕屋の北の方にてかの幕の外に案を置ゑ |
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二三 供前のパンをその上にヱホバの前に陳設たりヱホバのモーセに命じたまひし如し |
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二四 又集會の幕屋において幕屋の南の方に燈臺をおきて案にむかはしめ |
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二五 燈盞をヱホバの前にかゝげたりヱホバのモーセに命じたまひしごとし |
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二六 又集會の幕屋においてかの幕の前に金の壇を居ゑ |
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二七 その上に馨しき香を焚りヱホバのモーセに命じたまひしごとし |
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二八 又幕屋の門に幔子を垂れ |
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二九 集會の天幕の幕屋の門に燔祭の壇を置ゑその上に燔祭と素祭をさゝげたりヱホバのモーセに命じたまひし如し |
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三〇 又集會の天幕とその壇の間に洗盤をおき其に水をいれて洗ふことの爲にす |
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三一 モーセ、アロンおよびその子等其につきて手足を洗ふ |
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三二 即ち集會の幕屋に入る時または壇に近づく時に洗ふことをせりヱホバのモーセに命じたまひしごとし |
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三三 また幕屋と壇の周圍の庭に藩籬をたて庭の門に幔子を垂ぬ是モーセその工事を竣たり |
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三四 斯て雲集會の天幕を蓋てヱホバの榮光幕屋に充たり |
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三五 モーセは集會の幕屋にいることを得ざりき是雲その上に止り且ヱホバの榮光幕屋に盈たれぱなり |
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三六 雲幕屋の上より昇る時にはイスラエルの子孫途に進めり其途々凡て然り |
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三七 然ど雲の昇らざる時にはその昇る日まで途に進むことをせざりき |
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三八 即ち晝は幕屋の上にヱホバの雲あり夜はその中に火ありイスラエルの家の者皆これを見るその途々すべて然り |
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Office Murakami |